東大生のママにインタビュー!地頭を鍛えるコツは真似にあり?

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今回は番外編第二弾として、「舌を噛みすぎて味覚を失った…両国から東大!」でお話をうかがった、大村萌菜美さんのお母さまにインタビュー。萌菜美さんはインタビュー時に、「母のサポートはとくになかった」と話されていましたが、実際にはどうだったのでしょうか? 幼少時の接し方、中学受験のエピソードなどインタビューしてきました。

読書好きになる子は環境が違う?【幼少時~中学受験編】

現役東大生・大村萌菜美さんってどんな人?
東京都立両国高等学校・附属中学校出身。現在は、東京大学教養学部前期課程類文科三類1年です。将来は国連で働くのが目標。
記事はこちら→「舌を噛みすぎて味覚を失った…両国から東大!」

子どもの得意技で地頭を鍛える

お母さま正面
【大村真紀子さん プロフィール】
・東京都江戸川区在住
・快く今回のインタビューに
応じてくれました。

エデュ:まず萌菜美さんの幼少時についておうかがいしたいのですが、どんなお子さまでしたか?

お母さま:幼稚園ぐらいの時からでしたが、とにかく読書が好きな子。そしてよくお手伝いをしてくれていましたね。

エデュ:読書習慣は地頭を鍛えることにもつながりますよね。意識して、好きにさせようとしていたのですか?

お母さま:読書に関しては読み聞かせをしてはいましたが、一番は環境だったと思います。主人も私の父も読書が好きでよく読んでいたので、それを見て無意識に真似していたというのもあるかなと。

お手伝いも、私が上履きを洗ったり、お弁当を作っているのを見て自分でやりたくなったんだと思います。

エデュ:子どもは大人の真似をしますからね。習い事は何かされていましたか?

お母さま:小さい頃は喘息持ちだったので、水泳教室に通わせていました。あとは習い事ではありませんが、運動が苦手だったので、自宅に鉄棒を買って、逆上がりの練習もしていましたね。


受験に失敗しても、どしっと構えるべき?

お母さま2

エデュ:中学受験をさせようと思ったきっかけは何でしょうか?

お母さま:本当の最初のきっかけは、地元の公立中学校を見せに行ったときに、娘が「ここには通いたくない!」と言い出したことです。この時は中学受験はまったく意識していなかったのですが、勉強するのが楽しくなってきたことと、2人で学校見学をして「両国に通いたい!」と思ったので受験を決めました。

エデュ:東京都立両国高等学校・附属中学校は難関校ですが、どういったサポートをされていましたか?

お母さま:塾の送り迎え、お弁当作りですね。基本的に勉強をマンツーマンでやるということはなく、何か質問があれば主人が答えるという感じでした。

塾での宿題が多く、ピリピリしていたこともあり、家ではなるべく普通に過ごさせてあげようと思っていたので、「一度も勉強しなさい!」とは言いませんでした。

エデュ:今だからいえる失敗エピソードなどはありますか?

お母さま:中学受験に関してはとくにありません。娘自身としては5校受けた中の何校か落ちて、トイレで泣いていたようですが、私も一緒に感傷に浸ってしまうとまずいかなと思い、どしっと構えていたのが良かったかなと思います。

お母さまから見た中学受験成功のカギ
地頭を活かした受験校を選んだことと、色々手を出さず、塾で言われたことをコツコツやってきたことだと思います。

娘のために早朝からお弁当作りを【中学入学後~東大受験編】

東大は特別な家庭ばかりではない?

お母さま3

エデュ:以前のインタビューで萌菜美さんは、「将来は国連で働きたい!」と話されていましたが、いつ頃この目標を持つようになったのでしょうか?

お母さま:中学校のときに、江戸川区でやっている、「青少年の翼」事業という企画の1つで2週間オーストラリアに行ったことがきっかけですね。そこで海外に興味を持ち、難民の子の本を読んだりして、今の目標を持ったようです。

エデュ:それがきっかけになったのですね。東大合格を目指し、苦労されたことは何でしょうか?

お母さま:娘は朝5時~6時ぐらいに家を出て、学校で勉強していたのですが、それに合わせてのお弁当作りは大変でした。ただ本人が努力をしながら勉強しているのを考えると、苦にはなりませんでしたね。

エデュ:念願の東大入学。今の萌菜美さんを見て感じることはありますか?

お母さま:すごく楽しそうですね。東大に入る前は、家がお金持ちで勉強ばかりしてきた子が多いのでは?と思っていましたが、全然そんなことなくて。同じように海外で活躍したいという子も多いようなので、毎日面白いと娘も話しています。

エデュ:最後に、これから萌菜美さんにはどんな人になってほしいとお考えですか?

お母さま:娘は不器用ながらもリーダーシップをとるタイプなので、そこを活かし、皆と一緒になって何かをやり、人の役に立つような人になってほしいです。

編集部から見たポイント

実は、インタビューの開口一番、大村さんは「私は特別なことはしていないので、参考になるか分かりませんよ」と話されていました。でもお話しを聞いているうちに、ストレスを溜めないように「勉強しなさい!」と言わないなど、子どものことをちゃんと考え、勉強をしやすい環境を、無意識のうちに作り出していたのだという印象を受けました。教育とは、「特別」なことだけでなく、子どものことを考えた「自然」なことも大切だと感じました。