みんなの中学受験満足度向上委員会

体験談(17) 鴎友学園

Q1: 学校選びのポイントは

本人のポテンシャルの感触に合わせて、偏差値がY60の若干下から若干上までの学校を対象に考えました。
本人の希望は、元気な女子校で、高校から入ってこない完全中高一貫校でした。
小四の時から本人といっしょに文化祭を回りました。
初めて鴎友に来た時はかなりの雨でした。コンクリの部分がくすんで見え、実は最初の印象は必ずしも良くなくて、もう1つの候補校に心が動きました。
ただ、決定には至らず、その後も両校の公開行事に何度となく足を運び比較しているうちに、本人に似合うのは鴎友じゃないかな、という気がしてきました。
もう1つの候補校は、元気が良すぎて、娘にはまぶしすぎたようでした。
鴎友は、元気な中におっとりした部分もあったので、本人的にはしっくりきたようです。
最終的な決定打は、校舎内の校庭で運動会ができることでした。今まででは味わえなかった土の校庭に惹かれていました。

(アンダンテより)
なんと、第一印象は良くなかったのですね(o_o)
そういえば、私はたまたま各学校の文化祭・オープンスクールなどのときに荒天に当たったことがありませんが、その日のいろいろな条件によって印象が左右されることを考えると、気になる学校なら何度も日にちを変えて見に行くのがよさそうですね。

「自由」とか「元気」とかいう形容は、数多くの学校に当てはまりますが、その程度というかカラーは、けっこう学校によって違いがありますよね。似ているといわれることの多い学校セットでも、かなり好みが別れると思います。その点、確信を持って選べれば、その先に自信を持って進んでいけますね。

Q2: 入学前に気になっていたことは

通学時間が約1時間。若干遠いことは気になりました。
また学校が世田谷で、住まいが下町地域ということもあり、タイプが合わなかったらどうしようとは思っていました。

(アンダンテより)
地域によるカラーの差、というのはないことはないですが、まぁ学校を実際に見たときに違和感がなければいいんじゃないかな?

Q3: 実際に入ってみてどうでした?

制服採寸等で学校に行くと、同期のお嬢さんたちの雰囲気が、よくもまあ似ていること。うちの娘も自然に溶け込めると感じました。
小学校時代は若干、優等生を「作って」いたようですが、ここでは素のままでいられることが楽で、毎日が本当に楽しそうです。
また、真面目なお友だちが多いこともあって、とても良い刺激を受けています。お友だちの影響で、自然と前向きになっていくところがいいなと思っています。

勉強に関しても、先生方は大変だろうな、と思いますが、ほんとうに細かく見ていただいています。力の抜きどころがつかめていないのか、課題量は多く感じます。
娘はノルマをきちんと守るタイプなので、期限前は大変そうです。

土には縁が無い生活ということもあって、園芸の授業は新鮮だったようです。
虫との闘いにもいつしか慣れたとのこと、収穫物を持ち帰ってきた時、それが食事に出たときは、嬉しそうでした。

ダンスの授業であるリトミックも年に数回実演して見せてくれるのですが、少しずつ成長が見られます。体が硬かったのですが、ストレッチ等の効果は上がっているようで、日々の努力が形になっているようです。

(アンダンテより)
まさに「均質性の中の多様性」から化学反応が起きるってやつですね。中高時代は特に、友人から学ぶ部分が大きいです。
園芸やリトミックのような、「身体性」の確認・発展の活動を、思春期にじっくりやるのはとてもよいと思うのですが、一方で勉強面も非常に熱心ですし、盛りだくさん(忙しい)学校ですよね…

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

受験した学校は、全て本人を連れて行きました。その中で、もう二度と行きたくない、というところや、ここはまだいいかな、とか、その辺りは答えを出してくれました。
比較的早い時期に鴎友の第一志望が確定したこともあって、受験パターンが早く決まり、併願研究にも時間が取れたことは安心材料でした。
1月校の決定が一番遅かったのですが、本人のモチベーションを下げないため1月を高く設定しておいたのも良かったと思います。

また、文章を書くことが苦手だったので、都立の作文の対策も取り入れました。それも良かったのだと思います。

(アンダンテより)
成績が順調に推移した場合、ゴールが近くなると「もう大丈夫」と気が抜けちゃうのが怖いですから、難しいところを混ぜておくのもいいですね。こじろうは最後ゆるゆるになってたなぁ(-_-;;

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば

正直なところ、御三家を考えないではありませんでしたが、本人に似合わないこともあり、本人が楽しく過ごせるところを優先させました。
とにかく、モチベーションを下げない工夫は必要だったので、いろいろと仕掛けは考えました。娘が親の誘導に素直に乗ってくれたこともあって、うまく回ったと思っているので、「こうすれば」ということは特に有りません。
本人の気質に助けられたと思います。

(アンダンテより)
素直がいちばんです!! 学べることの量がぜんぜん違ってきます。なんかうらやましい(^^;; 素直でない子に中学受験させるのは面倒です(笑)

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?

チャレンジ校も合格したので、結果的にうまくいきました。満足度は100%です。

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

勉強法はそれ単独で成り立つものではない

ここまで英語の勉強法についてつらつら語ってきましたが、まぁそのように私の「勉強法」についての好みというものは、自分の体験や、上二人の子どもたちの英語との格闘やらの中から培われてきたわけです。

それで、今、娘(中二)が通っている学校の英語ですけど、それは入学前に知った特徴だけでいうと、あんまりいいと思いませんでした。つまり、私の嫌いなタイプの、「習うより慣れろ」的な?? というふうに見えたので。

もっとも、学校を選ぶうえで、英語の勉強法というのは、相対的に小さいことだったので、そんなに気にしてはいなかったのですが…

そして、実際に娘が入学してから一年経って、わかったことがあります。

その英語の勉強法が、娘の学校では、生き生きと機能して、良さを十分に出しているということです。

たとえば、
・生徒の資質
・先生の資質
・生徒同士の影響力による、意欲の高まり
・教材
・小テスト、定期テスト
・うまくのれていない子へのフォロー
などなど、勉強法が生きるも死ぬも、環境と運用にかかっているので、勉強法単独でいいとか悪いとかという判断はしにくい、というか、してもしょうがないのです。

娘の中学校生活一年間を見てきてつくづく思うのですが、学校がどういうポリシーを持ってどういう教育を行うかということと、どういう先生がそろっているかということ、それとどういう生徒が集まっているかということ。それと、学校の置かれた立地・環境。それらすべてが統合して、十分な機能を発揮します。特に、「どういう生徒が集まっているか」ということはキーポイントなので、入試のあり方というのは、学校の教育の良し悪しの根幹をなすものであるともいえます。

私学であればどこでも、入試の制度にも、問題にも、工夫をこらしているはずです。その入試で選抜できる子の資質が、中で行われている教育と噛み合っているというのが、力のある学校のひとつの(重要な)特徴です。

子ども二人の中学受験を通して、さまざまな学校の入試問題に触れましたが、いちばんすばらしいと思ったのが、娘の学校の問題でした。それは、単に塾でそれなりの訓練を積んできたということに留まらず、読み、データを整理し、あるいは考え、表現するということについて、さまざまな角度から、またかなり深く問うものであると感じたからです。その時点ではただ、「できる」子を取りこぼさず取る(合格させる)ために工夫がこらされているのだなというふうに思ったのですが…

「できる」といっても、その「軸」はひととおりではありません。どういう子を合格させたいかの明確なイメージがあり、それに沿って入試問題を作成し、そうして集まった生徒に効果的な教育(勉強法含む)を練り上げていく。私学の「お仕事」はそういうものなのだなと今は考えています。そういう意味で、入試がしっかりしているということはそのままその学校に対する信頼の元でもあります。

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

実り多い英語多読にする工夫あれこれ

学習意欲もない、基本の英語力もない子に英語を漠然と多読させても(=またろうを、公文英語に通わせても)、得るところは非常に少なかったです。というか、多読したとはいえないですね。読んだふりして飛ばしてただけ。

こういう場合は、読む、慣れるとかいってるより、薄っぺらい基本的な文法問題集をしつこく、すり込むように繰り返すことのほうがずっと効果があります。数ヶ月で、当時通っていた市進の英語偏差値が45→55くらいまで上がりました。しかし、監視はほんとに疲れますorz 母はここでほぼリタイアし、英語成績も頭打ち。

やる気のない子に多読させるなら、音読させて聞いてるくらいのことは必要でしょうね。公文では、先生が音読を聞いてくれるようですけど、週に二回そこで音読させられて、家でもちゃんと音読するように「なったら」、まぁ役に立つでしょう。

音読というのは、読み飛ばしや、いい加減読みを防ぐ効果があります。音読をすることで、しっかり頭を通過させられればいいですよね。

どうも私自身は、音読をしても目と口が直結してすらーっと流れていくだけで、頭を通っていかない感触があります。音読で目と口を慣らすのも悪くはないですが、多読から何を得るかという話でいえば、全力で推測しつつ意味を取っていくところが大事なはずですけど。

私か好きだったのは、英日の比較読みでした。基礎英語や続基礎英語は親切に対訳がついていますが、「くまのプーさん」の場合だったら、英語版と日本語版を並べて読んでいました。

並べてますから、英語で知らない単語や、意味がわからないところがあっても、日本語を見ればわかるわけです。しかし翻訳というのはどこまでいっても「近似」であって、まったく同じニュアンスを伝えているとは限りません。読み比べて、そのズレを味わうとか、英語と日本語の表現の発想の違いを楽しむとか、そんなことが大好きでした。「対訳」が大好物なんです。ちょっとだいぶ変な人かも。

(もし同好の士がいらっしゃいましたら、今、NHKラジオ講座でやっている「英語で読む村上春樹」はとってもお奨めです)

うまくマッチする訳本が手に入らないこともありますが、そしたら英語を何度か繰り返して読んでいました。

一回読んだとき、だいたいは意味がつかめたとしても、なんか腑に落ちていないというか、存分に味わえた気がしないんです。二度目、三度目に読んでみて、英文を目で追いながら、きれいにその文章の意味が自分の中で寄り添って流れていくような感触が好きでした。これまただいぶ変な人かも。

とにかく、何かを読んでいるときの頭の働き方というのは、おそらくふだん想像している以上に、人によってそれぞれかけ離れているものなのです。だから、どういうやり方がいいとはいえませんが、なんらかの読み方の工夫で、多読で得られるものを格段に増やすことができると思います。

指導法としては、設問を設けるとか、感想を書かせるとか、音読をさせるとか、印をつけさせるとか、いろいろありますよね。そのどれが自分的にヒットするかわかりませんけど、自分の頭の働きをよく観察しながら、お得な読み方、スタイルを確立していくといいでしょう。

それと、そうやって自分をもうひとつの視点で観察しながら、勉強法の工夫をしてみるということ、そのことそのものがものすごく勉強になります。たぶん、そういうことができるかどうかが、その後の人生における「学び」の大きな分岐点になるんです。

(お奨め記事Akira先生の「日能研の歩き方」自分なりに工夫をしてみる)

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

この一年の成長

新中学一年生の皆様、ご入学おめでとうございます(^^)

去年の今頃のことを思い出すと→「制服美人」(入学式についての記事)
…ほんと一年、あっという間に感じましたけど、中身のぎゅっと詰まった、楽しい一年間でした。

いや私が楽しんでもしょうがないんですけど(^^;;
子どもが毎日楽しそうならそりゃ親だって気分いいです。

去年の今頃。不安がなかったといえば、嘘になります。
なにしろ、惚れすぎちゃってたので…娘の学校に。

入ってみたらそれほどじゃなかった、がっかり、
ということがあったら、それを子どもに悟られないようにできるかしらん。
なにしろ、受験のときもそうでしたが、女優になれない、演技力のない、いつもそのまんまの母です。

でも、今ほんとにリラックスした気持ちです。
元々、学校選びのときに、一番重視したのは、「空気がしっとり」合う、心地いいということでした。
感覚的にすぎると思われるかもしれませんが、中高一貫校の教育力の一番根っこのところは「ピア」(生徒同士)の教育力にあり、それがどれだけ力を発揮するかは、「空気」にかかっている、と信じているからです。

もうちょっと具体的にいうなら、生徒同士の「均質性の中の多様性」が生きて「化学反応」が起きるということです。いやあんまり具体的になってませんけど。前にもう少し詳しく書きました→「私学の価値1: 均質性の中の多様性」

この一年間で、期待どおりだったことは、娘がどのくらいこの学校に「似合っているか」ということ。

期待以上だったことは、周囲の人材(クラスメイト・部活仲間・先輩など)が多方面に優れていること。

そして、この学校がすばらしかったことは、そういう生徒同士の「化学反応」がうまく起きるようにものすごく周到な配慮があるということです。これは、入る前にはあまりよくわかっていなかったことです。

それらが合わさった結果として、この一年間の充実と成長(部活・遊び・勉強・生活)ぶりにはほんとうに感動しました。

学校の価値は、学校・本人それぞれのポテンシャル+相性だけで静的に決まるわけではありません。入学後に、実際に本人が周囲の環境や人間関係に働きかけて、何を得るかで大きく左右されるものです。惚れすぎて危険、ということよりは、惚れることで学校の価値が上がることのほうが多いように思います。

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

英語多読で得るものは人それぞれ

私自身は、「習うより慣れろ方式」の英語教育が好きではなく、文法・訳読・精読派だと思っていましたが、よく考えると、そういうふうに英語を勉強するようになったのは、高校生になってから。具体的にいうと、駿台に通うようになってからです。

中学生時代にどうやって英語を勉強していたかというと、基礎英語、続基礎英語や、自分で買った英語の本。くまのプーさんとか、ドリトル先生とか、メリーポピンズとか、いろいろ読んで、一部は今でも本棚に残っています。これはまさに「習うより慣れろ方式」でしたね。

文法で整理して見えてくるものが、感動を持って受け入れられるためにも、まずは「材料」が必要ですから、まぁ当然のことかもしれません。要するに、比較的最近(いや、高校生時代のことを最近といい張るにはさすがに無理がありますが)のことは印象に残っていて、中学生時代のことはおぼろげなので、自分の中の印象では、「慣れる」部分を軽く見ていました。実際は、「文法・訳読・精読」に入る前の段階もけっこう長かったんですよね。

でも、今よく行われている(たぶん)いわゆる「多読」とはちょっと趣きが違っていたように思います。よく言われる心得は、

・おもしろいと思えるものを読む
・わからないところをいちいち気にしない
・辞書は(あまり)引かない

という感じでしょうか。おもしろいと思わなくちゃ話になりません。これは当然なので共通です。そして、気軽に読み流すような感じで大意を汲みつつ、細かいところがわからなくても気にしない。そうやってどんどん量を読んでいった場合…

英語多読から得られるものは、人によってピンキリです。

「さら~っと」読んでいったときに、わかる単語を拾っているくらいで、残るもの(蓄積するもの)がほとんどない人から、

多面的に推測しながらすいすい読み進めていって、その推測がけっこう当たったり(たまには外れていたり)しながら、その推測の体験の中から、法則や知識、もしくはそこまではっきりしたものでなくても「新たな推測のカン」をどんどん吸収していく人まで、

いろいろいると思います。

もちろん日本人が日本語の本を娯楽として読んでいたって、得られるものは人によって違うでしょうけど、もっと大きく違うと思っていいと思います。わからないにもほどがある、つるつる、するする目が滑るという場合(^^;; さらには、読めといわれたからしかたなく、いやいやページをめくっているとか。

ひどい場合は、学校から長期休みの宿題として英語の本が配布され、読むのが嫌だから訳本を入手してきてそっちだけ読んだとか(←誰かさんの実話)。これでは「英語」多読とすらいえませんが(笑)

同じく訳本頼みとしても、最初は英語の本で読もうとしたらどうもとっつきが悪かったところ、訳本を読んでから英語を読んでみたらすんなり入れた、楽しめたというなら断然いいですけどね(これも実話)。

公文の英語も、かなりよくできた教材です。音声付きで、徐々に難しくなる英文が並んでいますから、きちんと読んで音読練習なんかまじめにやる子だったら、たくさんのことを吸収できます。これで、英語得意になった子を何人も知っています。何もわからないまま読んだふり、ができないように、設問が設けられています。

よいと思ったのですが、我が家の男子二人(またろう、こじろう)にはあまり効きませんでした。読むのをめんどくさがって、設問のところだけ本文中から探してお終いにしてしまってたんです。これじゃ本末転倒です。

多読は、自主性を持ってやらない場合はあまり効果がない学習法です。自主的にやる場合も、吸収できるものが多くなる読み方をしているかどうかで、得るものに大きな差がでてきます。(つづく)

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

体験談(16) 日本女子大学附属中学校

Q1: 学校選びのポイントは
あまり決めつけずに、いろいろな学校を見てみようと思っていました。
多分行かないだろうけれど、お友達から誘われたら文化祭にも行ってみたり。
すると娘のツボが、「お嬢様っぽいのはダメ」。
本女はまず私が誘われて説明会に行きましたが、ぎりぎりここまでなら通えるかなという遠さだったので、それほど乗り気ではありませんでした。
が、「うわ~、ここ、合う!」
聞けば聞くほど、娘の得意なところ(国語)を伸ばしてくれて、苦手なところ(算数)をなんとかしてくれそう。
お嬢様っぽいかなと思いましたが、文化祭に連れて行ったら「元気だからOK!」
自由にふらふらしている娘を、厳しい校則の学校には入れたくなかったけれど、あまりゆる過ぎても糸の切れた凧になってしまうと思っていたので、その加減が程よいと思いました。
共学か女子校かは、共学の倍率を考えると女子校の方が合格しやすいかと誘導しましたが、娘も女子校に抵抗はありませんでした。
付属校ということ、遠いことがネックでした。
娘は今がピークだと思っていなかったので、小学生の時点で大学まで決めてしまうことに抵抗がありました。
なので決定せずにしつこくいろいろ見ましたが、偶然同じ小学校のクラスの仲良しが第一志望で熱望していたこと、習い事の先輩たちも何人か通っていたことなど、後押しすることが多く、中学・高校だけで考えてもこの学校に行かせたいと思って決めました。

(アンダンテより)
遠くて、付属校で、と、条件でまず絞っていけば切ってしまいそうなところ、あまりこだわらず広く回ったことで「合う!」を見つけたのですね。

付属といっても、どのくらいそのまま上に行くかの「空気」はけっこういろいろなので、まずは調べてみるといいですね。それと、結局どの大学に行くかは「本人」次第だけど、その「本人」を大きく形作る六年間の充実度がまず先に来るわけですし。

Q2: 入学前に気になっていたことは
通学に時間がかかること。
上手くいけばドアtoドアで1時間なので、決して滅茶苦茶遠い方ではないのですが、実際には1時間で帰ってくることはありません。
「疲れていたから急行に乗り換えずに各停で帰ってきちゃった~」とか。
体力的に不安があったので、バカみたいに重い荷物を抱えての通学は不安でした。

(アンダンテより)
中学生の荷物重いですよね~。まぁそのうちなぜか軽くなってたり(置き勉活用…)体力がついたりして気にならなくなってきますが。毎日のことなので通学時間は大きいです。一時間って遠いとはふつういわないようですが、私ももうちょっと近いほうがいいと思ってます(でも結局一時間くらいになっちゃった)。でもそれだけで決めるわけにもいかないので。

Q3: 実際に入ってみてどうでした?
入学後しばらくして、小学校の友達で通学時間20分ほどの子が楽しいと言っているのを聞いて、
「近くても楽しい学校もあるんだね…」と言っていました。
思っていた以上に通学にくたびれたようでした。
1学期はいろんな意味で余裕がなかったので、楽しんでいるなと思うようになったのは、2学期からかな。
小学生時代より、友達の中で居心地良さそうです。
部活が、活動も先輩後輩関係も充実していて満足しています。
勉強面では、文章を書く力、話す力を鍛えられていると感じています。
全体的には基礎的な力をしっかりつけさせようとしてくれていて、気を抜くと追試、再試に追いかけられます。
勉強以外のことは、多分女子校にしてはかなり自由。
期待通り娘にはほどよい自由さでした。

(アンダンテより)
人間関係で居心地がいいのがなにより重要ですね。荷物が重くても心軽く学校に行けます(^^)

進学校ならば、突出した子たちで大学合格実績を作ってくれればいいという考えがありえても、付属だと、全員こぼさず上に行かせたいですものね。けっこう丁寧に、「全員底上げ」のための面倒見をしてくれるように思います。こじろうの学校もそうです。

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど
大手の塾に通っていたので、志望校合格のためには塾で提供されるメニューは必要ないと私が判断しましたが、塾が楽しい娘にカスタマイズを拒否されました。
御三家対策プリントを解くより、算数、理科の穴を埋めたかった…
基礎的な力を問う問題がメインだったので。
でもふくれっ面の娘と一日中一緒にいるより、塾で一つでも何か覚える方がマシとあきらめました。
ずっとやらされている感満載でしたが、最後の最後に何とかしようという気持ちが見えたことは良かったです。

(アンダンテより)
塾の本流がめざす学校以外を志望する場合は、どうしても合わない部分が出てきますね。しかし家に囲って「ちょうど」のことをしようとしても、親子関係がぐつぐつと煮詰まるので限界が。まぁ私がいうのもなんですが、そんなにきっちり「最適化」しなくてもなんとかなるもんです、というか、最適化しなくても行けるくらいのところに行けばいいのかなとも(今から思うと)。

最後、自分からやる感が出てきたのはほんとうによかったですね。

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば
カスタマイズせず、でも穴は埋めなければということで、特に最後は完全に私主導でスケジュールを管理していました。
あまりに時間がないような気がして、娘の自律を促している余裕がありませんでした。
背伸びした受験ではなかったのだから、もう少し娘主導にできたのではと後悔があります。
なので中学生になっても、「勉強することができる、ということ」ができていない。
最後までつめられない、自分をコントロールできていないです。
娘にアンダンテさんの「勉強することができる、ということ」の記事を読ませたら、「なるほどね」と納得していました。
まだ修行中です。

(アンダンテより)
自律、自立に関しては中学に入ってからも、というか入ってからが長い道のりですね。でもここからは長い目で見ることができるし、周囲からの(よい)影響もありますから、本人の意欲がプラスであれば、ゆっくりでもあるべき方向に向かっていくでしょう。と、こじろう(いよいよ高三)を見ていると思います。

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?
う~ん、難しい…
塾をカスタマイズできなかったこと、無駄に塾で劣等感を与えてしまったのではと思ったこと等、70%くらいかな…
でも受験をしたこと、第一志望に合格できたことは、娘にとって本当に良かったので、やっぱり100%です。
この記事を書くにあたって娘に「今なら共学受験した?もっと近い学校にした?」と聞いてみたら、
「本女はホントに私に合っている。やっぱり本女にしてよかったよ」と言われて嬉しかったです。

(アンダンテより)
塾生活の満足度がそこそこでも、入った学校の満足度が高ければハナマルですね!!

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

英語は習うより慣れろなのか!?

今の英語教育というのは、昔の「使えない英語(?)」の反省に立って、「習うより慣れろ」流行りのようにみえます。

たとえば多読とか、会話とかね。文法きっちり、訳読みっちり、昔の英語教育では結局しゃべれるようにならなかったじゃないか、というわけです。

英語が「使える」かどうかって、そこは確かに「慣れ」ですよ。慣れてなきゃできませんが、文法きっちり、訳読みっちり、やってあるんであれば、慣れて「使える英語」になるまでの距離は、そんなに大きくありません。土台さえあればあとは「ほんのちょっと」です。

逆はとても大きいんです。日常会話で不自由なくペラペラ会話していて、TOEICは満点近く、それでいて翻訳させると誤訳だらけの(自称)翻訳者さんはいくらでもいます。アナタなんとなく読めるらしいけど、なんとなく大誤読してるじゃないの、って感じです。そこはそこにかかってないじゃない、とか、それは話が逆、とか。そこらにある単語をテキトーにつながれても、困ります。これを直すのはちょっとやそっとじゃすみません。

もちろん、我々が日本語を身につけるときにやったことは、理屈から入ったわけじゃなくて「習うより慣れろ」ですし、英語圏の人が英語を覚えるのも同様です。しかし、赤ん坊から言語環境に浸っているのと、十歳越えて外国語として学ぶのと、条件が違いすぎますからね。浸る時間はどうしたって大差ですが、悪い条件ばかりではありません。なにしろすでにひとつの言語(と、それに伴う論理的思考)をかなりのところまで身につけているのですから、それを利用すればあちこちの近道が使えるんです。

その「近道」が、文法であり、訳読です。

しかしこれが数学でなく語学の難しいところで、理屈じゃどうにもならなくて、慣れる、なんとなく、でどうにかしなきゃいけないところもたくさんあります。

私はかなり理屈っぽい性質だと思うんですが、もっとさらに理屈っぽい夫は英語ではたいそう苦労しました。本人が主張するところによればそれなりに時間はかけたそうなのですが、どうしようもどうもならなかったといってます。これはこうなのにどうしてあれはああなの。どうしてといってみても、なんかそうなってるということがいっぱいあります。そういうところは上手にスルーしつつ、でも、膨大な丸暗記は避けて上手にくくったりまとめたりするところがコツだと思うんですけどね。

英語は、「慣れる」系の勉強と、「理屈」系の勉強がうまく噛み合うと、習得効率がぐぐっとアップします。最適バランスも、方法も、人によってたぶんけっこう違います。

私立中高一貫校では、英語どうでもいいなんて学校はどこもなくて、みんな力を入れていると思いますが、やり方に「合う」「合わない」というのがどうしても出てきます。こればかりは、入学前に「合う」のかどうか、調べにくいです。英語の勉強をしてみるのが、これからですから。

私はJGのやり方が気に入らず、中学のころは自分で勝手に勉強していて(勉強というより趣味。ラジオ講座とか英語の本とか)、高校に入るとあとは駿台どっぷりになりました。

こじろうは、わやくちゃ→わかんないから放棄、になりかけたところを中三のときの塾(英語単科)で救われました。

なかなか英語の塾ナシを貫くのは難しいです。本人次第ではありますけど。しかし、私自身を振り返ってみてその反省に立ちぜひ言いたいことは、
「ぜひ、まずは学校のやり方を信じてしっかりやってみて。
でも、ダメだったら早めに手を打ったほうがいいよ」

です(^^;; ミもフタもないけれど。私もこじろうも「まずは」のところが弱くて余計な出費と時間をかけたと思います。

新入学の方、「しっかりやってみる」のチャンスですよ!!

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

ママブロガー募集

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。