男子校フェスタで聞きました! 中学校の昼食は何が良い? 本音で行きたいのは、男子校or共学校?

inter-edu’s eye
去る6月9日に日本大学豊山高等学校・中学校で開催された男子校フェスタ
このイベントに協賛していたインターエデュでも、ボードゲームなどを置いた無料休憩スペースの提供、男の子の保護者のみなさまに読んでもらいたい、エデュナビ編集長のおすすめBOOKの展示、7月にスタートする新事業、「Edu Tech School」の無料体験授業など、さまざまな形でこのイベントに参加してきました。
その中でも今回は、大盛況だったシールアンケートの模様をレポートします。

その場で家族会議勃発も?!本音トーク続出のシールアンケート

開始から3時間の時点での途中経過です。

男子校フェスタにご来場の親子に楽しんでいただきたい――そんな想いから、今回、エデュナビ編集局では2つのシールアンケートを用意しました。

アンケートのお題は2つ。「中学校のお昼ご飯は何が良い?」と「本音で行きたいのはどっち?」です。どちらも気軽に答えられる設問ですが、タイミングによってはシール待ちの列ができる時も。 テレビなどでおなじみのシールアンケートなので、特に小さなお子さまはワクワクしながら参加してくださりました。

それでは、気になるそれぞれのアンケートの結果について見ていきましょう。

親子で意見が割れた! 中学校の昼食は何が良い?

「中学校のお昼ご飯は何が良い?」というアンケートの選択肢は、「お弁当」「給食」「学食を併用」の3つ。

お子さま:「学食って何?」
お母さま:「学校の中にレストランみたいなのがあって、そこで注文したものが食べられるってこと。お弁当の日と、レストランの日が選べるんだよ」。
お子さま:「併用って何?」
お母さま:「両方OKってことだね」。

中には、選択肢の言葉を巡ってちょっとした語彙のお勉強が始まるご家庭もありました。

最終的な結果は以下の通りです。

回答数は、子ども…284人、親…276人、合計560人

子どもの希望は「お弁当→学食と併用→給食」という順だったのに対し、保護者の回答は真逆の、「給食→学食と併用→お弁当」となりました。
やはり毎日のこととなると、保護者の方にとって、特に働いているお母さまなど、お弁当作りは負担に感じてしまうようです。

一方でお子さまは、やっぱり保護者の方の手作りのお弁当が嬉しいんですね。
「ママのお弁当美味しいもん!」「え〜〜〜!! 嬉しいけど……でもママは給食っ!」なんて会話がよく飛び交っていました。

お弁当のシール欄は、写真のように真っ黄色!「お弁当」と答えた保護者はわずか5人という結果になりました。

お弁当を選んだ保護者の方に理由を聞いてみると、
お父さま:「ついでに僕の弁当も作ってほしいから(笑)」
お母さま:「アレルギーがあるので」
お母さま:「やっぱり自分の手で作ってあげたい」
お父さま:「自分の仕事用のお弁当を作っているので」
といった声が。

アンケートが親子の会話のきっかけになっていました。

また、やや少数派の「給食」を選んだ子どもたちの声には、「お母さんが大変そうだから」という親を思い遣ったもののほか、「お弁当は好きなものにしてもらえるけど、そのぶん栄養が偏るかもしれないから」、「お弁当を持っていくと荷物が増えて大変だから」、「夏場は危ないから」などの意見がありました。小学生としてはかなりしっかりとした意見が多く、ご家庭での日ごろの会話もしっかりできているのだな、と感心させられました。

    

場所が男子校フェスタだけに納得の結果!「本音で行きたいのはどっち?」

一方の「本音で行きたいのはどっち?」のアンケートでは、親子とも、「男子校→こだわらない→共学校」の順にシールが貼られました。アンケートを行った場所が男子校フェスタの会場内ということもあり、こちらは順当な結果といえるでしょう。

最終的な結果は以下の通りです。

回答数は、子ども…259人、親…275人、合計534人

シールを貼ってくれた方に、理由を尋ねてみたところ、いろいろと興味深いお話を聞かせていただくことができました。その一部を紹介します。

「男子校」を選んだ子ども

「女子がいると、楽しく盛り上がっているときに文句を言われるから」
「男子だけのほうが、本音が出せる」
「志望校が男子校だから」
「クラスの女子たちがマジで怖いから」

子どもたちの声としては、迷わず「男子校」を選んだ子ども以外は、「受かればどっちでもいい」「なんとなく」など、あまり強い理由があるわけでもない様子でした。

一方で、「男子校」を選んだ子どもの発言からは、冗談めかしつつも女子に対する劣等感や苦手意識のようなものが感じられました。そういったタイプのお子さまは、まさに男子校フェスタに参加していたような学校に進学すれば、のびのびと自分らしい学校生活を送れるのかも知れませんね。

「男子校」を選んだ保護者

お父さま:「自分が男子校出身で、とても良かったから」
お母さま:「男の子って、何を考えてるのかよくわからなくて、男子校の先生に預けたら安心な気がするから」

「共学校」を選んだ保護者

お父さま:「やっぱり恋とかもできたほうが良いんじゃないかと」
お母さま:「コミュニケーション能力を身につけてほしいから」

「こだわらない」を選んだ保護者

多数:「男子校でも共学でも、ご縁があったところに行ければ……」
お母さま:「息子が自分らしく過ごせるならこだわりはない」
お父さま:「それぞれに良さがあるから一概に言えない」

どの選択肢を選んだ保護者の方からも共通して伝わってきたのは、「わが子に幸せな中学・高校生活を送ってほしい」という願いでした。せっかくの休日、しかも足元の悪い中、それでも進学先を検討するために訪れたみなさまなので、当然といえば当然なのかもしれませんが。

シールアンケートを振り返って

自分が貼ったシールアンケートのその後を見に来てくださる方がいらっしゃったり、男子校フェスタに参加していた学校の先生方が様子を見にいらしてくださったり、今回の試みは予想以上に大成功だったのではないかと思います。
シールアンケートの写真をスマートフォンに収めながら、「給食にしたほうが、生徒が集まるかなあ……?」と真剣に悩んでいる学校関係者の方もちらほら。

シールを貼りながら、「え~! そっちなの?!」などと笑い合ったり、シールの分布を見て驚いたり共感したり……。シールアンケートコーナーの前では、終日、楽しく和やかな時間が流れていました。
「せ~の!」と親子で貼ったシールでお互いの本音を出し合えたことがきっかけに、より幸せな選択ができた……そんなご家族が一組でもいらっしゃったら嬉しく思います。

シールアンケートの最終結果。貼られたシールの数、延べ1,094枚!

また、声をかけさせていただいた親子の会話の端々から、保護者のみなさまがわが子に注ぐ深い愛情を感じました。私たちインターエデュとしても、これからもしっかり「未来の子どもたちへできること」をやっていかなければ……! そう、思いを新たにした1日でした。

さまざまに見て回りたいイベントがある中で、わざわざ足を止めてアンケートにご協力くださったみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!


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