東大合格者ランキングを過去データから多角的に分析!

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今年も公開になったインターエデュの「東大・京大・難関大学合格者ランキング」。今回の大学リサーチでは、これまでのおさらいも含めて過去のランキングをいくつかの角度からまとめ、分析しました。進路選択の参考にしてもらえれば幸いです。

東大合格に強い公立高校、東大合格にも強く進路選択の幅も広い私立高校

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東大合格に強い公立高校は?

昨年(2018年)の東大合格者数ランキング、現役合格者数ランキングのトップ10内は筑駒、灘、男子御三家、女子御三家など国・私立高校が占めました。では、安い学費ながら、しっかり進学指導もしてくれる公立高校は一体何位に位置し、東大合格に強いのはどこなのでしょうか? まずはこちらから見ていきましょう。

東大合格に強い公立高校ランキング2018

順位(全体順位) 学校名 現役合格率 現役合格数(卒業生数) 都道府県
1位(24位) 小石川中等教育学校 7.10% 11名(155名) 東京都
2位(28位) 武蔵高等学校 5.70% 11名(193名) 東京都
3位(30位) 相模原中等教育学校 5.19% 8名(154名) 神奈川県
4位(33位) 千葉高等学校 4.40% 14名(318名) 千葉県
5位(39位) 岡崎高等学校 3.79% 15名(396名) 愛知県
6位(42位) 宇都宮高等学校 3.30% 9名(273名) 栃木県
7位(44位) 桜修館中等教育学校 3.29% 5名(152名) 東京都
8位(46位) 横浜翠嵐高等学校 3.16% 11名(348名) 神奈川県
9位(47位) 西高等学校 3.13% 10名(320名) 東京都
10位(49位) 広島高等学校 3.04% 7名(230名) 広島県

※インターエデュの取材申込にご協力いただいた学校様のみを掲載・集計

上記の表は東大現役合格率ランキングから公立高校を抜き出したものです。1位から5位までを見ると、5位の岡崎高等学校を除きすべて公立中高一貫校という結果に。公立中高一貫校に入学するには「適性検査」と呼ばれる検査を受けますが、実質倍率は6倍を越える学校も多く、その人気の高さがうかがえます。

ちなみにこの東大合格に強い公立高校を合格者数順に見ると1位は岡崎高等学校になっています。同校は毎年多くの東大合格者を出す進学校で、公立高校としては全国でもトップクラスの進学校。公立高校の場合、カリキュラムに制限があり私立高校のように自由なカリキュラム設定や先取り学習は難しいですが、その分毎回の授業をしっかり行い、予習・復習に力を入れる「基礎学力」を固めることができます。学校では基礎学力を固め、塾で補強、このような方法で東大を目指すのも1つの選択肢といえるでしょう。

東大合格にも強く進路選択の幅も広い私立高校は?

次に東大合格にも強く、かつ進路の幅が広い高校を見ていきましょう。結論からいうと東大合格者数ランキング1位の開成から5位の栄光まで東大、京大、難関国立大、難関私大、そして国・私立医学部と進路先は多岐にわたっていました。

なかには「東大合格に強い高校」と聞くと、進路が狭まってしまうのでは?と思われる方もいるかもしれません。しかし進学実績を見る限り、進路選択の幅は広いといえるでしょう。

東大合格者数ランキング2018

順位 学校名 都道府県 男女区分け 合格者数(卒業生数)
1位 開成 東京都 男子校 175名(398名)
2位 国立 筑波大学附属駒場 東京都 男子校 109名(162名)
3位 麻布 東京都 男子校 98名(304名)
4位 兵庫県 男子校 91名(219名)
5位 栄光 神奈川県 男子校 77名(173名)

※インターエデュの取材申込にご協力いただいた学校様のみを掲載・集計

難関私立大学合格に強い高校、海外大学に強い高校は?

難関私立大学に強い高校は?

以前「私立大学“難化”でこれから視野に入れたい3つのこと」でご紹介した通り、現在大学は私大難化が進んでいると言われています。そんななかで合格実績を出した高校はどこなのかを見ていきましょう。

難関私立大学合格者数ランキング2018

大学名 1位 2位 3位
早稲田 早稲田大学系属早稲田実業学校高等部(407名/417名) 早稲田高等学校(240名/298名) 海城高等学校(161名/320名)
慶應義塾 慶應義塾高等学校(677名/688名) 慶應義塾湘南藤沢高等部(228名/232名) 浅野高等学校(137名/259名)
上智 頌栄女子学院高等学校(81名/217名) 国際基督教大学高等学校(65名/266名) 女子学院高等学校(59名/224名)
東京理科 栄東高等学校(174名/446名) 東邦大学付属東邦高等学校(133名/358名) 豊島岡女子学園高等学校(129名/346名)
学習院 学習院女子高等科(130名/201名) 学習院高等科(97名/203名) 大宮開成高等学校(60名/543名)
明治 明治大学付属中野高等学校(265名/309名) 明治大学付属明治高等学校(256名/274名) 神奈川県立横浜翠嵐高等学校(164名/348名)
青山学院 青山学院高等部(328名/404名) 桐蔭学園高等学校(91名/891名) 山手学院高等学校(52名/500名)
立教 立教新座高等学校(247名/322名) 立教池袋高等学校(127名/146名) 淑徳与野高等学校(91名/362名)
中央 中央大学附属高等学校(347名/409名) 中央大学附属横浜高等学校(311名/385名) 大宮開成高等学校(123名/543名)
法政 法政大学高等学校(193名/229名) 大宮開成高等学校(112名/543名) 山手学院高等学校(108名/500名)

※インターエデュの取材申込にご協力いただいた学校様のみを掲載・集計

上記の表は難関私立大学への合格者数が多いトップ3校を並べたものです。予想通りではありますが、大学付属高校が圧倒的に強い傾向にあります。付属校の人気は先に挙げた私大難化の影響もあり、今後も上がっていくと思われますが、その際には内部進学がのぞめる小学校受験や中学校受験にも影響を与えるでしょう。

海外大学に強い高校は?

次に目線を変えて東大合格者数ランキングの10位以内で、海外大学に強い高校も見てみましょう。2018年最も多かったのは渋谷教育学園幕張で卒業生372名に対し35名。約10人に1人が海外大学に合格していることになります。

渋谷教育学園幕張の海外大学合格者数が多いのは、英語教育への注力、外国人教師の在中、留学制度、帰国子女の受け入れなど、海外大学受験を意識させる環境が十二分に揃い、海外大学向けの進路指導に力を入れているのが要因です。

2019年東大・京大・難関大学合格者ランキングの見どころは?

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今年も昨年同様、東大をはじめ京大、難関私立大学、医学部などの合格者数をランキング形式で紹介しています。その中で編集部が一番見どころだと思うのは、昨年大躍進した高校が今年はどういう結果を出しているのかです。

たとえば東大現役合格率ランキングで一昨年18位だった浅野は昨年9位という結果を残し、今年どうなっているのかは気になるところですね。受験者が減る「隔年現象」の影響でランキングが下がるのか、はたまた2年連続で順位をキープしているのか。浅野に限らず、大躍進した学校の今年の実績は一番の見どころです。

もちろん進学実績が学校選びのすべてではありません。一つの指標としてご覧になってみてはいかがでしょうか。
今年のランキングはこちらからご覧ください!