祖父母の教育費贈与非課税について:エデュママリサーチ第6回

子どもの教育費、両親からのサポートをどう考える?2013年4月30日

新入学、新学期の季節。我が子の成長を喜ぶ反面、これからどれだけ教育にお金がかかるのだろう…と不安な気持ちにもなりますよね。
文部科学省の教育費に関するデータによると、幼稚園から大学まですべて国公立に通わせた場合には約800万円、すべて私立の場合には約2,500万円もの費用が必要になるそうです。加えて、習い事に塾…どうしても両親に頼らざるを得ない場面もあるかもしれません。
さて、今年の4月、祖父母が孫に渡す教育資金の贈与1,500万円までを非課税にする制度が創設されたのをご存じでしょうか? すでに検討を進められている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回、両親からの教育費サポートに関するリサーチを行いました。

エデュママの約4割は両親からの援助あり

Q.これまでお子さまの教育資金についてご両親からのサポートはありましたか?

お子さまの教育資金について、ご両親からのサポートに関するアンケート結果グラフ

「エデュちょこっとアンケート」で行った調査によると、約4割が両親からのサポートを受けており、その金額はまちまち。 なかでも、1,000万円以上あったと回答した方が全体の5%もいらっしゃいました! またその使い道ですが、入学祝いとしての制服代・教科書代と比較的少額なものから、塾・家庭教師代、学費などの継続的に大きな費用が発生するものまで、さまざまな回答をいただきました。

祝い金としてなら気持ちよく受け取れますが、お金がかかる教育費となると、両親との相談が必要となり、関係悪化につながるのでは…と心配される方も多いことでしょう。当サイト掲示板でも、援助を受けるにあたってのアドバイスを求めるスレッド【2917153】学費・住宅取得等で親から援助を受けた方、教えてくださいで、さまざまな意見のやりとりが行われています。金額が大きいだけに、トラブルに発展しないような心がけも必要ですよね。

実際に援助したいと思っている祖父母の方も!

家族

両親から教育費のサポートの話があればいいけど、自分から話をするのはちょっと気が引けますよね。でも実は言わないだけで、両親には援助したいという気持ちがあるのかもしれません。
株式会社電通の育Gプロジェクトによる「教育資金贈与非課税制度」に対する祖父母の意識調査では、祖父母の45%が孫の教育費について贈与意向があり、贈与希望額は平均482万円という結果がでています。共働きの家庭が増え、退職を迎えた祖父母が育児を手伝う「孫育て」が注目を浴びる昨今、両親と協力し合い、子育てをしていく形もまた見直されてきています。教育資金に関しても相談を持ちかけてみれば、すんなり話が進むかもしれませんよ!

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