桜蔭から東大理Ⅲ、将来の夢は医師!高橋梨子さんインタビュー

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今回インタビューした高橋梨子さんは桜蔭中学校・高等学校から東大理Ⅲに合格。そして現在はなんと、ミス日本コンテストのファイナリストでもある才色兼備。「将来の夢は医師になることです」と語る、彼女が歩んできた道のりをうかがってきました。

速報!ミス日本コンテスト (2019年1月21日追記)
1月21日(月)、「第51回ミス日本コンテスト2019」が京王プラザホテルにて行われました。今回取材した高橋梨子さんはミス日本「海の日」を受賞。おめでとうございます!

自分の意思で中学受験の道へ【中学受験編】

周りの友達を見てうらやましくて塾通い

高橋さん正面
【高橋梨子さん プロフィール】
・桜蔭中学校・高等学校出身
・東京大学理科Ⅲ類1年
・父・母・弟
・2019年度ミス日本「海の日」を受賞

エデュ:まず小学生時代どんな子どもだったのか教えてください。

高橋さん:活発な子でした。休み時間はすぐに校庭に走っていって、男の子にまざってドッジボール。放課後も家に着くなり、すぐ出かけてドロケイなどで遊んでいました。あとは公園で見つけたアオスジアゲハの幼虫を家に持ち帰り、蝶になるまで育てたり。さらに翌年にはみかんとゆずの木を親に買ってもらい、そこにきたナミアゲハの卵を採集して、蝶になるまで育てたりと好奇心旺盛な子どもでした。

エデュ:中学受験をしようと思ったきっかけは何でしょうか?

高橋さん:住んでいた場所が中学受験をするご家庭が多い所で、周りの友達は小学1~2年生から塾通い。自分の知らないことを色々学んでいるのを見て、「うらやましい! 自分も通いたい!」と思い、両親に塾に行かせてほしいと頼んだのがきっかけです。

エデュ:ご自分の意志だったのですね。塾はどちらに通っていたのでしょうか?

高橋さん:小学4年生からSAPIXに通っていました。両親もお金がかかるのに何も言わずに通わせてくれたので、本当に感謝しています。

エデュ:中学受験時の得意科目、苦手科目を教えてください。

高橋さん:得意科目は理数系科目全般。苦手科目はこれ!というのはありませんでしたが、しいていえば社会です。幼少期からパズルや数独が好きで、考えて解く科目は得意でしたが、その分暗記科目がやや苦手で…。他の科目に比べて社会だけ偏差値が10ほど低かったですね。

エデュ:ご両親は中学受験時、どういったサポートをしてくれたのでしょうか?

高橋さん:塾に行く前にパッと食べられるようなおにぎりを作ってくれたり、塾のプリントを整理するためのボックスを用意してくれたりしていました。

エデュ:桜蔭中学校を選ばれた理由を教えてください。

高橋さん:文化祭に行き、化学部や物理部の展示を見て、「すごい! 知的で楽しそう!」と感じたからです。成績的にも合格できそうな位置にいたので選びました。

エデュ:将来医師になりたいという思いはいつ頃から持たれたのでしょうか?

高橋さん:小学校低学年のときです。病院に行ったときに、温かく寄り添ってくれる医師の姿を見て、「将来自分もあんな風になりたい」と目標を持つようになりました。ただそのときは、東大理Ⅲを受験するという意識はありませんでした。

東大理Ⅲを受験するも現役受験は不合格【東大受験編】

不合格後、自分を見つめ直す時間を

高橋さん2

エデュ:中学入学後どのような生活を送っていたのでしょうか?

高橋さん:中学1年生から高校2年生の引退までバレーボール部に所属し、打ち込んでいました。勉強面は中学校の間は、試験の勉強が中心。中学3年生のときに海外大学の受験を視野に入れたこともあるのですが、自分が医師になりたいという夢を叶えたいと思い、結局高校1年生のときに国内の医学部に行こうと決意しました。

エデュ:東大理Ⅲを受験しようと思った理由は何でしょうか?

高橋さん:弟がいるので、学費が安い国立、そして勉強するのであれば施設が整っていて、最新の研究に触れられる大学という理由で東大理Ⅲを選びました。

エデュ:塾はどちらに通っていたのでしょうか?

高橋さん:高校1年生のときから鉄緑会に通っていました。

エデュ:勉強はどのようにされていたのか教えてください。

高橋さん:鉄緑会に入ったとはいえ、部活を引退する高校2年生まではあまり勉強していませんでした…。理Ⅲを受験する周りの友達は中学1年生から塾通いをしている子も珍しくありません。そんな姿と、難しい問題を解いている姿を見て気ばかり焦ってしまって…。基礎知識も身についていないうちに、次から次へ新しい問題を解くのですが、復習を怠り、現役受験は不合格でした。

エデュ:他大学への進学は考えなかったのですか?

高橋さん:実は慶應の医学部には合格していました。ただ東大の成績開示を見て、間違えたところに目星はつけていたので、そこができるようになれば絶対に受かる!と思い、浪人生活を選びました。

エデュ:なるほど。浪人時代はどんな生活を送っていたのでしょうか?

高橋さん:先ほどお話しした通り、自分ができなかったところを確実にできるようにと指針を立て、勉強していました。予備校にも通っていましたが、勉強はもちろんですが、自分の集中を保たせることに重点を置いていました。結果として、夏、秋の模試で成績が上がり、それが自信につながり、合格することができました。

エデュ:これから東大を受験する人へ向けて何かアドバイスをお願いします。

高橋さん:基礎知識を固め、基本問題をしっかり解けるように復習をすることが大切だと思います。私もそうですが、ついつい難しい問題に手を出しがちですが、そこはグッとこらえ、自分の今の実際の力をしっかり分析し、場合によっては一から勉強すれば結果を出せるはずです。

このままだと自分の世界が閉じていってしまう【ミス日本コンテスト編】

学校生活との両輪で新しいことに挑戦

山口さん2

エデュ:高橋さんは現在、ミス日本コンテストのファイナリストに選ばれていますが、応募しようと思ったきっかけを教えてください。

高橋さん:大学に入学したときに、周りの多彩で何かに挑戦している人たちの姿を見て、自分が生きてきた世界が本当に狭く、このままだと自分の世界がどんどん閉じていってしまうと感じて…。悩んでいたときに、母がファイナリスト向けに行われる、一流講師陣の勉強会の存在を教えてくれて。今までずっと勉強してきて、メイクやファッションにも興味があまりなかったのですが、「もっと色々なことを知りたい! 挑戦したい!」と思い応募しました。

エデュ:ここまで残るにあたり、苦労したことは何でしょうか?

高橋さん:スピーチの仕方を実践形式で学ぶ「セルフプレゼンテーション」の講義です。今まで勉強ばかりしてきたのでインプットは得意なのですが、アウトプットが苦手で…。実は応募した際に一番この授業が受けたかったのですが、予想以上にできなくて悔しかったですね。

エデュ:そこからどのような努力をしたのでしょうか?

高橋さん:まず「自分を見直す時間」を作りました。自分が本当にやりたいことは何なのか、どういうことを考えているのか。あとはニュースを見て、情報をインプットするだけでなく、それについて色々考えたりしました。

体験レポート
勉強会見学レポート
ミス日本コンテストでは、毎年ファイナリストのみが受講できる「夢を叶える実力をつける勉強会」を開催。日本人としての素養、歴史や道徳、文化、ウォーキングやメイクアップ、マナーまで幅広いジャンルの専門家を講師として迎えて実施しています。今回見学したのは、「ビューティエクササイズ特別指導」。当日行われた記者会見前の緊張をほぐすだけでなく、体の調子を整える効果があるとのことでしたが、始まる前と終わった後では表情が全然違っていたのが印象的でした。

エデュ:ファイナリストになって一番変わったことは何でしょうか?

高橋さん:ファッションやメイクです。今まではあまりメイクもせず、自分の着たい服を着ていましたが、会う人によって、どういう印象を持ってもらえるのかを考えて選ぶようになりました。

エデュ:夢や目標を持っていても大きな壁にぶつかり諦めてしまいそうなとき、どうすればいいでしょうか?

高橋さん:2つお話しします。
1つ目はどんなに大きな夢や目標でも、自分に今何が必要かを考え、それを一つひとつクリアしていけば絶対に達成できると思います。

2つ目は挫折してしまいそうなときは、1回立ち止まる。そうして周りの人を見てみると、応援してくれている家族や友人、お世話になった先生などがいるので、そういう人たちの顔を思い浮かべるともう1回頑張ろうかなという気持ちになれます。

エデュ:焦らず立ち止まる必要もあるということですね。最後にこれからの目標を教えてください。

高橋さん:医師は責任のある仕事なので、大学でしっかり必要な知識を身につけていきたいです。あとは知識だけでなく、人に寄り添っていく仕事なので、しっかり相手のことを思いやる接し方ができる女性になれるように、色々な人と出会い、その中で学んでいきたいです。

編集部から見たポイント

大きな夢や目標を持っていると、いつしか周りが見えなくなり突っ走りがちですが、自分を冷静に見つめ直し、壁を乗り越えていく高橋さんの姿は勇気づけられるものがありました。「頑張りなさい!」ではなく、ときには一息つかせてあげるのも親御さんの役目かなと感じました。

ミス日本とは?

“日本女性の真の美しさを目指して”をコンセプトに掲げる「ミス日本コンテスト」。 その特徴は、容姿だけでなく、心の持ちようや社交性など幅広い人間性を重視することにあり、「女性一人ひとりに、自分の夢を叶える力を身につけて欲しい」という願いを持って毎年行われています。

ミス日本公式サイト:http://www.missnippon.jp/