みんなの中学受験満足度向上委員会

体験談(15) 早稲田大学高等学院中学部

Q1: 学校選びのポイントは
息子の条件は、家から近いこと。
私の譲れない点は、広いこと(野郎が狭いところに押し込められているのが耐えられない)。
都心に近いところに住んでいて、この条件を満たす学校はあまり多くないのですが、早大学院ばっちり満たしていました。
塾では、性格的にも勉強面でも付属向きと言われました。
なぜか勉強することが好きなようだったので、付属に行ったら全然勉強しなくなるのではという心配をしなかったこと、圧倒的に応用問題より基本問題で点数を稼ぐ傾向だったことが、付属向きの理由です。
早実にしなかったのは、学院の方が通いやすかったことと、男子校に抵抗がなかったこと。
女子がいたら面倒なことは全部女子にやってもらいそうで、男子校の方がいいかと思いました。

(アンダンテより)
「家から近くて、広い」…確かに、都心に近いお住まいのときに、この条件で考えると一気に絞られます。早大学院はばっちり広いですね。
勉強をしなくなるのではという心配がないのは大きい~すばらしい。

Q2: 入学前に気になっていたことは
知り合いがほぼいなかったことくらい…のん気にあまり心配しませんでした。

Q3: 実際に入ってみてどうでした?
新設されて2年目だったので、いろいろなことをわからないまま入学したことに入ってから気づきました。
一番は部活。
息子の入りたい部活はあったのですが、なにしろ学年もそろわず人数が少ないから部活数も少ない。
人数が増えれば整うだろうという期待で入ったけれど、そうはならなかったことが他にもありました。
学校の面倒見も、良くはないだろうと思って入りましたが、本当に良くないです。
が、なぜこんな面倒見の悪さでちゃんと習得できているんだろうと思う状態です。
一番満足しているのが、集まっている子供たち。
勉強も、音楽や学校生活全般も、できる子が引張っていって全体を上げている感じです。
校則らしい校則も何もないです。
ストレスになるものが何もないこと、手を出し過ぎないことがいい方向に向かわせるのか…これが学校の狙い通りだとしたらすごいです。

(アンダンテより)
伝統ある新設校って感じで、ちょっと特別なポジションですね。部活など、中身が整うまでに時間がかかる部分はどうしてもありますから。でも、
> 一番満足しているのが、集まっている子供たち。
結局、ここが一番大事なので(^^)

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど
小学校での授業が楽しくなかったらしく、勉強する場を求めての塾生活スタートでした。
別に特別優秀だったからではなくて、面白くない解説と、勉強する気のない友達がいる中での活気のない授業が、本当に辛かったそうです。
なので合格が目的ではなく、あまりに塾が楽しそうだったので、「公立中学に行ってまた塾に通えば」と半ば本気で言ったりもしましたが、一日の大半を過ごす中学での授業がつまらないのは避けたいと思っての受験でした。
本人多少は遊ぶのを我慢してではあったけれど、受験生活での勉強が本当に楽しそうだったので、例え全落ちしてもやってよかったと心底思っていました。

(アンダンテより)
ダルい授業がつらいのは、すごくよくわかります。いきいきした授業と、しっかりした中身があれば勉強が楽しめるお子さんなんですね。そりゃもう中学受験向き。

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば
希望の条件を満たす学校が早々に見つかり、合格率が高くなっても本人のモチベーションも下がることはなかったので、多くの学校を見ませんでした。
惚れ込んだともいえますが、こんなにもわからないところだらけの新設校に、何をそんなに惚れ込んだのか?と。
自由・自治がモットーの学校で、実は入ってみて一番息子の苦手なことだったのかもと気づきました。
受験があまり苦じゃなさそうな子だったので、大学受験があってもよかったかも、むしろ受験勉強のノルマがある方が伸びたのでは?と入学してから思いました(遅すぎ)。

(アンダンテより)
子どもが「何をそんなに惚れ込んだのか?」って、案外わかりにくいことも多いんじゃないかな(特に男子)。
> 実は入ってみて一番息子の苦手なことだったのかもと気づきました。
こじろうの場合も、本人が苦手なところがさかんな学校だったような気がするんですよね…でも、そこがよかった(だからこそ伸びた)と思うんです。当たるかハズレるか、賭けみたいな。

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?
100%です。
中学受験の勉強なしに、今の彼はないです。
私がタッチせずほぼ自力だったので、終わってから、「私がもっと介入していたら、御三家なんかもあったか?」と思ったりもしましたが、私が手を出さなかったから楽しく受験生活を送れたのかも。
学校選びはもう少し考えてもよかったと思うこともありましたが、本人は楽しく他の学校は考えられないと言っているし、成長も感じられるし、親も親づきあいが本当に楽しいので、これ以上は望みません。

(アンダンテより)
親介入なしで、しかもわりと余裕を持って受験を乗り切れたのはものすごく大きな収穫でしたね。そこで楽しく通っているんですから、まだまだビッグになりそう。

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はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

英語は大きな逆転要素

大学合格実績を稼ぎたい進学校が、入試の方法に工夫を凝らし、少しでも高偏差値の中学受験生をたくさん集めようとするのは、中学入試時の偏差値と、大学受験の結果に高い相関があるからですね。

それでは、(ちょっと言い方を変えて)「大学受験の結果は、結局のところ、中学受験の偏差値なり」になってしまうのかというと、それは違います。

ざっくり「団体」でいえば、中学入試の高偏差値集団が、難関大に行くということでおおかた間違いありませんが、「個人」がどうなるかはまた別の話です。

中学受験と大学受験で似ているところはたくさんあります。国語と国語はとりあえず科目として同じですし、理科や社会はいくつかに分かれますが、分野としては引き継がれます。そのへん、得点できる資質というのか、関心があって勉強が積み重ねられるかどうか、あるいはそれ以前の、日本語を読んで考えて書くということがしっかりできるのかどうか。そういったことが、中学入試である程度占えてしまうのは当然のことですね。

算数と数学は、科目名が違うものの、なんというか、共通した考え方を引き継ぎます。例外はあるにしても、算数がすごくできた子は数学もできるようになることが多いでしょう。

しかし英語だけは違います。そんなに明確に「引き継ぐもの」がありません。国語の資質と、外国語として学ぶ英語の資質はそんなに被っていません。これから中学に入学する時点で、未来の英語の出来不出来は「未知数」といってよいでしょう。

英語の先取りをしている子もいるでしょうけど、小さいころに、多少、英会話教室に通ってたかどうかなんてその程度は「誤差」です。もちろん帰国子女でペラペラだというならぜんぜん違う話ですが、とにかく大きな鍵は、

これからやるか、やらないか

です。次に大きな鍵は、

どうやるか

です。どんなデキル人でも英語ができるようになるには積み重ねが必要です。みんなが嫌でも受験のことを考える「残り一年」くらいになったときに、英語がしっかりしてるのかどうか、この違いはでかいです。

私が中学受験全滅のあと大学受験は比較的スムーズに終えられたのは、「英語」の功績が大きかったと感じます。英語が磐石なら理系でも文系でも有利です。六年間、長丁場ですから、「やるか、やらないか」というのは、結局のところ「好きになるか、ならないか」ということに似ているともいえます。

(つづく)

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体験談(14) 開智中学(中高一貫部)

Q1: 学校選びのポイントは

開智は進学校ですが、東大に行けというような押し付けはないところがよいと思いました。小テスト、追試、夏期講習、冬期講習などは隅々まで行き届いていて、試験休みもないくらい。でも、0時限、7時限や山のような宿題はないので、「日々の生活に余裕はあるけど、長期休みはない」という感じなのです。学費が安く、駅から歩けて、部活がきつすぎず、生徒主体の行事が多くて賑やかなので、親として不満はありません。
本人は「できれば共学」くらいの希望しかなく、あちこち文化祭を見せても「ここでもいいしー、あそこでもいいしー」でした。

(アンダンテより)
勉強・部活・行事と、いずれも充実していて、かつ、親にとっても子ども本人にとってもマイナスポイントがないという感じでしょうか。

Q2: 入学前に気になっていたことは

生徒たちが元気なのはいいのですが、別の言い方をすればわりと「きつい」子が多いので、幼いタイプの息子がついて行けるのかが心配でした。授業内容も大変に高度なので、そちらの心配もありました。そもそも、偏差値が足りていなかったので、合格したらそれから考えればいいじゃないかという感じでしたが。

(アンダンテより)
友人関係、勉強関係、いずれもやや不安があったわけですね。「ここがベストマッチなのよ♪」と、惚れ込んでしまっての受験とはちょっと違う雰囲気ですね。

Q3: 実際に入ってみてどうでした?

全員ではありませんが、やはりきつい子が多くて、人間関係は多少苦労しているようです。授業内容も高度ですが、こちらは意外に何とかなっています。今後どうなるかは不明ですが、その両方とも、学校側はきちんと面倒見てくれているので感謝しています。

(アンダンテより)
両面について面倒見がよいというのは心強いですね。

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

非常に幼いタイプなので中学受験は無理ではないかと思った時期もありましたが、素直で幼いということは、言われたことを真面目にやり遂げるということでもあり、案外中学受験には向いているのかなとも思いました。「勉強に向いていない子」というように親が子の能力を見限らないで本当に良かったです。スタートは遅くなく、入塾は小三の秋でしたが(それまでも通信などを利用して家でも結構勉強は見ていた)、やってもやってもやってもなかなか伸びなかったのが、小六の5月から急激に伸びて、それまで考えもしなかった学校を見に行ったり受けたりしました。大変だったけど楽しかった。

(アンダンテより)
いやもう、素直が一番でしょう(^^;;
幼いところがある子は、成長するときにいきなり大きく階段を上りますよね。

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば

もっと幼いタイプの子がたくさん集まるような、のほほんとした学校だったらどうだったんだろう、と思うこともあります。今の学校に不満はありませんが。

(アンダンテより)
どうなんでしょうね?? 実験のしようがないですけど、「勉強面ではなんとかなってる」というくらい、よい意味で親の予想を裏切っているのですから、「あり」な範囲内だったのでしょう。

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?

95%。ほぼ完璧でした。5%は、国語偏差値をコンスタントに50に乗せられなかったこと(40にすら乗せられませんでした)。と、まさか12日に二日校の繰り上げが来るなんて覚悟してなかった、ということ。いまだに思い出すと泣けます。もちろん、今の学校に不満はありませんが。

(アンダンテより)
誰とはいいませんが、幼いタイプの男子はなかなか国語が間に合わないまま終わってしまいますね。でも人生そこから長いので、いつかどうにかなるというか、時期が来ないうちにあがいてもどうにもならないというか。

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塾いらずの学校?

昔の話だけど、私が通っていたのは、面倒見の悪いことでは定評のある学校だったので、大学受験の準備としてはどこかの予備校に通う人が多かったです。

私も、高一から英数の単科に、そして高三ではびっちり長時間の総合コースに通いました。月曜日から金曜日まで、学校と駿台のダブルで通う生活。といってもそんなにハードではなく、学校と駿台は徒歩圏、そこから家までは地下鉄ひと駅ですし、駿台の予習復習はほとんど学校で済ませていたので時間的にはゆとりがありました。

要するに、学校には大学受験のノウハウも情報もなく、というかそんな俗な価値観には組せず独自の授業展開をしているのですが、立地がよいためどの大手予備校もよりどりみどり、宿題も少なく変な進路指導もなく内職にも寛容ですから、ほんとうに自分がやりたいように勉強できたのです。これはこれで「あり」かなと子どもの立場からは思いますが。

親の立場になってみると、
私立の月謝を払って、駿台にフルで払って、
かつ、
「ここまでやってあげてるんだから国公立に行きなさいよ」とも言わず、早慶上智どこでも受かったところに支払う気満々だった親はどんなに太っ腹なのかと。

感謝しています。ほんとに。
でも私は一人っ子だったので…今(子ども三人)はとてもそこまで無理です。

うちの次男は、大学受験がないため通塾率が低い学校に通っています。お金がかかるコース(私大進学)確定ですが、浪人とか、予備校代を考えなくて済む「ヨミやすさ」はいいかなと思います。

面倒見がいいという評判は聞いたことがありませんでしたが、入ってみるとけっこう丁寧に小テスト・補習・追試などやっています。考えてみれば、一部のデキル子をひっぱっていって難関大に入れればいいのではなく、全員をなんとか底上げして、こぼれなく系列大に進学させたいわけですから、学校としても真剣なのです。

それなら完璧塾いらずかというと、それがそうでもなくて、英数のうち不得意科目をどこかの塾でお世話になってる人は結構いるようです。うちも、中学受験終了の二月から、部活が本格化する前の五月くらいまで公文に通わせたり、中三のときは英語のテコ入れのために単科に通わせたりしたので、まぁそんな感じです。

学校がある程度ちゃんと授業していても、万人に合う勉強法というのもありませんから、結局、うまくいかないところをちょっと補うようなことは必要になってくることがあります。もちろん本人次第ですけど。

娘の通う学校は、非常に面倒見がよい学校です。授業、教材、小テスト、課題、いずれも行き届いていて十分な内容ですし、こぼれたときのフォローも手厚いです。今のところ、塾に通っているという話はついぞ聞きません。というか、部活に課題に忙しくてなかなかそんな余裕ないと思います。

そういう面倒見のいい学校も、高校になると全員共通の課題などが減って、自由度が増えてくると聞きます。結局、学校のやり方に合わない場合は予備校に頼ることもあるようです。面倒見がよく大学受験がある学校の高校生活、どんな具合になるのかちょっと楽しみです。

なかなか、塾いらずのはずの私立に通わせるときも、完全というわけにいかないようです。「なんかのときに」補えるくらいの予算はあったほうがよいかと思います。そのうえで…せっかく私立に入ったんだから、まずはどっぷり学校に漬かるところから考えてほしいですね。

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体験談(13) 麻布

もう本人が惚れこんで麻布。ほかは目に入らない。親や先生が鉄板の併願校を組んでも、本人にその気がなければ意味がないものなんですねぇ(怖) でも、終わりよければすべてよし(かな?)

Q1: 学校選びのポイントは

良く言えば個性的、悪く言えば変わり者の息子で公立小学校では苦労したこともあり、本人がのびのびと過ごせそうな学校を希望していました。受験勉強開始後にいくつか学校を訪問し、当初、親子で気に入っていたのが武蔵でした。麻布は通学時間が1時間強掛かることと、派手なイメージがあり当時は純朴だった息子に合わないのではと考えて検討の対象外でした。しかし、塾の先生のアドバイスもあり、小学5年生時に文化祭を訪問。正直に言うと親は武蔵の方がおっとりした息子に合っていると思いましたが、本人が麻布に一目惚れ。受験するのも通うのも本人ということで、麻布を目指して頑張ることになりました。

(アンダンテより)
公立小では浮くタイプの子が快適にのびのび過ごせる環境、というのは中学受験の強いモティベーションのひとつです。武蔵と麻布はどちらも「のびのび」できそうな学校ですが、その傾向はけっこう違いますよね。

Q2: 入学前に気になっていたことは

マイペースでおっとりした子だったので、本当にやっていけるかどうかはやはり心配でした。

Q3: 実際に入ってみてどうでした?

入学してみれば、あれほど小学校時代に変わり者扱いされた息子も平凡な人になるほど麻布は個性的なお子さんが多かった! そして、部活でもクラスでもたくさんのいい友人に恵まれて、学校が大好きで小学校時代が嘘のように楽しく過ごしています。ちなみに、入学時はおっとりした息子でしたが、今やそんな面影はかけらも残っていません。口が達者で議論好きなノリの良い麻布生になりました(笑)。

学習面では放任と言われることが多い学校ですが、教科によりますが補習、小テストなどはしっかりありますし、長期休暇の課題は書かせる課題が多く出ています。理科や社会は中高生向けの授業というよりむしろ大学の講義のような内容で、非常に興味深い授業が多いようです。また、クラス、部活、地区会など保護者同士の交流の機会が多い学校で、同級生のみならず学年が違うお子さんの保護者のお話を伺う機会があることも大変ありがたいなと思っています。

(アンダンテより)
本人の成長に伴い、見た目のキャラがかなり変わったんですね。結局のところ、合格するということは、その学校に合う資質を持っているということの目安にもなるといえるでしょう。

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

小学校よりも塾の方が楽しかったと言うほど、塾が大切な居場所になっていました。学校では話が合う子がいなくて寂しい思いをしていた息子ですが、塾には一緒に盛り上がってくれる友達が多くいたので親としてもありがたかったです。また、塾のような競争を通じて伸びていく環境を経験して、中高は友人と切磋琢磨できる環境に息子を入れたいと強く思いました。

(アンダンテより)
私も、小学校より塾のほうが断然楽しかった!! やっぱり、手ごたえのある、ノリの合うやり取りができる相手がたくさん揃ってるっていうのはいいものです。そして、塾は単に成績輪切りで揃ってるというのが基本ですが、学校に入れば今度はカラーもある程度揃います。だからこその切磋琢磨が生まれるんですよね。

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば

「併願校対策に本人の気持ちを込めさせる」でしょうか。我が家は息子が「行きたい学校は麻布だけ。他は全部落ちてもいい」と常々言っていました。そんな息子でしたので併願校は非常に手堅く決めたのですが(決めたのは親と先生)、本人の気持ちがまったくついてこず、「この偏差値でここを落とすなんてあり得ない」という結果を連発するハメになり、親は生きた心地がしませんでした。中学受験の教訓で、大学受験は現役時なら本命のみ受験にしようと今から思っています(笑)

(アンダンテより)
親としては安全綱なしでは心臓に悪すぎますね(^^;; 本人が余りにも本命ラブで一点集中なのは…でもだからこそ受かったということであれば結果オーライなのか??

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?

親子共々100%です。とにかく本人が熱望した学校にご縁をいただけたので文句なしの結果でした。

(アンダンテより)
ほんとに、うまくいってよかった~

空飛ぶアンダンテ

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「そこまでして」と思うことはしない

満足度を向上させる重要なポイントのひとつは「大きな犠牲を払わない」ということだったりします。

多大な犠牲をものともせず突き進んでしまうと、途中では引き返せないし、結果として大きな成果が得られなかったら、ほんと納得できない気持ちになってしまいますよね。

第一志望に合格する可能性をどこまで上げたとしても、結局「試験は水物」という部分は残ります。親にとっても子にとっても、第一志望に合格する以外はモトが取れた気がしないってところまで犠牲を払っちゃうと、それはやっぱり危険でしょう。

それに、どこまでいっても受験は子どものことであって、親のことじゃないので、特に親は「極力」、犠牲心を抑えて進むべきです。自分ががんばれば完結することでなく、お子さん次第の物事に、ありったけつぎ込んでしまったら、そりゃ期待するなっていうほうが無理です。そして、そんだけの期待をかけられたらお子さんだって迷惑ですからね。

だから、「そこまでして」中学受験したくないわ、と思うようなことは、やっぱりしないのが得策です。

たとえばですが、
・金銭的に、そこまでかけたくないわ、とか
・こんなにがんばってる習い事をやめさせたくないわ、とか
・遊べる日が週一日もないのは嫌、とか
・夜ごはんを家で食べられないのは許せない、とか
人によって、いろいろあると思うのですが、そういうところをずるずると崩していくと後悔します。

私の場合、基本的に、ほかの習い事を全部整理して日能研に通う生活(夜ごはんはしばしば塾弁)ということについてはあまり抵抗がありませんでした。勉強にかかる時間は当然長くかかりますが、この時期にこの形で勉強をすることの価値が大きいと思いました。子どもが塾にはわりと喜んで通っていたということも大きいです。

ただ、睡眠時間を削って、とか、勉強以外のすべてを封印して、とかいうのは「そこまで」させたくないと思ったので、やるべきとされている課題(時には塾授業も)のかなりを削りました。

どこまでが「許せる線」なのかは、人によって大きく違うと思います。

「ここまで」と思うエリアが私よりずっと狭くて、たとえば、夜ごはんは家族揃って食べる、とか、時間のかかる習い事を最後までやる、という範囲で考える場合、当然ですが、中学受験準備としてできることは少なくなります。少なくてもやれるのかどうかは、お子さんのポテンシャルや熱意と、行きたい学校によってまったく違いますが、これでは中学受験をする意味がないという結論も、当然ありうると思います。

その場合、中学受験をした場合のメリットの大きさをよく調べて(考えて)、納得のうえで線引きをずらし、あらためて「ここまではやる」といって仕切り直すというならそれはそれでありです。

でも、「そこまで」させたくないと思いながらずるずると中学受験も続けるのだけはナシです。

空飛ぶアンダンテ

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体験談(12) 山脇学園

Q1:学校選びのポイントは

中受は未知の世界だったので、受験ガイドで偏差値や理念をチェックしつつ、あまり先入観なく学校めぐりをスタートしました。
いくつか訪問するうちに、硬派で体育会系の娘の好みはどちらかというと、自由度の高すぎる学校より、「きちんと感」が漂う、面倒見の良い学校であることがわかってきました。でも、極端に後者な学校を選ぶと、娘のことだから、頭が堅くて指示待ちタイプな子になってしまいそうで、どうなんだろう…
そんな時(もう六年生)、塾で山脇をすすめられ初訪校します。

山脇では、説明会やオープンスクールの際に、「在校生と語ろう」という教室が設けられていて(一家庭に二名が対応)。ナチュラルかつテキパキと誠実に答えてくれる中学生のお姉さん達に、娘は親しみと憧れを抱き、珍しく自分でもアレコレ質問し始めました。その教室は生徒だけで運営されており、教師の介入はなく、生徒が信頼され自立している様子が伺え、「ここだ!」と思いました。
体育祭等、行事の熱い盛り上がりも娘好みで、規律正しさの中で存分にエネルギーを放っている印象を学校全体から受けました。

一旦気に入ってしまえば、一部の校舎が古いことも「大切に使ってて素敵」と感じてしまうし、懸念していた文理選択時期の早さも「娘が理系に傾くような奇跡が起こったらそれはその時」と割りきれてしまったのですから、おかしなものです。

(アンダンテより)
在校生と直接語れて、その在校生に親しみと憧れを抱けるならば、それはものすごくポイント高いですね。

恋に落ちればアバタもエクボ(^^;;
それはそれで大切なことです。学校の特徴というのは「プラス」か「マイナス」のいずれかに固定されているものではなくて、受け取りようでプラスにもマイナスにもなるわけですから。うちもそういうところあるなぁ…

Q2:入学前に気になっていたことは

一人も知り合いが居ませんでしたが、一番行きたい学校に受かったので、親子共々、ただただ幸せで、心配事はなかったです。

事故や災害で電車が止まったら、どうやって帰ってくるか、等、机上でシミュレーションはしてみました。

Q3:実際に入ってみてどうでした?

クラスでも部活でもたくさんの友人が出来、休日には、試合やら遊びやらで、路線図片手にずんずん出掛けて行きます。自分で調べ、考え、行動する力が飛躍的に伸びました。

宿題も多く、学習面では少し苦労していますが。仲の良い子に得意科目を教えてもらったり、将来の夢を熱く語る子に刺激を受けたり。友人達は皆、親切で、冷めてたり妙にマセた様子はなく、年齢にふさわしい無邪気さや一途さが、好ましいです。

保護者は、過保護にならないよう、一歩ひいて見守ってる方が多いように思え、わが家的にはちょうどいい感じ。

入ってしまえば、親が先生と直接話す機会が少ないのが(個人面談も授業参観も一学期のみ)、ちょっと物足りないですが…こんなもんでしょうか。

(アンダンテより)
個人面談が年一回というのはふつうじゃないですかね?
あとは、懇談会みたいなのがあるかどうかかな。

お子さんは、ほんとにぴったり合ったところに入れたようですね(^^)

Q4:受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

娘は、幼少時から手がかからず、文字等の習得も早く、小学校生活も順調だったために、私は何事も「大丈夫だよね?」と確認する程度で、細かく面倒をみてやってませんでした。(仕事や看護、他の子供の世話等で、私の能力では生活を回すのが精一杯でした。)なので、中受をすることになって、久々に娘にじっくり向き合い、娘のことを最優先に過ごす時間が生まれたのが良かったです。

娘に欠けている能力に遅まきながら気づいて「手をかけて」やれましたし、日々の会話は知識を蓄積させたり、考えるきっかけを与えるよう、意識するようになりましたし。学校めぐりは、価値観のすり合わせや、どういう大人になりたいか等の話ができた、貴重な機会でした。

(アンダンテより)
そうなんです!!
上の子ばっかりに目が行って、娘は手抜きだったので(^^;;
中学受験で関われたのはよかったです。ほんとはもうちょっと手前からそうしてればよかった…塾に早くから行くという意味ではなく。

Q5:「こうすればよかった」ということがあれば

なんといっても、新五年で入塾する前は、習い事や力一杯遊ぶことを良しとしていて、勉強は学校の宿題しかさせていなかったことです。あまりにも中受に対して無知な親でした…。せめて公文とか市販のテキストとかさせておけばよかったと激しく後悔。

(アンダンテより)
まぁ、力一杯遊んでたならそれはそれでいいじゃないですか??
公文とか市販のテキストとかで、そんなに中学受験的には変わりませんよ。

Q6:ずばり、中学受験の満足度は?
今がハッピーなので100%と言いたいところですが。親の認識が甘かったり、成績低迷で「無理はしない」方針で、受験を辞めようかと何度も迷っていたので。
冷静に思い返すと60%ですかね…。

(アンダンテより)
紆余曲折ありの受験時代だったんですね。でも今がいいのが何よりです。

空飛ぶアンダンテ

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長くて短い六年間

子育ての区切りっていうと、なんとなく六年間ずつ。

最初は保育園(ゼロ歳児から五歳児で六年間、我が家の場合)。
次が小学校。
そして中高。

客観的には同じ長さの六年間、でも、時間の長さというのは主観的にはえらく伸び縮みするもので。

保育園の六年間は、とにかく送り迎えの段取りがたいへんだったし、病気したりすればのっぴきならない夫婦の駆け引き(どちらが休むかという)、子どもの成長も、ゼロ歳と五歳といったらもう別の生き物ですから、長く感じました。

でも振り返ってみれば、温かい思い出ばかりで、幸せの記憶、きらめき、そんな感じかな。

しんどくて長いのが小学校…

学童と小学校、あるいは塾と小学校のダブル生活はややこしい。

トンデモな先生がいたり…

もぅ、お役所仕事ってのはほんとに!! というような対応にめげたり…

お友だちとのトラブル。

しょうもない授業とか宿題とか。

もちろん、すばらしい出来事もたくさんあったのですが。
なんだかんだで、とても長く感じたし、とにかく疲れました。

中高を足すと、小学校と同じ六年間ですが、これがもう。
またろうとこじろうのダブル受験が終わってから、五年が経ったのですが、ほんとあっという間でした。

えっもう?? あと一年間しかないの?? 名残惜しい…もったいない…

本人たちも、「めちゃくちゃ速かった」といっています。それに比べて、公立小(またろうの場合は「中」も)は本当に長かったと。

なんでこんなに速いかというと、ともかく生活が快適だからですね。
無駄にどっと疲れる、理不尽さに遭遇することが滅多にない。

保護者ランチも、ノリの合う人が多くて楽しい(^^)

中二病というか、親も先生もうざい、というような時期はどこに在籍していようがあるのがふつうでしょうけど、こじろうのときはほとんど意識せず終わってしまいました。確かに中二のころ一番勉強しなかったかしらねぇ…?? という程度。穏やかだったし、友だちとのトラブルもなかった。ほかのお母さんたちに聞いても、「うるせぇんだよババァ」みたいな話は聞かなかったし(またろう中二のころ、周囲はそんな話だらけだった)平和。ちょっと、あんまり学校の話はしてくれなくなったかしらとか、そんな感じ。

ややこしい時期に、学校の雰囲気がしっくりしてて、友だちも荒れてなくて、受験もないから親が干渉する必要もなくて(これ重要)、学校にしっかりした教育力があって、親は適度な距離感を持って見守ればいいなんて、この幸せ。

あと一年、大切に、過ごしてほしいです。
私も…もっとランチしよっと(笑)

空飛ぶアンダンテ

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体験談(11) 横浜雙葉

Q1 学校選びのポイントは
文化祭めぐりや学校見学が好きで、受験まで数多くの学校に足を運びましたが、低学年の時に初めて行ったのが「横浜雙葉」でした。
その時に感じた空気感、ここにいると落ち着く、安心するといった気持ち。
生徒さんの心地よい礼儀正しさ。などといったものが親子共々、その後も忘れられず第一志望校となりました。

(アンダンテより)
やはり基本は「空気感」ですよね(^^)
長い「恋」だったんですね~

Q2 入学前に気になっていたことは
併設小学校からの生徒さんが全体のおよそ半分いること。
中学入学して皆同じスタートラインに立てる方がよいかなと思っていたので。
(でも実際は、小学校が無くても、同じスタートラインではないですよね。)

(アンダンテより)
「スタートライン」という言葉だとなんか互いに競争するみたいですが、別に競争するわけではないので、子ども集団が均質でないからよくない、ってことはないと思うんです。小入、中入が半々くらいのこじろうの学校、中入のみのはなひめの学校を見て、どちらもよいところがあるなと感じます。

Q3 実際入ってみてどうでした?
親が気にするほどのことはなく、小学校からの生徒さんも受験で入った子もあっという間に仲良くなりました。

また、小学校からのお子さんは、芸術面(音楽・絵画・書道)や英語などに秀でている生徒さんが多く、非常によい刺激を受けています。

娘の性格上、自由の中で自律を求められる学校ではなく、ある程度、規律正しく、方向性を示してくれる学校が合うと思っていたので、その点でもよかったと思っています。
校則は近隣の女子校と比べても、かなり厳しいほうだと思います。しかし、多くの生徒さんは特別に反発することもなく、窮屈も感じずに校則を受け入れて生活しています。
(少なくとも服装の乱れで親が顔をしかめることは無いです。)

伝統に裏付けられた一本筋の通ったものがありつつ、先生方は生徒一人一人のことを大切に考えてくれているそんな温かみのある学校です。

学習面では宿題や課題、小テストなどが多く、なかなか気の抜けない環境なので器用にスイスイとこなせない娘は、どうしても勉強時間が長くなってしまいますが、全体的に堅実で勤勉な生徒さんが多い中、自然にがんばってやっています。

(アンダンテより)
どのくらいの「自由」がしっくりくるかは人により様々ですよね。私は学校選びを通して、自分と娘の感覚の違いを改めて認識しました(^^;;

Q4 受験生活で印象に残ったこと。よかったことなど。

早い時期から第一志望校が決定していたのはよかったと思いますが、塾のクラスが替わるのが嫌な娘は難関校を受ける子たちと一緒に難しい授業を受け、小六の最後は非常に苦しかったと思います。

また受験校選びについて当時は視野が狭くなっていて受け入れにくい部分もあったのですが、今思えば塾の室長先生のアドバイスは的確でした。

(アンダンテより)
そうなんですよね!! 出来杉くんたちと同じクラスなのは、いいところもありますけどやっぱり苦しいです。うちはいろいろ省いちゃいましたけどつじつまが合っていたとまではいえないかも。

Q5 「こうすればよかった」ということがあれば

本を読むのがあまり好きではなく読むのが遅い娘は国語の問題を読むということに苦労していました(今も)ので受験を意識しないうちから読書の習慣づけをしておけばよかったと感じています。
また、暗記科目(ずばり社会!)が結局仕上がらないままの受験となったので社会に関しては後回しではなく、習ったそばから固めておくなどの対応が必要だったかもと思います。

(アンダンテより)
でも、うちの娘は読書量に関しては「売るほど」あるのに、国語の問題を読むスピードは遅かったんですよ(-_-# 読書しないよりしたほうがいいけど、受験に直結するかどうかは…

Q6 ずばり中学受験の満足度は?

他の学校だったらどうだったかな?と思うこともありますが、もう一度受験をやり直せたとしてもこの学校を受けると思うのでこの選択が正しかったということで、95点!

(アンダンテより)
(^-^)

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

ママブロガー募集

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。