帰国子女で父親は東大卒業生!大坪翔太郎さんインタビュー

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今回インタビューに応じてくれた大坪さんは、お父さまが東大卒業生。しかも、ご自身はイギリスからの帰国子女という経歴の持ち主でした。そんな大坪さんが東大生になるまでの道筋をうかがいます。

東大進学のために難関中学校合格目指す【中学受験編】

小学1年生から3年間イギリスに

大坪さん正面
【大坪翔太郎さん プロフィール】
・駒場東邦中学校・高等学校出身
・東京大学教養学部前期課程理科一類1年
・父・母・弟

エデュ:まずは中学受験を決めたきっかけを教えてください。

大坪さん:父親が東大の出身でその影響です。親から東大に行くなら、まずは進学校に行かないとみたいなことを言われそのまま塾に入りました。

エデュ:お父さまが東大出身だったのですね。塾はいつから通われていたのでしょうか?

大坪さん:本格的に塾通いが始まったのは小学5年生の2月頃からです。日能研に通っていたのですが、最初は勉強の進度も早く、周りもレベルが高い。テストをやっても最下位だったのできつかったですね…。

エデュ:駒場東邦中学校を受験しようと思った理由を教えてください。

大坪さん:文化祭に参加して男子校の雰囲気が楽しそうに感じたことと、家から近かったからです。他にもいくつか見に行きましたが、駒場東邦の印象はとても良かったのを覚えています。

エデュ:ご両親は受験に対してどういったサポートをしてくれましたか?

大坪さん:勉強面も、生活面も色々サポートしてくれていました。勉強面では苦手科目の社会・理科の暗記問題を出してくれたり。生活面では予定の管理などをしてもらっていました。休日は父が車で塾に送ってくれていたので、本当に感謝しています。

エデュ:社会・理科が苦手だったのですね。サポートのおかげで克服できたのでしょうか?

大坪さん:完全にではありませんが、最低限戦えるレベルにはなりました。

エデュ:得意科目は何でしたか?

大坪さん:算数です。実は小学1年生から3年生までイギリスに住んでいたのですが、行きの飛行機でひたすら足し算して2倍にする遊びをやっていたんです。でも足し算だと数が大きくなってくるときつくなってくるので、両親がかけ算のやり方を教えてくれて、「算数って面白い!」と思うようになりました。

エデュ:そんなことがあったのですね。

勝因は勉強に集中できる最高の環境があったこと

大坪さん2

エデュ:中学受験時の1週間の生活サイクルを教えてください。

大坪さん:小学6年生のときは、火・木・土が塾の通常授業。金曜日は算数の授業で、日曜日は学校別の特訓がありました。月・水は塾がないので、学校が終わったら友達と遊んで、5時から夕飯まで勉強。夕飯を食べ終わったら少し休んで勉強して11時頃には寝ていました。

エデュ:受験は何校されたのでしょうか?

大坪さん:駒場東邦、筑駒、本郷、栄東の4校です。筑駒以外は受かりました。筑駒は対策が遅かったのもありますが、本当に試験のレベルが高くて、得意の算数でも手も足も出ませんでした…。

エデュ:駒場東邦に受かった成功のカギは何だったと思いますか?

大坪さん:2つあると思っています。
1つ目は親のサポート。先ほどもお話しましたが、苦手科目の克服のための勉強、予定の管理、塾の送り迎えなど。勉強に集中できる最高の環境を整えていてくれたと思います。

2つ目は国語の「要約する力」が身についていたことです。小学5年生のときの塾の先生が、テキストに載っている問題とは別に文章全体を要約させる任意課題をやってくれて。これをうまくやると先生が黒板に書いて皆に見せて褒めてくれるのですが、それが子どもながらに嬉しくて、熱心にやっていました。限られた時間の中で要約する力は、試験でも今でも役立っていると感じています。

中学受験時もっとこうしていれば…
第一志望はあくまで駒場東邦でしたが、筑駒に落ちてしまったのは少し悔しかったですね。もっと早くから塾に通って、対策をしていれば結果が違っていたかもしれません。

中学受験の大坪さんデータ

どちらにお住まいでしたか? 東京都目黒区
塾はどちらに通われていましたか? 日能研
塾に通い始めた時期はいつ頃でしたか? 小学5年生
塾以外で一番勉強していた場所はどこですか? 自宅
何をして一番遊んでいましたか? 漫画が好きです
第一志望校で重視した所はどこですか? 学校の雰囲気

古文は0点?でも現役合格できたワケ【東大受験編】

受験はこの2教科を固めれば勝てる!

大坪さん3

エデュ:中学受験をするきっかけが東大を目指すためとおっしゃっていましたが、駒場東邦に入学してもその気持ちは変わらずでしたか?

大坪さん:正直、東京工業大学に進学しようか悩んでいた時期もありました。でも高校2年生の時点で、学力的に東大を狙えると思ったので、受験を決めました。

エデュ:東大受験時の得意科目・苦手科目を教えてください。

大坪さん:得意は数学、英語、物理。苦手は国語、社会、化学です。

エデュ:苦手科目はどのように対策したのでしょうか?

大坪さん:国語の古文と漢文は捨て、現代文は学校の過去問対策。社会はセンター試験だけだったので、3日前に詰め込み学習。化学は早稲田アカデミーに高校3年生から通っていました。今だからお話できますが、古文はおそらく0点だったと思います…。

エデュ:0点…。それでも現役合格できたカギはどのあたりにあるのでしょうか?

大坪さん:これは自信を持って言えますが、数学と英語で点数を取れたことです。この2教科は配点が大きいので、東大受験だけでなく、大学受験では大きな武器になります。でも、なかなかこの2教科ともできる人がいないのが現実なので、ここが合格できたカギだと思っています。

帰国子女だけど中1から英語塾に通う

エデュ:英語が得意なのは帰国子女だからでしょうか?

大坪さん:それもありますが、中学1年生からの塾通いもあると思います。イギリスに3年間いたので、英語は周りの同級生と比べれば得意でしたが、中学受験の勉強で触れていない時期があって…。でも文理を問わず英語は必要になるので、中学1年生から高校3年生まで平岡塾に通っていました。おかげで英語が大きな武器になったと思います。

エデュ:英語が苦手という方に何かアドバイスをお願いします。

大坪さん:抵抗がないうちにコツコツ単語を覚えて「学習への抵抗」をなくすことだと思います。単語が分からないと1回1回辞書を引くことになりますが、文章が長くなればなるほど、そこに時間がかかり面倒に感じてしまう…。そうなると勉強もしなくなり、どんどん遠ざかってしまい苦手科目になってしまうと思うので、早い段階からコツコツやることをおすすめします。

エデュ:実際に東大に入学してみていかがでしょうか?

大坪さん:やっぱり学生も教授も優秀な人ばかりなので、すごく良い刺激になっています。

東大受験~今の大坪さんデータ

東大受験を決意した時期は? 高校2年生
得意科目は? 数学、英語
東大のココがおすすめ!という所は? 優秀な人が多く刺激になる所
将来の夢は? まだ決まっていません
普段なかなか伝えられない母へのメッセージ

勉強面も生活面もサポートしてくれてありがとう。恵まれた環境で勉強できたことは本当に感謝しています。

編集部から見たポイント

大坪さんが東大に現役合格できた勝因は、親御さんのおかげで最高の環境で勉強をできたこと。そして英語の必要性を感じ、早くから塾通いをしていたことだと感じました。記事内では伝わりづらいかもしれませんが、「英語・数学を鍛えておけば受験は絶対大丈夫!」と大坪さんは自信を持って話していました。これから受験するお子さまを持つ親御さんはここを意識しておくといいかもしれません。