中学・東大受験で塾通いナシ!東大ストレート合格

inter-edu’s eye
今回インタビューに応じてくれたSさんは、中学受験でも、大学受験でも塾に通わず東大ストレート合格を果たした帰国子女。どうやって勉強していたのか?東大合格までの道のりは?そして、気になる合格の秘訣もうかがいました。

小学2年生から4年間海外生活を送る【中学受験編】

帰国後1年間で中学受験対策

Sさん正面
【S・Kさん プロフィール】
・栄東中学・高等学校出身
・東京大学理科一類2年
・父・母・妹

エデュ:まず中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

Sさん:母親が中学受験をすすめてくれたのがきっかけです。父の仕事の関係で、小学2年生から5年生までの4年間アメリカのニュージャージー州に住んでいたのですが、帰国後母から「地元の公立中学に行ったらアルファベットを一から勉強するよ?」と言われて…。子どもながらにそれはちょっときついかもと感じて、母が探してきた帰国生入試がある栄東中学・高等学校を受験することになりました。

エデュ:帰国子女だったのですね。アメリカではどのような生活を送っていたのでしょうか?

Sさん:現地の小学校とは別に日本語を勉強する学校にも通っていました。向こうでは子どもが一人で外を歩く習慣がないので、家で英語の本を読んだりパソコンでゲームをすることが多かったですね。今でもそうですが、ゲームはプログラミングに興味を持つきっかけになりました。

エデュ:当たり前ですが日本とは文化が違いますね。受験するにあたり、塾には通われていたのでしょうか?

Sさん:時間もそれほどなかったので、通っていませんでした。母親が買ってきた過去問題集を解いたり、インターネットで情報を集めて独学で勉強していました。

親は放任主義

Sさん2

エデュ:ご両親は何か受験に対してサポートしてくれましたか?

Sさん:良い意味で放任主義でしたね。中学受験をすすめてくれたのは母でしたが、両親とも「あなたの人生なのだからあなたがやりたいようにやりなさい」というスタンスでした。

エデュ:得意科目と苦手科目を教えてください。

Sさん:帰国生入試なので、英語・国語・算数が受験科目としてありましたが、得意はもちろん英語。国語は可もなく不可もなく。算数は他の科目に比べると点数は取れませんでしたが、興味はあったという感じです。

エデュ:中学受験成功のカギはどのあたりにあったと思いますか?

Sさん:ずばり英語で点を取れたことです。

エデュ:栄東中学・高等学校は埼玉では超進学校。東大にも毎年合格者を輩出していますが、入学後はいかがでしたか?

Sさん:僕が合格したのは国際部でしたが、入学後の中間テストでは全然点数が取れなくて…。そこから一念発起して勉強して成績も上がり、中学2年生からは東大を目指す人のための「東大クラス」に入ることができました。とにかく勉強に対して手厚いサポートが多いという印象でしたね。

受験時もっとこうしていれば…
今振り返ればですが、もっと他校を色々見て挑戦してみても良かったかなと思っています。

中学受験時のSさんデータ

どちらにお住まいでしたか? 小学6年生から埼玉県
塾はどちらに通われていましたか? 通っていませんでした。
中学受験時の得意科目は? 英語
小学校時代何をして遊んでいましたか? 読書とパソコンでゲーム

塾に通わず東大ストレート合格【東大受験時】

進学校ならではの東大受験に特化したサポート

Sさん3

エデュ:東大を受験しようと思ったきっかけを教えてください。

Sさん:やっぱり一番は環境です。東大クラスは東大受験が強制されるわけではありませんが、東大合格に特化した授業を行い、当然東大を目指す人ばかり。学校の壁には東大に合格した先輩の名前が張り出されているので、意識を持たせる環境でしたね。ただ自分自身も文系でも理系でもないところでどちらにしようか悩んでいたので、入学後に学部を選べる「進振り制度」には魅力を感じていました。

エデュ:塾には通われていたのでしょうか?

Sさん:栄東には特有の「SCC」という校内予備校があるので、塾には通っていませんでした。そこでも東大クラスに入っていたのですが、校内予備校なので学校との連携がとれているのが魅力でしたね。他校では学校で東大の過去問を解き、塾でも同じ過去問を解くということがあると思いますが、それが一切なく時間を有効活用できました。

エデュ:東大受験時の得意科目と苦手科目を教えてください。

Sさん:一番の得意科目は英語、その次に物理、数学。苦手なのは暗記系の古文・漢文、化学です。 とくに古文・漢文は興味もないし、嫌いだったので高校3年生の1学期頃まで放置してしまって…。そのせいでセンター試験の過去問を解いたときに点数が取れず、さすがにまずいなと思いましたね。

エデュ:そこから気持ちを切り替えたのでしょうか?

Sさん:はい。暗記が苦手だったのですが単語を必死に覚えて、夏休みはセンター形式の過去問をたくさん解いて何とか点数が取れるようになりました。

帰国子女から見た英語を好きになる方法

エデュ:受験当日の話、まずはセンター試験について手ごたえなどはいかがでしたか?

Sさん:センター試験の勉強には力を入れなかったと言う話を、東大入学後に、進学校に通っていた友達から聞きますが、栄東はセンター試験もしっかりとる!という学校だったので自分もしっかり対策をしていきました。緊張はしましたが、対策のおかげで手ごたえは十分でした。

エデュ:東大受験の手ごたえはいかがでしたか?

Sさん:東大の前に2校ほど受けていたので試験には慣れていましたし、本当かどうかは分かりませんが、数学が簡単だったと言われていた年なので模試で取れたことがない点数が取れました。科目を受けるごとに「これは合格できるかもしれない」と思える、そんな受験でした。

エデュ:すごいですね。東大受験成功のカギはどのあたりにあったと思いますか?

Sさん:得意科目の英語があったことと、栄東の手厚いサポートのおかげで全体的に底上げできたことです。

エデュ:最後に、帰国子女であり、英語が得意科目のSさんの「小学生の段階で英語を好きになる秘訣」を教えてください。

Sさん:あくまで個人的な意見ですが、海外の「YouTube」を見てほしいですね。海外では3分間で物理現象をアニメーション付きで詳しく解説してくれる知的なチャンネルがたくさんあります。その中で自分が興味のあるものを見つけて、たくさん見てみる。そうすると英語も学べて勉強にもなるので一石二鳥になります。動画はちょっとというお母さまも多いと思いますが、本当におすすめです。

東大受験~今のSさんデータ

東大受験を意識した時期は? 中学2年生
得意科目は? 英語
東大のココがおすすめ!という所は? 進振り制度
将来の夢は? まだ決まっていませんが、文系・理系の知識を活かした仕事に就きたいです。
普段なかなか伝えられない母へのメッセージ

中学から大学まで学費を払ってくれてありがとうございます。

編集部から見たポイント

今まで何名もの東大生に取材をしましたが、東大受験時には英語が苦手だったという方が多いように感じました。苦手な分、点数が取れれば強い教科でもあるので、SさんおすすめのYouTubeでお子さまが興味を持てるような動画を探してみてはいかがでしょうか?