え?東大を受けないの?と聞かれるのが筑駒?! 福島皓平さん

inter-edu’s eye
今回インタビューに応じてくれた福島さんは、前回取材に応じてもらった筑駒卒業生伊藤さんとほぼ同じ、SAPIX、筑駒、鉄緑会という、東大受験を目指す人には王道の道のり。でも同じように見えて実は…。

第一志望は開成!でも受験当日とんでもないミスを…【中学受験編】

入塾テストの好成績教科が苦手科目に

福島さん正面
【福島皓平さん プロフィール】
・筑波大学附属駒場中・高等学校出身
・東京大学教養学部前期課程理科一類1年
・父・母・兄

エデュ:まず中学受験を決めたきっかけを教えてください。

福島さん:1つ上の兄も中学受験をしたので、その影響が一番大きかったです。塾は日能研とSAPIXどちらも見に行ったのですが、結局兄が通っていたSAPIXに3年生の3月から自分も通い始めました。

エデュ:塾に通われてみてどうでしたか?

福島さん:入塾テストで国語の成績が良くて、一番上のクラスに入れたのですが、周りは昔から塾に通っていた人ばかりで。正直最初は疎外感で、かなり緊張していましたね。

エデュ:それは確かに緊張しますね。受験校はどのように決めましたか?

福島さん:文化祭などに行き、自分で決めたのですが、実は第一志望は開成でした。

エデュ:筑駒ではなかったのですね。ご両親は受験に対して何かサポートしれくれましたか?

福島さん:兄の方は色々やってもらっていたのですが、自分はとくにありませんでした。寝る時間が、21時、22時と早かったのですが、基本的に自分の部屋で一人で勉強していました。今思うと、自分の性格を知っていて、あえて放任していたのかなと思っています。

エデュ:得意科目・苦手科目は何でしたか?

福島さん:得意科目は社会。小学校の時は暗記が得意だったので、覚えるものが多い社会はよくできました。

苦手科目は、国語。入塾テストでは好成績だったのですが、後々全然できなくなってしまって…。6年生の9月でも偏差値50をきっていて、44ぐらいの時もありました。原因は受験勉強を始めてから、読書量が減ったので、日本語力が落ちてしまったことかなと思っています。

壊れた腕時計でパニック状態

福島さん2

エデュ:苦手科目はどのように克服したのでしょうか?

福島さん:結局克服できず、他でカバーしました。しかも開成の受験当日、トラブルがあって…。

エデュ:何があったのでしょうか?

福島さん:自分の腕時計が壊れていて、終了時間が分からなくて…。国語の記述の答案を直そうか悩んでいて、5分経っても終了の合図がなかったので「まだ間に合う!」と思って消した瞬間に合図。理科でも同じことをやってしまい、家に帰って算数の答え合わせをしたら、150点満点中60点。これは駄目だと絶望しました。

エデュ:そんなことがあったのですね。他の併願校の手ごたえはいかがでしたか?

福島さん:筑駒と聖光を受けたのですが、筑駒は五分五分。聖光は絶対受かったと思いました。結果は2校とも合格でしたが、筑駒は本当に受かったのが信じられませんでした。

福島さんの反省ポイント
時計が壊れていたことも大きかったですが、やっぱり苦手科目が克服できなかったことですね。自信のなさが他教科にも影響していたのだと思います。

中学受験の福島さんデータ

どちらにお住まいでしたか? 神奈川県横浜市青葉区
塾はどちらに通われていましたか? SAPIX
塾に通い始めた時期はいつ頃でしたか? 小学校3年生の3月から
塾以外で一番勉強していた場所はどこですか? 自宅の自分の部屋
何をして一番遊んでいましたか? サッカー
第一志望校で重視した所はどこですか? 校風

え?東大を受けないの?という環境【東大受験編】

鉄緑会かSEGか

福島さん3

エデュ:東大を受験しようと思ったのはなぜでしょうか?

福島さん:正直、筑駒という環境が大きかったです。期末テストとかの基本的な成績が平均を越えている人は、だいたい東大受験。むしろ「え?東大を受けないの?」という感じなので、自分もその流れに乗って東大を受験することに決めました。

エデュ:噂には聞いていますが、すごいですね。塾はどちらに通っていたのですか?

福島さん:鉄緑会に3年生の4月から通っていました。当時、筑駒生は、鉄緑会とSEGに通っている人が多かったのですが、授業内容とか色々考え、鉄緑会にしました。

エデュ:東大受験時の得意科目と苦手科目は何でしたか?

福島さん:得意科目は理数系すべて。
苦手は英語でしたが、中学校に入って英語が始まった時点で手を抜いてしまったのが、よくなかったですね。そのよくない状態のまま、鉄緑会に入りましたが授業がとにかく早くて…。完全に置いて行かれてしまいました。

エデュ:それはきついですね。克服はできたのでしょうか?

福島さん:全体的に点数を上げるとともに、頭の回転が早くなるような気がして、リスニングに力を入れていたのですが、本番ではリスニングでは結果を出せず…。ただ模試よりは点数が取れたので、克服できた?のかは半々です。

とにかく進度が早い鉄緑会

エデュ:受験の結果はいかがでしたか?

福島さん:浪人することなく、合格することができました。

エデュ:福島さんから見て東大受験成功のカギはどのあたりにあると思いますか?

福島さん:鉄緑会に入ったことですね。とにかく進度が早く、頑張れば高校2年生で東大受験できるレベルになるので。そこから1年間をかけて仕上げることができるが強みのひとつだと思います。

エデュ:最後にこれから東大を受験する人にアドバイスをお願いします。

福島さん:あくまで主観ですが、最近簡単な問題が増えてきていると感じています。センターと同じように、ミスが少ない人は有利といえると思います。ですのでケアレスミスを少なくするように日頃から心得ておけば、良い結果が見えてくるはずです。

東大受験~今の福島さんデータ

塾はどちらに通われていましたか? 鉄緑会
塾に通い始めたのはいつ頃でしたか? 中学3年生の4月
東大のココがおすすめ!という所は? 面白い人が多い
将来子どもができたら東大に入れたいですか? はい。何か良い人間関係が作れそうだから。
普段なかなか伝えられない母へのメッセージ

たまたまかもしれないけど、勉強しなさいとかも言わず、放任してくれたことは自分の性格上合っていたので、感謝しています。

編集部から見たポイント

中学受験でも東大受験でも苦手科目を克服しきれなかった福島さん。それでも難関校の筑駒、そして東大に合格できたのは環境以上に、本人の努力も大きく影響していたのではないかと感じました。