ママの手助けゼロ!?フェリス女学院から東大へ!丹羽杏奈さんインタビュー

東大・京大生が育つまで
2015年12月17日

第51回 ママの手助けゼロ!?フェリス女学院から東大へ!

inter-edu’s eye
中学受験にママの手助けは必須!というのが一般的ですが、なんと今回取材した丹羽さんは、塾に入れてくれた以外、まったくサポートがなかったそうです。では一体どうやって、フェリス女学院と東大に合格できたのでしょうか?その秘密を探っていきます。

塾に入れてくれた以外サポートゼロ?

本人もびっくりするぐらい、口出しなし!

丹羽杏奈さん1

【丹羽杏奈さん プロフィール】
・フェリス女学院中学校・高等学校出身
・東京大学教養学部理科I類1年
・家族構成:父・母・姉・兄

エデュ:中学受験を決めたきっかけは何ですか?

丹羽さん:元々小学校4年生から日能研に入っていたのですが、とても楽しくて、気づいたら受験していました。塾では学校の校風も教えてくれるので、ある程度絞ってから文化祭などに行き、フェリス女学院中学校・高等学校を受験しました。

エデュ:なぜフェリス女学院中学校・高等学校に決めたのですか?

丹羽さん:まず校舎がとてもきれいで、生徒に道を聞いたときも親切に教えてくれたりしてくれて、雰囲気がとても良く、この学校に行きたいと思いました。

エデュ:何年生のときに、受験校を決めましたか?

丹羽さん:小学校5年生から何となく決めていましたが、6年生のときに塾で学校別対策授業があって、その頃には完全に1校に絞っていました。

エデュ:中学受験時、親御さんのサポートはありましたか?

丹羽さん:自分が色々親に言われるのが、嫌だったというのもありますが、びっくりするぐらい何もありませんでした。成績についても一度も言われませんでしたし、私の希望通りにしてくれたのは、本当に感謝しています。

エデュ:なるほど、珍しい例ですね。受験校に関しても何も言われませんでしたか?

丹羽さん:そうですね、とくに何も言われませんでした。ただ実は、私立小学校受験をしているので、教育に対して興味がなかったという訳ではないと思います。私の性格を知っていてあえて、放任してくれていたと思っています。

エデュ:ご家庭での勉強はどのようにされていましたか?

丹羽さん:塾の宿題はほとんどありませんでした。毎週末に塾のテストがあったので、それに備えて復習をするというのが中心でしたね。あと、今はやっていませんが、テレビの『平成教育委員会』で、実際に私立中学で出題された問題を解いてみたり、クイズ番組で勉強していました。

自由奔放に合格まで一直線!

丹羽杏奈さん2

エデュ:受験当日の手ごたえはいかがでしたか?

丹羽さん:試験と面接を受けたのですが、試験は無心で受けて、面接は緊張してあまり覚えていないです。「ああやっと終わったな」というのが率直な感想ですね。

エデュ:合格まで挫折したり、モチベーションが下がることはありませんでしたか?

丹羽さん:なかったですね。塾は本当に楽しかったです。日能研は順位を貼り出すんですけど、最初は低くても、頑張って良い成績を出して順位が上にあがると嬉しかったので。性格もあると思いますが、努力したものが目に見えるのはモチベーションに関わりますね

エデュ:受験生ということで、我慢していたことはありますか?

丹羽さん:塾がある日は、放課後に友達と遊べなかったことぐらいですね。あまり受験ということで制限もなく、自由にやっていたと思います。

受験時、これが成功したポイント

モチベーションを保てる環境に合ったことですね。中学受験時は、とくにこの教科が特別苦手だったというのもなかったので。塾と家庭の環境が私に合っていたのが、大きかったと思います。

受験時、もっとこうしていたら…

中学受験では塾も楽しく通えたので、とくにありません。母が私の性格を良く分かっていたので成功できたのだと思っています。逆にここを理解してもらえていなかったら、厳しい結果になっていたかもしれません。

受験合格のカギは苦手教科と友達になること?

進路が定まらない→東大へ

丹羽杏奈さん3

エデュ:第一志望のフェリス女学院に入学して、どうでしたか?

丹羽さん:明るい子が周りに多くて、受験の開放感から中学1年生のときは遊んでばかりいました。部活はバスケットボール部に入っていたのですが、朝練があったり、人数が多くて熾烈なレギュラー争いがあったりして。今思い返しても、楽しい反面きつかったですね。

エデュ:印象に残っている、授業はありますか?

丹羽さん:高校1年生から3年生までの物理の授業が分かりやすくて、面白かったです。どちらかというと文系なのですが、一番印象に残っています。

エデュ:東大を目指そうと思ったきっかけは何でしょうか?

丹羽さん:東京医科歯科大学、慶應の薬学部、早稲田、東大のオープンキャンパスに参加しました。 どの学校も魅力的だったのですが、東大の進振制度(※1年生と2年生の途中までの成績を元に、3年生からの進学先を決めることができる制度)が一番魅力的でした

私自身が、まだ将来何をやりたいのか決まっていなかったので、大学に入学してから、授業を受けて本当にやりたいことを見つけられる進振制度のある東大を選びました。

エデュ:大学受験時も親御さんのサポートはなかったんですか?

丹羽さん:中学受験同様、ありませんでした。優しく見守ってくれていたんだと思います。

合格のカギは接する時間に比例

エデュ:現役受験の結果はいかがでしたか?

丹羽さん:前期日程は駄目でしたが、後期日程で合格することができました。前期を失敗してしまったのは、単純に勉強不足だったのが、原因だと思います。塾にも通っていたのですが、数学が最後まで苦手で…結局克服できませんでした。数学は、たくさん解いて、発想を養うことが必要なのですが、その部分の努力が足らなかったのが駄目でしたね

エデュ:なるほど、苦手教科がある受験生に対してアドバイスはありますか?

丹羽さん:その教科を好きになることが一番の近道だと思います。そのためには、毎日少しずつでもいいので勉強して、接する時間を増やすことが重要ですね。これは、人付き合いと同じです。

丹羽さんからのメッセージ

中学受験では、いかに勉強を楽しいと思えるかどうかが重要だと思います。やっぱり小学生の頃は遊びたいと思いますし…あとは、親だからこそはっきり思っていることを伝えることも必要ですし、言われた側はそれをしっかり受け止めることも大切ですね。

丹羽さんイチオシ! 大学受験に役に立ったオススメ参考書

  オススメの参考書はありませんが、大学の過去問は早くやるべきだと思います。問題傾向などが掴めるので、一番初めに見るのをおすすめします。(丹羽さん)

ココがポイント!

柔らかい印象の中に、はっきり物事を伝える強い意志が丹羽さんにはありました。放任というとマイナスのイメージがあるかもしれませんが、人によっては、それがプラスに働くことが受験に関してもあるのだなと感じました。

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