集団塾か個別指導塾か…。選ぶときの親の心構えとは?

Q

このまま今の集団塾で続けていくべきか、個別指導塾に転塾するべきか迷っています。

現在小学4年の娘は、今年夏ごろに「中学受験をしたい」と言い出し、夏期講習から比較的大手の塾に通っています。

ただ、算数の授業についていけず、家で親が一緒にやっても泣いたり投げ出したりしてけんかになってしまいます。わからないところを先生に聞くことができないので、塾の先生に相談しましたが、理系の先生に特に対応していただけることもなく、なぜか文系の先生が算数の宿題チェック(教えてくれるわけではないらしい)をしてくれているようです。本人は「算数の授業はわからない」と毎回帰ってきます。睡眠時間を優先させていることもあり、平日は学校の宿題と習い事(ダンスと英語)でほぼ終わってしまい、土日に塾の最低限の宿題をやることで精一杯です。

転塾を考えましたが、通うことができる集団塾が他にないので、1対2の個別指導で中学受験カリキュラムがあるところで算数の授業体験をしたところ、「わかって楽しかった」と帰ってきました。ただ、難関校を目指しているわけではないものの、個別指導で中学受験を乗り切れるのか不安です。

このまま今の集団塾で続けていくべきか、個別指導塾に転塾するべきか迷い、決断できずにいます。

おおた先生の「中学受験必笑法」を読み、私たち家族が目指す中学受験とまさに一致していたので、先生からのアドバイスをいただきたいです。よろしくお願いいたします。

A

マイペースの中学受験をしたいというのなら、個別指導塾という選択もありだと思います。ただしどのようなカリキュラムが用意されているのかは事前によく確認しましょう。

授業が理解できない、宿題の時間も足りない……。消化不良の状況のようですね。塾の先生の相談しても状況が良くならないのなら、転塾も考えたほうがいいかもしれません。しかし他に通える集団塾がないとのこと。難しい状況ですね。

最難関校を目指すわけではなく、マイペースの中学受験をしたいというのなら、個別指導塾という選択もありだと思います。ただしどのようなカリキュラムが用意されているのかは事前によく確認しましょう。カリキュラムがいい加減な塾では学力が効果的に伸ばせませんし、先が見通せないため親が不安になります。

中学受験塾のカリキュラムにどのような種類があるのかを理解するには、少し古い本になりますが拙著『中学受験塾の選び方』(ダイヤモンド社)が参考になるかもしれません。

お子さんに決して無理をさせないと覚悟を決めて中学受験に臨むスタンスは立派です。どんな塾を選んだとしても中学受験は決して楽なものではありませんが、お子さんのことを第一に考えられるお母様がついているのなら、やりきったときにはきっと笑顔になれると思います。

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