みんなの中学受験満足度向上委員会

体験談(19) 雙葉中学校・高等学校

Q1: 学校選びのポイントは

娘が学校の雰囲気(空気感、肌感覚)が気に入り、志望しました。いくつもの学校を見に行った中で、親の私からみても一番娘がすんなり馴染める学校だと思えました。しかし雙葉は早い時期から第一志望にしていたのではありませんでした。

娘は5年生から塾で受験準備を始めましたが、塾に行きたいと本人が思ったきっかけは、4年の秋に連れて行った大学付属の共学校の文化祭がとても楽しく、この学校に行きたいと思ったからです。

この学校を目指し塾で勉強しながら(と言っても勉強はそれ程頑張っていませんでしたが)、本格的に文化祭めぐりをしたのが5年生で、この時最初に行った学校が雙葉でした。ここで女子校の良さに惹かれるようになり、6年の初めには雙葉が第一志望に変わっていました。

6年生後半からは塾の志望校別講座が始まり、ここに集まって来る生徒さんたちの雰囲気が自分の好きなタイプのお子さんが多く、「自分は雙葉向き!」という気持ちが強まったようです。

(アンダンテより)
共学の大学付属から考えると大きな転進ですけど、志望校別講座で集まる子どもたちのカラーが合うとなるとますます自分の選択に確信が持てますね。

Q2: 入学前に気になっていたことは

雙葉の附属小学校から来られるお子さん達とはすぐに仲良くなれると聞いていたので、特にその点は心配していませんでした。

ただいわゆる「面倒見の良い学校」ではないと思っていたので、娘にはそういう学校を選んでいるのだということを何度も言って聞かせていました。

(アンダンテより)
つまり、何をすべきか自分で考えなくてはいけないということですね。それを納得して中学生になったのはよいことですね(^^)

Q3: 実際に入ってみてどうでした?

先ずお友達関係は予想通りとても順調で、すぐに仲の良いお友達が出来ました。
ほとんどのお子さんが娘が感じた雙葉独特の雰囲気が好きで入学されたと思いますが、想像以上に個性的なお子さんが多いようで、その個性を皆が認め合っているようです。

勉強面では、コツコツ努力するタイプのお子さんが多いようで、真面目でやはり努力型の娘には最高の環境のようです。受験が終わった春休みは、全く勉強せず中学入学後が心配でしたが、特に「勉強しなさい」と言わなくても机に毎日向かうようになりました。「みんな毎日ちゃんと勉強しているから」と言っています。

娘の話から、先生方がとても温かく生徒たちを見守って下さっていると感じています。

心配していた「面倒見」ですが、中間テスト、期末テストに加え小テストが沢山あり、これをこなしていくうちに知識が身についたり、苦手分野があぶり出されるようです。その苦手分野については「間違いノート」を作成するよう指導され、そのノートのチェックも先生がなさって下さっています。そのノートに書かれたコメントやアドバイスを見ていると、決して面倒見の悪い学校ではないと思っています。

(アンダンテより)
外から持たれているイメージよりもかなり丁寧な指導がされているのですね。

個性的なお子さんが多く、それを認め合っているという雰囲気は、前回の慶應と共通した感想ですが、そういえば小学校から来るお子さんがいるというところが似ていますよね。

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

受験生時代、特に6年生になってからは本当に時間が無く、大き目のスケジュール帳にやるべきことを列挙し、これに必要な時間と優先順位を書いていました。

この習慣が身に付き、4月から始まった忙しい中学生生活もスケジュール帳を使ってなんとかやっているようです。

また受験科目の中で社会、特に歴史が大好きになりました。
小学校の先生には失礼ですが、やはり塾での教え方が上手だったようで先生方に感謝しています。
歴史的建造物が大好きで、受験が終わってから歴史探訪の旅に行った時は、本当に幸せそうでした。

(アンダンテより)

塾の先生は授業内容を教えることにかけてはやはりプロですから…まぁ小学校の先生もプロですがもっとずっと幅広いことが求められているので、塾で(受験勉強で)勉強の楽しさや、時間の使い方を学べたことは大きな収穫ですね。

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば

低学年のうちから、そろばん教室など計算の基礎力を養う塾なり、教室なりに行かせれば良かったと思っています。とても計算が遅く、少し急ごうとする「と」計算でケアレスミスをしました。受験直前でも簡単な引き算で間違う(大問で沢山ある計算のうち、焦って簡単な計算も間違えてました)様子を見て、こんなことではどの学校も受からないのでは?ととても不安に思っていました。

算数のセンスもないので、6年生の後期の算数の授業では出木杉君達向けの授業につき合わされている感が強く、時間が勿体ないとさえ思っていました。

(アンダンテより)
中学受験に必要な素養は計算だけではないですし、遊んでおくのも重要な準備です。計算力自体は本格的に塾生活が始まってからでも十分身につきますから、必須ではないと思いますが(結果的になんとかなったわけですし)、算数が苦手になりやすいお子さんだと思えばあらかじめ多少やっておくことでゆとりは作れるかもしれないですね。

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?

結果的に娘が第一志望に合格できたからかもしれませんが、中学受験して良かったと100%満足しています。

塾については、余りにも拘束時間が長く復習型の娘にとって肝心な復習時間が奪われてしまったことを考えると80%くらいの満足度です。

ただ、受験直前の1月に思ったような結果が出ず一番苦しい思いを親子ともにしていましたが、私たちを救ってくれたのは塾の室長さんで、心から先生には感謝しています。

拘束時間が長いことについては、アンダンテさんや他の先輩方の体験談を読ませて頂き、削れる授業は削る方針でやり色々な講座をキャンセルしましたが、先生方は嫌な顔をせず親身になって受験相談にのって下さり有難かったです。

より良い塾になるよう努力してもらうため、送るエールとして△20%させて頂きました。

(アンダンテより)
感謝の気持ちと、エールを送りたい気持ち、どちらもよくわかります(^^;;

空飛ぶアンダンテ

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はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

体験談(18) 慶應義塾中等部

Q1: 学校選びのポイントは

主人が高校から慶應で、慶應大好きなため息子も是非慶応へ!と言うのが中学受験のきっかけでした。息子も小さいころから慶應慶應と言われていたので、慶應に行きたいというよりも、慶應に行くものだ!と思っているようでした。中等部と普通部と、どちらも何度も展覧会・労作展に行きましたが、共学なのと、自由な雰囲気と、通学時間などの理由から、中等部のほうが息子には向いているのか
なと思っていました。

(アンダンテより)
小さいころから慶應!! まさにそれはカラーを選ぶ(家族ぐるみで)ということで、私学の原点ともいえる発想ですね。

Q2: 入学前に気になっていたことは

まだ精神的に幼いところがあるので、自由であるということは自分の行動に責任がともなうという学校の方針についていけるかなと思っていました。

Q3: 実際に入ってみてどうでした?

最初の1週間くらいは緊張していた様子でしたが、もともと知っているお友達が何人かいたこともあり、親が心配するよりもわりとすんなり中学校生活に慣れました。お友達はいろんなタイプの子がいて、ピアノがめちゃめちゃ上手な子や、運動神経がいい子、歴史マニア、鉄道マニアなど、良い刺激になっているようです。クラブ活動は運動系と文化系を兼部する子が多く、息子も複数のクラブに入
りました。お友達や先輩とのつながりが広がるのでいいなあと思います。

先生がたについても息子の話を聞くと、いろんなタイプの先生がいらっしゃるようで、授業も面白いと言っています。家に帰ってきて、今日は◯◯先生がこんなお話してくれた、と報告してくれるのを聞くと嬉しくなります。

保護者会の時に先生が、自分と違うタイプの子を認め、尊重できるような人になってもらいたいと思いますとおっしゃっていたのですが、まさにそんな雰囲気の中、日々楽しく過ごしているようなので良かったなあと思っています。学校から生活面であまり細々した指示がないのでどうすればいいのか迷う時もありますが、何とかなっているようです。

(アンダンテより)
小学校から入る子もいる学校だと、全員中学から入る場合よりもっとバラエティーに富む面子になりやすいと思います。様々なタイプの子の中にあって、かつ、自由(とそれに伴う責任)という雰囲気の中で楽しく過ごせているのはほんとうによかったですね。

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

塾の先生にはいろいろお世話になりました。
お弁当箱を塾に置いて帰ってきてしまい、先生が洗って次の日返してくださったこと。お弁当を持って行くのを忘れた時、先生がパンをくださったこと。国語がどうにもこうにもできないので何とかしてくださいと泣きついたら、簡単なプリントをくださって個別に対応してくださったこと。

息子の数字の書き方にクセがあり、3と8の区別がつきにくかった時、私が何度注意してもなおさなかったのに先生に注意してもらったらすぐになおったことなどなど、本当にありがたかったです。入試の時も応援に来てくださったり、合格発表の時は息子が塾に電話したら先生が代わる代わる電話に出てくださって、息子も感動の涙がとまりませんでした。私も本当に感動して、中学受験して良かったなあとしみじみ思いました。

(アンダンテより)
親身になってサポートしてもらえたのですね。字をちゃんと書け、なんて、親がいうと反発しますから、先生が頼りです(^^;;

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば

もっと息子が精神年齢が高かったら、自分で勉強の計画をたててコツコツ勉強したのかもしれませんが、算数以外はかなり私が今日はこれをやるんだよと指示していたので、もう少しうまい具合に家で勉強がまわる仕組みを作れれば良かったなあと思います。(無理っぽいですが(((^^;))

(アンダンテより)
それは…「こうすればよかった」というよりほとんど別の子レベルの期待というか、まぁ自立が中学受験のうちに軌道に乗ってなくてもしょうがないんじゃないかな。男の子の精神的成長は大概あとから、です。

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?

第一希望の学校に合格できたので100%です!

(アンダンテより)
(^-^)b

空飛ぶアンダンテ

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国語記述苦手、六年生から巻き返せるか?

現在すでに六年生、国語、特に記述が苦手だけれど、長めの記述がある学校に行きたい、という場合にどうしたらいいか? というご相談をいただきました。

まずお断りしておきますが、我が家の中学受験は、記述が「ありえへん」ほど苦手だけど記述皆無の学校を第一志望にしていたこじろうと、記述のカタマリのような学校を第一志望にしていて記述がわりと得意だったはなひめの二人しかやってません。だから以下は実践済みのプランではなく、二人がやったことを合体させたようなものですから、そこんところご承知おきください。私ならこうやって試してみる、というものです。

国語をどうにかしていこう、というときのベースラインは、何はさておき、漢字と語句です。

記述が不得意なのに、漢字の書き取り、語句問題ごときで点数を落とすわけにはいかない、というのはもちろんのことです。また、国語苦手な子はボキャブラリー不足であることも多いので、このへんを補っていくことで読解の底上げにも貢献する可能性が高い、というわけです。

こじろうのとき、漢字・語句を毎日!! と不退転の決意で臨むことにしたのは六年生五月でした。そこから、すりこむように毎日まいにち、それで数ヶ月でだいたい効果が見え、入試のときまでには漢字や語句で落とすことはなくなっていましたから、六年生の今の時期からでも決して遅すぎるということはありません。

そして読解ですが、今まで塾に一年なり二年なり通っていたとして、同じように集団授業を聞いて…宿題をして…テストを受けて…直す、ということではジャンプのきっかけはなかなかつかめないでしょう。もちろん、授業にも、宿題にも、テストにも、必要な栄養分はたっぷり含まれているに違いないのですが、これまで苦手のままだったということは、たぶん、オイシイところをちゃんと噛んで食べるとか、消化吸収をするとか、何かしらで、うまくいってないところがあったのです。

そこでお奨めなのは、「親子で楽しむ読解タイム」です。

・問題文(素材文)を読む
・設問を読む、ポイントを押さえる
・解答の要素をつかむ
・解答をまとめる

六年生に求められる(ハズの)勉強の自立はひとまず脇に置き、寄り添って親子いっしょに、読解の道筋を辿ります。その際、適宜「音読」を混ぜるのもよいです。必ず音読すると思うと時間もかかっておっくうなので、ベタでなくてもいいでしょう。また、本文にいちいち印をつけるのはたいへんですが、設問の解答条件などにしぼって印をつけるのはお奨めです。

やり方にはひとつの正解があるわけではないですが、せっかく親子でやることですから、何が足りてないのか、どういうときに迷宮に入るのかをじっくり観察してみましょう。音読は案外、頭の中で起きていることを垣間見せてくれるものです。じっくり聞くと何かしら発見があります。

ひっかかりポイントは、子どもによりぜんぜん違うはずです。見つけたら、対処のしようもあったり…ま、なかったりもしますが。

ちなみに、こじろうの場合、そもそもどういう文を書くと説明したことになるのか、とかもよくわかっていなかったので、記述の模範解答を「写経」するのは効果がありました。また、はなひめの場合は、とにかく字を書くのが遅くて記述までは解く時間が残らなかったりしていたので(さっき、記述得意と書きましたが、塾のテストでは記述が取れないこともそういえば多かったです。だってそこまで解かないんだもの)、やっぱり「タイムトライアル写経」なんかをやったりしました。傾向がぜんぜん違う二人なのに結局「写経」してたんですよね。そんなこともあります。

私の感触からいうと、記述はまだしも、何を求められているかをつかみ、材料をそろえ、こう表現すれば通じる、ということをつかめてくると安定してできるようになるものだ、と思います。

最後まで悩んでいたのがむしろ選択肢です。どちらも正解では? と思うものが複数残ったり、ズレてるものしか残らなかったり。選択肢問題はいくらでも難しくできます。あるいは学校によってはほんとにただの悪問や出題ミスもあります。第一志望校の過去問でじっくり「根拠」を確認して解答する練習をしておくにこしたことはありません。丁寧に「根拠」を求める練習をしておくと記述にも生きますし、第一、記述が苦手だっていうなら選択肢問題は取りたいですよね。

国語がいちばん、(集団授業でなく)個別対応することに効果のある科目だと思います。その学校があきらめられないなら、がんばってみてください。

(使用上の注意: 親子関係が悪化しないよう、心の距離を保ちましょう。また、「親子で楽しむ読解タイム」に割く時間はあまりよくばって増やさないこと。)

国語関連過去記事のまとめ→アンダンテのだんだんと中受日記「苦手の国語、得意の国語(読解)」

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英語が得意になったわけ

前回の、ういろうさんインタビューの続きです。

Q: 英語の先取りはしていましたか

何にも(笑) 実は、小学生のときに、ちょっと公文の英語をやらせようとしたことがあったのですが、「宇宙語みたい」。ぜんぜんわからない、覚えられない、まったく受け付けませんでした。興味もなかったんでしょうね。

Q: 中学になって、学校以外でやったものは

受験が済んで、そういえばアルファベットくらい書けるようにしたほうがいいねということを本人も思い立ち、春休みのうちに「ママ塾」で簡単な導入部分(アルファベットの書き方と、ごく簡単な文章と発音)を教えました。そしてGW明けから再度公文に連れて行ったら、今度は大丈夫でした。

数年経つ間に、本人なりの成長というのもあったでしょうけど、たとえばハリーポッターが面白いと思い、その元は英語だったとか、いくつかのきっかけで、英語というものがどう使われているかおぼろげにでもイメージできたことが大きかったと思います。

Q: 英語ができるようになったきっかけは

学校では、ネイティブの先生が担当する会話の授業があったのですが、娘はその先生のことがたいそう気に入って、もう毎朝、先生のいる部屋に押しかけていって挨拶して会話して、という調子でした。ほとんどストーカー(笑)

その会話で何をしゃべるかといういわばネタを仕入れるという位置づけで、公文英語も熱心にやっていたようです。使えるフレーズを探して、それを応用して次の日の朝の会話に生かすというような。英語を使えるシチュエーションというのが強力な原動力になっていたと思います。

公文英語は中学三年生まで続けました。大学受験に直結するような内容ではないのですが、やさしい文章をたくさん読むことで、目と耳から英語の語順のまま理解する(直読直解)訓練を積めたのがよかったと思います。

また、公文だけでなく、ペーパーバックなんかも自分で借りてきて読んでいたし(元々読書好き)洋楽洋画のミーハー精神も大変有益でした。
つまるところ、楽しみながらいつの間にか量をこなしていたのが良かったのだと思います。

Q: 高校になってからの英語勉強法は

塾に通うようになってからは塾中心でした。ただ、高三に上がるときには数2Bが必須になってしまったのでそこは辞めました。もう早慶の英語には不安がなかったのであとは社会だけ塾に通おうかとも言っていたのですが、試しに行ってみた駿台の授業が気に入ったので、結局英語単科に通いました。

そこでは、昔ながらの(?)がっつり構文読解を教えてもらって、これまで培ってきた「さっと長文を読む英語力」にもう一本支柱が加わったような感じになりました。

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中堅私学から目指す難関大学

ういろうさんと私は、インターエデュ上では六年前くらいからの知り合いなのですが、先日初めて直接お会いしました(^^) いやー初めて会った気がしませんでしたが。

中学受験を考えるときには、それぞれの学校について「○○大に何人合格している」というような見方をしがちですが、実際に自分の子どもがどうなるかっていうのは、別の話なんですよね。この記事では、ういろうさんの娘さんが、学校の本流から頭ひとつ抜け出して、早稲田政経・慶應法・外語大メジャー語学科に合格するまでのいきさつをまとめました。

Q: 私学を選んだ理由は

ポリシーがしっかりあって、教育理念に共感できるところに行かせたいと思いました。元々、難関大に行かせるための私立受験とは考えていませんでした。

Q: 中学受験はどうでしたか

私も夫も中学受験というものをよく知らなかったため、甘く見ていたところがあります。それで第一志望は失敗し、塾に勧められて受けていたN偏差値40くらいの女子校に決まりました。

Q: 入ってみてどうでしたか

落ち着いた雰囲気で居心地よく、学校の先生も熱心で面倒見のよい学校でした。理科などのノート提出が毎週あって、ポストイットを貼って不十分なところを補足してくれたり、よいところを褒めてくれたり、赤ペン先生みたいにびっしり見てくれました。学校では、当時の現状からいって、国立や早慶進学などはほとんど眼中になく、なるべく多くの生徒をマーチ以上に入れようとして丁寧にすくいあげてく方針だったようです。

Q: その中で、難関大を目指すようになったのはなぜですか

たまたま英語ができるようになったからです(笑) 学外と比べる機会としてはベネッセ模試がありました。これはあまり難しい学校の子は受けていないのですが、中三時点では、この母集団のかなり上位になりました。

そのころには、本人も学校の授業が物足りないと感じていたので、東大専門を標榜する塾に通ったのが大きな転機になりました。

娘は東大を目指していたわけではないのですが、英語についてハイレベルな授業をしてくれるところで、地理的に通えるところを探したらそうなりました。通ってみると、打てば響く感じの、ディープな話題が通じる子たちがぎっしりいて、すごく刺激になりました。また、そういう環境に行きたいという思いも強くなったようです。

Q: 大学受験をする中で、その学校のよかったところは

記述の添削をしてもらうなど、勉強内容に関してはほんとうに細かく見てもらえて、感謝しています。塾の課題などでも、わからないところがあって聞きにいくときちんと教えてくれました。

Q: その学校だと困ったところは

高二の後半に志望調査とかがあって、受験に不要なら数三は取らないとかはどこの学校でもあると思いますが、ここではなんと数二が選択だったのです。しかも、先生方はむしろ数二を取らずに早めに絞ることを推奨していたくらいです。娘は数学に苦手意識があったのでこれ幸いと数二を削ってしまい、数二をやらずに高校を卒業するのかと愕然としました。

文系でも、数二をやらないとなると受けられるところが狭くなるので、それで本当によいのか、ということは気になりました。

それと、やはり学校の本流から外れてしまうと、情報がないということ、それから似たようなところを目指す子が少ないので孤独ってことはありますね。

Q: 公立中に行っていたらどう違っていたと思いますか

私立の中では、授業レベルが高いとはいえない学校で、特に高校になってからは、授業がそのまま受験で役立つというふうにはならなかったのですが、公立中だったらここまで伸びなかったのではないかと思います。

それは、そもそも英語が得意になったきっかけ(*)というのが得られなかっただろうということもありますが、中学三年間は公立中よりずっと「深さ」のある授業を受けられましたし、高校受験もなく、平和で落ち着いた環境で勉強できたことは大きかったからです。あと、仮に大学受験の結果は同じであったとしても、公立でもよかったというふうには思いません。元々が、人格形成に重きを置いて入れた私立ですし、その期待には十分応えてもらえたと思いますから。

(*) 次回、英語編に続く。

空飛ぶアンダンテ

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ママブロガー募集

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。