データから見えてくる東大生に共通することは?【総集編第3弾】

inter-edu’s eye
「東大に合格できる子はどんな生活をしてきたのだろう?」
そんな疑問を持つお母さまにヒントを提供するべく、今回は特別企画として2015年8月~2017年7月までに取材した19名の情報をまとめ、分析しました。将来お子さまに東大を受験させたい!と考えている親御さんだけでなく、子育てで迷われている方のお役にも立てれば幸いです。

【中学受験編】親との関わり方で重要なことは?

まずは東大生がどんな小学校時代を過ごしていたのかを見ていきましょう。

総集編1

受験校を決めたのは親?本人?
本人 79%、親 21%
多くの東大生が「受験校は自分で決めた」という答えに。中学受験時は小学生なので、親御さんのある程度の導きは必要ですが、受験するのはお子さまご本人。「この学校に通いたい!」とお子さまが納得しないと、モチベーションも上がらないので、しっかり話し合って受験校は決めるといいでしょう。

得意科目は?
とくになし37%、算数21%、社会16%、算数・国語11%、算数・理科・社会5%、理科・社会5%、理科5%
最も多かったのは「とくになし」ですが、こう答えた方は中学受験のときは突出して得意だった科目はないが、苦手な科目もなかったと答えていました。
得意科目になった理由で多かったのが、例えば算数であれば幼少時に家にパズルがあって遊んでいた。国語であれば、近くに図書館があって読書が好きだったなど。いわゆる「環境」が大きな要因となっています。子どもは何がきっかけで好きなものを見つけるか分かりません。まずは色々試してみてはいかがでしょうか。

苦手科目は?
とくになし42%、国語31%、社会16%、理科・社会5%、算数5%
先ほどの得意科目同様、中学受験では「とくに苦手科目はなかった」と答えた方が最も多くいました。
親御さんが最も気になるのは「どうやって苦手科目を克服したのか」だと思いますが、塾ではなく「家で親がマンツーマンで教えてくれたのが良かった」と答えた方が意外にも多くいました。なかにはお父さまが、インターネットで苦手科目の克服方法を調べて、教えてくれたりした方もいたそうです。中学受験では、親が勉強を教えることはあまりよくないという意見もありますが、親が一生懸命教える姿を見て、相乗効果としてお子さまにもやる気が出たり、「両親がここまでやってくれたから絶対受かってみせる!」という気持ちが生まれるのかもしれません。

親は家で直接勉強を教えてくれた?
NO 58%、YES 42%
NOと答えた方の多くは、家で「勉強しなさい!」と言われるのが嫌な自分の性格を親が知っていて、あえて放任してくれていたのでは?と答えた方が多くいました。このあたりはお子さまの性格によるので各ご家庭によっていくつか試してみて、最も合う方法で合格を目指すのがいいでしょう。

親はちょこっとサポート派?しっかりサポート派?
ちょこっとサポート派、58% しっかりサポート派 42%
ちょこっとサポート派の親御さんは、塾の送り迎えだけ、塾のプリント整理だけ、好きな食べ物を冷蔵庫に常に用意していただけなど。逆にしっかりサポート派は、塾の送り迎え、手作りのお弁当の用意、苦手科目克服のためのマンツーマンレッスン、模試の復習など手厚いサポート。どちらがいいかはお子さまによって違うので、前述同様最も合う方法で合格を目指すのが良いでしょう。

気になったことをピックアップ!
取材した中で印象に残っているのは、「鉄緑会、筑駒から東大!やっぱり王道は強い? 伊藤湧太郎さん」の回。伊藤さんは中学受験で苦手科目である国語を克服できずに、受験当日を迎えることに…。でもたまたま試験問題の小学校の先生が教材として用いた詩が出てきて、思っていたより点数が取れ、無事筑駒に合格することができたそうです。まさに「勝負は時の運」。例え苦手科目が克服できなくても、受験当日にはどんなことが待っているか分かりません。お子さまが行きたい学校を受験してみてはいかがでしょうか。

【東大受験編】進振制度は大きな魅力

総集編2

東大受験を決意したのはいつ?
高校2年生42%、高校3年生26%、高校1年生16%、中学3年生16%
とくに意外だったのが高校3年生の夏に部活を引退したあとに、東大受験を決めたという方が多かった点です。しかし残念ながら勉強が追いつかず浪人という方も…。最難関の東大合格には早めの進路決定が安心かもしれません。

得意科目と苦手科目は?
インタビューした19名の中で最も多かったのが中学受験同様、「突出して得意だった科目はないが、苦手な科目もなかった」という答えです。印象に残っているのは苦手科目を持つ人の戦略。一切苦手科目を勉強せず、得意科目で点数を取る人。基礎だけを固め確実に点を取る方法など。どうしても苦手科目で点数を取れない…という方は早めの対策として試してみる価値があるかもしれません。

浪人?ストレート合格?
ストレート74%、浪人26%
ストレート合格の方が多かった結果ですが、いわずもがな、東大では浪人することは珍しくありません。これまで取材を通し、印象に残っているのは、親御さんが浪人するかもしれないことに理解を示していた点です。もちろん受験に緊張感は大切ですが、温かい目で見守ってあげることが、受験生にとっては大切なのかもしれません。

東大を目指した動機は?
進振制度に魅力を感じた42%、周りの影響42%、目標があったから5%、色々な人に出会えるから5%、東京に出て一人暮らしをしたかったから5%
東大の「進振制度」に魅力を感じた方が多くいました。進振制度とは1年生と2年生の途中までの成績を元に、3年生からの進学先を決めることができる制度で、勉強を思い切ってやりたいけど、まだ具体的に決まっていない方には魅力的な制度であり、東大の特徴の1つといえます。少数派で印象に残っているのは「関西圏から東京に出て一人暮らしをしたかったから」という答えです。もちろん学力ありきの話しですが、合格のためのモチベーションにつながるのであれば、理由は何であれ、聞いてあげるべきかもしれません。

気になったことをピックアップ!
東大受験のときのエピソードを聞く中で印象深いのは、「東大受験をするきっかけは環境に大きく左右される」という点です。筑駒であれば、学校では成績上位層はほとんどが自然な流れで東大受験、そして塾は鉄緑会。筑駒以外の学校でも、「東大に入った先輩の話しを聞いて興味を持った」など周りからの刺激を受けることの大切さを感じました。なかには家にあった、東大の教授の本を読んで興味を持ったという方も。東大受験を視野に入れてほしいというご家庭は、東大に行きたくなるような環境設定も必要かもしれませんね。