応募倍率約6倍!激戦続く都立「中学受検」

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1月21日に東京都教育委員会から、平成31年度(2019年度)東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)が発表されました。都立中10校の平均倍率は約6倍、近年同様の高倍率です。激戦続く都立中高一貫校の「中学受検」。2016年から2019年の4年間のデータを比較し、昨今の動向を探ってみました。

都立中高一貫校、応募倍率2016~2019年(1月21日時点)

学校名 種別 2016年 2017年 2018年 2019年
応募者数 倍率 応募者数 倍率 応募者数 倍率 応募者数 倍率
小石川中等教育学校 中等教育 1,018 6.57 998 6.44 1,039 6.70 1,032 6.66
白鷗高等学校附属中学校 併設型 980 6.81 946 6.57 958 7.37 932 7.17
両国高等学校附属中学校 併設型 1,003 8.36 820 6.83 772 6.43 812 6.77
桜修館中等教育学校 中等教育 1,074 6.71 988 6.18 931 5.82 976 6.10
富士高等学校附属中学校 併設型 593 4.94 653 5.44 603 5.03 572 4.77
大泉高等学校附属中学校 併設型 877 7.31 809 6.74 852 7.10 769 6.41
南多摩中等教育学校 中等教育 894 5.59 787 4.92 842 5.26 909 5.68
立川国際中等教育学校 中等教育 722 5.55 738 5.68 649 4.99 608 4.68
武蔵高等学校附属中学校 併設型 583 4.86 534 4.45 535 4.46 593 4.94
三鷹中等教育学校 中等教育 1,061 6.63 976 6.10 956 5.98 1078 6.74
10校の平均倍率   6.34   5.94   5.92   6.02

参照元:平成31年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況(一般枠募集及び特別枠募集)、および 過去の応募状況(過去5年分)

昨年2018年の都立中高一貫校の倍率をみると、白鷗高附属中では、前年と比較すると倍率が急上昇しています。その理由は、帰国生入試を開始したためで、一般枠は帰国枠募集による募集定員減の影響と考えられています。また、2017年に東京大学の合格者6名を輩出した大泉高附属中や、難関大学の合格者数が増加した南多摩中も倍率が上がりました。
参照元:都立中受検の手引き2018年度都立中入試概況、倍率の動向

2019年では、応募倍率が0.3ポイント以上上昇している学校は、両国高附属中、南多摩中、武蔵高附属中、三鷹中です。

都立「併設型」で高校の生徒募集を停止!?

昨年11月に発表された都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)(案)の骨子について(概要)によると、併設型の学校で「高校段階での生徒募集を停止するとともに、中学校段階からの高い入学ニーズを踏まえ、中学校段階での生徒募集の規模の拡大を含めて検討」とあります。

また、学校配置として、立川国際中等教育学校への附属小学校の設置や、専門高校として新国際高校(仮称)の設置が明記されています。

このような動きがありますので、来年以降の都立中高一貫校受検の動向にも注目が集まることでしょう。


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