中学受験塾の先生方による座談会!やってみて分かったオンライン授業のメリットとデメリットとは

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inter-edu’s eye
いつも忙しい塾の先生方。ライバルである他塾の先生と話をするような機会はなかなかありません。しかし今回、エデュナビの企画で、所属が異なる中学受験塾の先生方による座談会が実現しました!
「座談会をとても楽しみにしていた」とおっしゃるお三方。各塾での新型コロナウイルスの感染予防対策や、受験生・保護者との向き合い方、そして気になる2021年の中学入試についてお話をうかがいました。

座談会の参加者

進学塾Musashi 塾長 長谷川 学先生

進学教室アントレ 教室長 柏原 大夢先生

西郡学習道場お茶の水校 道場長 田口 敬二先生

コロナ禍でオンライン授業が必然的にスタート。さまざまなやり方を模索中

インターエデュ(以下:エデュ): 3月2日に出された臨時休校要請によって、先生方の塾でもさまざまな対応を取られたと思います。さらに続いて「緊急事態宣言」も発令されました。この間、塾ではどのような対応をされたのか、また解除後の現在の状況についても教えてください。

長谷川先生
進学塾Musashi 塾長 長谷川 学先生
講師歴は25年。大手進学塾から6年前独立し進学塾MUSASHIを開校。
指導科目:中学受験では国語、社会、中高一貫(文系)

長谷川先生: 現場での新型コロナ対策としては、消毒液の設置、机やいすの消毒、手洗いの励行をしています。授業の方は3月初旬より、1クラスあたり6人以下に分割して授業を行う「少人数指導」を始めました。しかし、緊急事態宣言後は対面授業ができなくなってしまったので、YouTube またはZoomによる映像配信授業に切り替えました。緊急事態宣言が解除された現在は、対面授業を再開しつつZoomでの授業配信を続け、ご家庭の方針によって受講方法を選べるように対応しています。

柏原先生
進学教室アントレ 教室長 柏原 大夢先生
講師歴は12年。中学受験経験者。2008年より現職。
指導科目:算数、理科

柏原先生: 弊社は3月2日の休校要請のタイミングで全ての授業をいったん停止しました。というのも、1クラスあたりの人数が多く、6人以下での授業運営が物理的に難しかったためです。その間は長谷川先生のところと同じように、授業の動画を撮影してYouTubeで配信していました。それと同時にアンケートも実施し、「今後の授業のやり方」についての意見を集めました。その結果をもとに、現在では対面もしくは動画配信の選択制で対応しています。

配信授業は開始当初からステップアップを重ね、YouTube→iPad→GoogleClassroomと、塾から生徒さんへ一方的な配信だった授業を、双方向性の授業に進化させました。

現在は9割程度の生徒が対面授業に戻ってきています。対面授業での安全性を確保するため、席の間引き、机やいすの消毒、手洗い、窓を開けての換気、登校・授業中のマスク着用などを徹底しています。

田口先生
西郡学習道場お茶の水校 道場長 田口 敬二先生
高校数学講師から海外塾での講師を務め12年前から現職に。
指導科目:国語 数学・算数、理科

田口先生: 当塾ではグループの方針で学校休校となった当初から現在でも対面授業をやめています。その代替として、Zoomに「自学室」という場(会議室)を設け、当塾の生徒であれば自由にアクセスでき、いつでも講師に質問ができるようにしています。

授業はオンラインで、パワーポイントで作成したスライドでの授業を行っています。しかし、ライブ配信のみだと、途中で離脱してしまう、通信などの不具合で映像が見られなくなるという場合もあります。ですから、後からでも見られるようにオンデマンド方式でも配信しています。遠方から通っている子も多いことや、教室の大きさなど物理的な問題もあるため、夏休み中の授業もこのままオンラインで行う予定です。