特集第4回「学部について知ろう」:大学受験情報

inter-edu’s eye大学に入学する目的は何でしょう。それは、お子さまにより異なるかもしれません。ただし、「何を学ぶか」ということは、誰にとっても重要ではないでしょうか。大学の学びを分類するのは、「学部」です。その選択の際、お子さまに少しでも助言できるよう、お母さまのほうでも基本的な知識を押さえておきましょう。

学部によって何が違う?

どの学部を選ぶかによって、入学後に学ぶ内容や取得できる資格はもちろんのこと、卒業時に与えられる学位の学士名称が異なります。たとえば、薬学部なら「学士(薬学)」、文学部なら「学士(文学)」など、どんな学問を修得したのかという記録が標記として残ることになるのです。

どんな学部があるのだろう

では、具体的にはどんな学部があるのでしょうか。下記に代表的な学部を文理ごとに分類してみました。

文系 人文科学系 文学部、外国語学部、教育学部、人間科学部など
社会科学系 法学部、社会福祉学部、経済学部、商学部など
理系 自然科学系 理学部、農学部、工学部、獣医・畜産系学部など
医学・医療系 医学部、歯学部、薬学部、看護学部など

ただし、大学に存在するのは、こうしたおなじみの学部だけではありません。「グローバル・メディア・スタディーズ学部」「キャリア形成学部」「ポピュラーカルチャー学部」など、文理で分類することが難しく、また名称だけではわかりにくい学部もたくさん! その数は、450学部以上にのぼります(平成25年現在)。学部名に惑わされることなく、学びの内容をよく吟味することが大切です。

どんな学部が人気なの?

※エデュちょこっとアンケート「将来、大学でお子さまに選んで欲しい学部はどれですか?」医学部45%、理工学部15%、法学部7%、その他33%

さて、インターエデュをご覧のご家庭では、どんな学部が人気なのでしょうか。独自に行ったアンケートでは、右記のような結果が出ています。

圧倒的人気なのは、医学部。次いで理工学部、法学部が並びますが、全体の半数近くが医学部志望という結果を見ると、エデュママがいかに高みを目指されているのかが分かります。教育に熱心なご家庭が多いなかで、志望学部に入るには、具体的な学校選びや受験準備の際、かなり気合を入れて戦略を練る必要がありそうです。

早いところでは、中学から大学訪問を推奨する私立校も増えている昨今。中学受験が終わったからと言って、ボーっとするわけにはいきません。最終的にはお子さまの意思が大切ですが、大学選択が本格化する前に、お母さまも「学部」についての知識を深めておきたいですね。