小学一年生の「なりたい職業」と「その親の夢」:エデュママリサーチ第11回

ピッカピカ小学一年生の「なりたい職業」と「その親の夢」2013年7月9日

◆1位は男女とも15年間変化なし

化学繊維メーカーのクラレが毎年実施している「新小学1年生の将来就きたい職業」アンケートの結果が発表されました。

順位男の子女の子
1位 スポーツ選手 パン・ケーキ屋・お菓子屋
2位 警察官 芸能人・タレント・歌手
3位 TV・アニメキャラクター 保育士
4位 運転士・運転手 花屋
5位 消防士 看護師

<男の子編>
男の子の1位は15年連続で「スポーツ選手」。2位「警察官」も人気職業の常連ですが最近とくに人気度がアップ。そして3位が「TV・アニメキャラクター」。架空のヒーローを夢見る子どもは年々増えているようで、中でも仮面ライダーが人気。

<女の子編>
女の子は、「パン・ケーキ・お菓子屋」がやはり15年連続1位、しかも3人に1人が「なりたい」というほどの圧倒的な支持率。次いで2位「芸能人・タレント・歌手」、3位「保育士」は人気上昇中、逆に4位「花屋」と5位「看護師」はランクダウン。ベスト10常連だった「教員」は徐々に下降して、ついに12位になってしまいました。

◆親はやっぱり「安定してほしい」

それでは小学一年生の親の「将来ついてほしい職業」は?
同調査の結果では、男の子は1位「公務員」、2位「スポーツ選手」、3位「医師」。このベスト3は過去22年間微動だにしていません。女の子に対しては不動の1位が「看護師」、次いで人気上昇中の「薬剤師」が2位で、3位「公務員」と並ぶ人気職業となりました。ちなみに「薬剤師」は、男の子でも9位に入り注目度を高めています。
「スポーツ選手」を除くと、親は小学一年生の段階で、すでに現実的な職業を願っているようです。

◆「なりたい職業がない」ときは、どうしたら?

未来ある子どもたち

インターエデュ掲示板に、「なりたい職業がなさそう」とわが子のようすを心配するお母さまのスレッドが立ち、さまざまな意見が寄せられています。
また、インターエデュ以外でも話題にあがることが多いのが「13歳のハローワーク」。子どものうちからさまざまな職業を知っておこうという主旨のサイトです。

日常の中でいろいろな職業の人に出会うのが難しくなっている今、このようなWEBサイトを見たり、親がなんらかの形で意識的に、さまざまな職業があることを子どもに知らせることも必要なのかもしれませんね。

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