現役受験は失敗…その後は15回連続A判定!

inter-edu’s eye
今回インタビューした大里さんは渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校から東大理科二類に合格した2年生。現役受験は残念ながら失敗するも、浪人生として受けた模試では15回連続A判定。勉強方法や、合格できた秘訣などをうかがってきました。

中学受験って面白そう!からスタート【中学受験編】

自分の意志で中学受験を選択

大里さん正面
【大里優佳さん プロフィール】
・渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校出身
・東京大学工学部都市工学科2年生
・家族構成:父・母・妹

エデュ:まず中学受験をしようと思ったきっかけを教えてください。

大里さん:学校で仲の良かった友達が「私、中学受験するんだ」というのを聞いて、「面白そう! 私も一緒にやってみたい」と思ったのがきっかけです。

エデュ:塾はどちらに通っていたのでしょうか?

大里さん:4年生から1年間は栄光ゼミナール。5年生からはSAPIXに通っていました。

エデュ:渋谷教育学園渋谷中学校を選ばれたのはなぜでしょうか?

大里さん:塾の先生がすすめてくれたのがきっかけです。そこから母がインターネットで情報を集め、実際に学校を見に行き気にいったので、選びました。

エデュ:ご両親は受験に対してどのように関わっていたのでしょうか?

大里さん:基本的に5年生までは自分でこなしていたのですが、6年生になって大変になってきてしまって…。見かねた母が過去問のコピー、丸付けをしてくれるようになりました。あとは、塾の送り迎えもしてくれていました。

エデュ:中学受験時の得意科目と苦手科目を教えてください。

大里さん:得意科目は算数、苦手科目は国語です。

エデュ:苦手科目克服のためにどのような勉強をされていたのでしょうか?

大里さん:個別指導に数か月通っていたのですが、結局伸びなくて…。国語で点数をとるのは諦めて、得意科目の算数や他の科目に力をいれる戦略に変えました。

苦手科目は諦め、他の科目に集中したことで合格

大里2

エデュ:塾と並行して何か習い事はされていましたか?

大里さん:ピアノとそろばんを習っていました。水泳も1年生から習っていたのですが、塾と入れ替えで4年生の頃にやめてしまいました。

エデュ:2つも習われていたのですね。

大里さん:そうですね。大変ではありましたが、そろばんは計算力が身についたので受験に役立ちましたね。

エデュ:中学受験を振り返って、親御さんにこんなことをしてほしかった!ということはありますか?

大里さん:「母はもっと色々やってあげたかった」と話していましたが、基本的に自分でやるタイプだったので、とくにありませんでした。ただ、先ほども話した通り、6年生は本当に大変で…。母のサポートは本当に助かりましたね。

エデュ:中学受験成功のカギはどのあたりにあったと思いますか?

大里さん:塾で与えられた課題をコツコツやったことと、苦手科目の国語を諦めて、他の科目に力を入れたことです。このあたりが合格のカギだと思います。

中学受験時、もっとこうしていれば…
過去問をもっとたくさん解いて、問題傾向をしっかりつかんでおけば良かったと思っています。

中学受験時の大里さんデータ

どちらにお住まいでしたか? 東京都
塾はどちらに通われていましたか? 栄光ゼミナール(4年生のみ)、SAPIX
中学受験時の得意科目は? 算数
中学受験時の苦手科目は? 国語

あえて塾には通わず挑んだ現役受験【東大受験時】

先生や両親の言葉で浪人を選択

大里3

エデュ:渋谷教育学園渋谷中学校入学後はどのような生活を送っていたのでしょうか?

大里さん:部活は中高を通して、バドミントン部とボランティア部に所属していました。練習は週3日、強制ではありませんが、朝練もあり、割と積極的に出ていました。勉強は定期テストの前に一夜漬けということはなく、コツコツ学校で出された課題をこなしていましたね。

エデュ:真面目に勉強されていたのですね。東大を受験しようと思ったきっかけを教えてください。

大里さん:先生からの助言がきっかけです。高校1年生のとき、学校で進路選択を考える時間があって。当時漠然とですが、国立で農学部に行きたいと思っていたんです。そうなると選択肢が都内だと東大か農工大になるのですが、先生から「目指すなら高い方がいいし、東大は実験設備や環境が整っているよ」と言われたので目指そうと決めました。

エデュ:実際に大学見学には行かれたのでしょうか?

大里さん:高校1年生の冬に「女子高校生のための説明会」があったので、そちらに参加しました。実際に通われている先輩のお話を聞く機会があったのですが、とても魅力的でしたね。

エデュ:塾はどちらに通われていたのでしょうか?

大里さん:実は塾には通っていませんでした。学校の宿題が多く、これに加えて塾の宿題も加わると、全部中途半端になってしまう気がして…。

エデュ:なるほど。ではどのように勉強されていたのか教えてください。

大里さん:国語は、中学受験に引き続き、中学でも苦手科目でしたが、大学受験でもやっぱり苦手で…。正直あまり勉強していませんでしたね。
理系科目は問題集を解き、自分で復習して、分からないところは先生に聞きに行く。英語は渋渋は英語にとても力を入れている学校なので、基本的に授業で完結させていました。

エデュ:学校の勉強が中心だったということですね。現役受験の結果はいかがでしたか?

大里さん:現役受験は失敗してしまいました。併願で合格した早稲田大学進学も考えたのですが、学校の先生や両親が「諦めるのはもったいないよ」、「悔いが残るならあと1年頑張ってみたら?」と言ってくれたので、浪人することに決めました。

模試を年間15回受けてすべてA判定

エデュ:浪人生時代はどんな生活をしていたのでしょうか?

大里さん:「駿台予備学校」に通っていたのですが、そこで出されたテキストをしっかりこなしていました。あとは模試を1年間で15回ほど受けて、とにかく「実践的な勉強」に力を入れていましたね。

エデュ:15回も! 模試の判定はどうだったのでしょうか?

大里さん:実は15回ともA判定でした。現役時代の基礎学力があったとはいえ、自分でも驚いていましたね。

エデュ:それはすごいですね。ということは1浪後無事合格できたのでしょうか?

大里さん:はい、無事合格することができました。

エデュ:おめでとうございます。現役受験で合格するためにこうしておけば良かったということはありますか?

大里さん:自己判断ではなく、もっと周りに相談して勉強すれば良かったと思っています。例えば高校3年生の夏休みは基礎固めが重要と言われているけど、どこまで戻ればいいか分からないときがあって…。そこで、「これぐらいまで戻ればいいかな」ではなくて、周りの友達の話や先生のアドバイスを聞いてやっていれば結果が変わっていたかもしれませんね。

エデュ:最後にこれから東大受験する人へ向けてアドバイスをお願いします。

大里さん:受験勉強は大変だと思いますが、東大は多彩な人が多くてとにかく刺激的です。環境や設備も整っているので、頑張ってください。

東大受験~今の大里さんデータ

東大受験を決意した時期は? 高校1年生
東大受験時の得意科目は? 理系科目全般
東大受験時の苦手科目は? 国語
東大受験時通っていた塾は? 駿台予備学校(浪人生)
普段なかなか伝えられない両親へのメッセージ

私が中学受験をしたいと伝えたときや東大受験を決めたときに、反対せずに温かく見守ってくれてありがとう。

編集部から見たポイント

大里さんのインタビューを通して、受験は一人で戦うことも必要でありながら、周りにいる頼れる人たちの存在も非常に重要だと感じました。受験勉強は忙しいですが、ときには一歩立ち止まり、周囲の話を聞いてみると良い結果が生まれるかもしれません。