みんなの中学受験満足度向上委員会

勉強の楽しみ

勉強してて楽しいですか?

私は、決して長時間勉強派ではなかったし、行動だけ見れば「勉強好き」には見えなかったかもしれないけれど、勉強それ自体は楽しかったです。

ただ勉強以外にも楽しいことはいろいろあるし、集中して勉強すれば楽しくてもやっぱり疲れますからね。なかなか勉強ばっかりしてられませんが…

勉強よりもっと楽しいことがあるのは、別にいいんです。ふつうです。
勉強になかなか取り掛かれなくて、「せーの」「やるぞ」…最初のハードルが高い、というのも、ふつうです。
でも、勉強それ自体「も」楽しい、ということはとてもだいじです。

楽しくないことはなかなか続けられない、というだけではありません。
楽しくないと結局勉強がなかなか身につかないのです。

「楽しい」と感じるのは、どんなことでしょうか?

前にわからなかったことが今日はわかるようになった、
知らなかったことを今知った、
できなかったことができるようになった。

そういうことは基本的に喜びです。「楽しい」のモトです。

勉強が「楽しい」のモトに満ちていることは理の当然です。

しかしそれだけでは弱い(小さい)です。

モトとモトは、つながることで飛躍的に楽しさが増えるのです。

例えばですが、英単語を覚えようってんで、コレコレが、日本語でこういう意味。って、まぁ知らなかったことを知るのはいいんですが、それ単独ではそれだけのことです。でももし、そういえばあの話で出てきた、とか、あぁアレと語源が共通だからこうなのね、とか、あの動詞と使い方が同じ(意味は違うけど)とか、何かとつながりがあればがぜん生きてきます。面白味が出てきます。

単語集で単語を暗記するとき、もちろん覚えないより覚えたほうがいいんですが、そのときぼーっと覚えてる場合じゃありません…ぼーっと覚えるというのも変ですが(^^;; いろいろ発想を広げてつなげつつ覚えたら、定着も応用もぜんぜん違います。

単語集で同じだけのページを暗記した、といっても、つながってるのとバラバラなのとは、別物です。

「つながりを見つける」発想の基本は、比較。「似てる」「違う」を見つけていくと思えばだいたい足ります。
「似てる」「違う」のレベルは浅いものから深いものまでいろいろあって、その重層的なところがまたおもしろいんです。

勉強は、楽しいだけではなくて、これからの人生いろんなシーンで役立ちます。

というか、勉強の場で、つながりを見つける練習をたくさんした人は、勉強したことを、これからの人生でいろいろに役立てることができます。一見、まったく関係ないようにみえる出来事の中でも。数学なんて勉強して、生活するうえでなんの役に立つの? といってる大人がいたらそれは、たぶんちゃんと楽しく勉強しなかった人です。

空飛ぶアンダンテ

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アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」ダイヤモンド社
2歳から高専受験まで、またろうのまったり成長の記録:
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社

努力するのも才能だ

ドラゴン堀江で、タワシさんという芸人さん(早稲田中退)が、一日12時間勉強を期間中(半年弱)毎日まいにち続けていました。

そして勉強をしていくと、勉強が楽しい、もっと勉強したくなる、と。タワシさんは、「勉強をすることができる」ということについて高い才能を持った人だなと思いました。

受験業界に広く根強く流布している誤解として「やればできる」というのがあります。誰だって勉強しないよりしたほうがそりゃ成績が伸びるでしょうけど、じゃあもっとすればもっと伸びるかというと、ものには限度があります。その人それぞれ、どのくらいの時間を勉強に割けるかという「器」のようなものがあり、それ以上盛ると溢れます。

溢れるとどうなるかというと、勉強が実は役に立っていないとか(上滑り、集中できていない)、さらにひどくなればいわゆる受験ウツの状態になって、成績がうなぎ下がりになります。

中学受験の場合、親が生活スケジュールを段取りしたりしますから、親のコントロール力が強い(この、「強い」というのは相対的なもので、子どもとの相性によっても出方が異なります)と「器」を溢れさせることができてしまいます。

大学受験の場合、年齢が違いますので親とか先生とかの他人がいくら「やれ」といっても自分の器を超えてやってしまうということはふつうありません。しかし今度は「自律」の力が育っていますから、意志の力が強くて真面目に自分を追い込むタイプの性格だと、自分で自分の器を溢れさせてしまうこともあります。

「器」の限度がどこにあるかは、そんなに固定的なものではなくて状況によっても変わってきますし、どこにあるかはっきり見えるものではないですけど、要するに勉強をした内容が身になっているか、勉強の楽しさが感じられているか、気持ちが前向きであるかといったことに注意を払っていれば自分である程度わかると思います。

私が高三だったときは、学校で(内職して)駿台の予習復習、駿台で授業をきき、家ではほぼくつろいで過ごす(そして十分寝る)というリズムでずっと過ごしていました(よいこはまねしてはいけません)。規則正しく、無理がなく、精神的に安定して過ごすことができて、勉強の効率としてはたいへんよかったと思います。自分の限界がどこにあるかを試さなかったという面はありますが…

限界を試してみるというのもそれはそれで人生というか青春ですが、
限界よりだいぶ手前でもいいので、たんたんと勉強して精神的に安定している生活のほうが成績アップには効きます。

その「たんたんと勉強し」の範囲で一日12時間できちゃうという人もいて、それはそれで才能です。

勉強しないのはダメです、そりゃ成績上がりません…上がるわけないですね…

でも、勉強するときは、自分の「器(勉強する才能)」の範囲内で。そのほうが成績上がります。
範囲内かどうかを見分けるポイントは、
勉強をした内容が身になっているか、勉強の楽しさが感じられているか、気持ちが前向きであるか
です。だいじなことなので二度言いました(^^)

空飛ぶアンダンテ

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私大に絞るときは慎重に

国公立を受けるか、私大に絞るかで、必要な科目の範囲がだいぶ違うから、
「早めに絞ったら効率よく勉強できるのでは?」
という考えはとても魅力的に聞こえますが、その判断にはかなり慎重になったほうがいい。と、今回の受験を通して感じました。

たとえば、私大文系に絞るならば、英語と国語と社会一科目? とかでいろんな大学を受けられる。それに対して、国公立を視野にいれるならば、センターレベルとはいえ、数学(これ大物…)、理科とか。

受験勉強の取り掛かりも遅くてちょっと焦らないと、という状況だったりすれば、私大に絞って科目減らすとよさそうに思いますよね。

ところが、今年は特に私大文系とかの合格の出し方が「しょっぱかった」。なかなか思った結果がでない、思った結果というのは、たとえば模試とかの判定から予想できる結果という意味ですが、ここは受かりそうと思ったところの合格がなかなか出ない。

理由はいろいろあるのでしょうが、数年前から始まった定員厳格化の流れからきて、浪人生もたくさんいるところで、勉強のやや間に合ってない現役生がなかなか太刀打ちできない状況で、さらに合格者を絞られたというような。

入試の状況というのは、年々それなりに変化していくものですから、何がどうなるというのは具体的にわかりませんが、とにかく何か変化があったときに、先に絞ってしまってあったら、「ここが厳しい」と気づいても対応できません。

そのとき、国公立も私立も受けられるように準備してあれば、比較的安定している国公立を軸にするとか、あるいは私立でも数学を使う文系を受けるとか、いろんな選択肢があるわけです。

娘の大学受験が近くなったときに、つくづく偏差値(もしくはセンターボーダー)表を眺めたら、私大でこのへんがこんなに難しいんだ!! と(昔の感覚からすると)意外なところが多くありました。ここでいう難易度は、一般受験のことですが。

表口・勝手口・裏口という言い方をご存知ですか。表は、もちろん一般受験、裏口は、系列校からのエスカレーター(うちの次男はこのタイプ)、勝手口はその他の、指定校推薦やAOやそういういろんな枠から入った場合です。なんでも、次男が一年生のころはその三つの入り口が均等くらいだったのが、厳格化の流れでどんどん、表口だけ減っていった状況だそうです(裏口は減らせませんからね)。

この先、何がどうなっていくか読みにくいですが(センター試験も次回までですね)、従来の概念でいう一般入試が広い間口になっていくことはそんなに考えられません。むしろ「勝手口」を増やそうとしている大学が多いのでは?

ここで「勝手口」「裏口」を積極的に狙っていくということも考えられますが、そうでなければやはり、幅広く勉強しておいて、国公立含めて広く受験できるようにしておくのが安心なのではないでしょうか。

それと、いろんな科目を勉強しておくというのは、それ自体価値のあることです。文系の人も数学や理科を、理系の人も社会や国語を勉強することはまさに「教養」を身につけることでもあり、大学に入ってからの学び、長い人生の幸せにはちゃんとプラスに働きます。あるいは、入試そのものにも…たとえば英語の試験を受けているときでも、いろんな分野について知って、考えた経験があれば、それがプラス点につながったりするものなんですよ。

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ドラゴン堀江の違和感

AbemaTVでドラゴン堀江(芸人に半年で東大受験させる企画)を毎週やっていた期間、うちの娘も大学受験勉強をしていたわけで、たいへん興味深く…というか興味本位で楽しく見ていました。

売れない芸人から選抜された三人を、ホリエモンメソッドにより半年で東大に受からせるっていう企画で、ついでに(?)堀江さん自身も受験するってことになり、
最初は全員楽勝みたいなビッグマウスだったのですが、途中でなんとなくトーンダウンしてきて「センター突破」が目標みたいになりました。

センター突破って、つまり足切りをクリアするという意味ですけど、
ご存知のとおり、東大に合格するということの中で、主要な部分は二次試験なので、
センターの足切りライン(たいして高くない)をクリアするということであればほとんど東大受験と関係なくできるというか…

だからまぁ正直なことをいえば企画倒れ。。という面はありますが、
番組としてはおもしろかったですよ。

百歩(一万歩?)譲って「センター突破」が目標なんだとすれば、今回の企画では二勝二敗…つまり、堀江さんと芸人三人のうち一人だけ足切りクリアしました。

同種の企画ではなかなか足切りクリアもままならなかったので、芸能系企画としてはまともなほう、らしいです。

この企画の強みというか、よかった点としては
・勉強の適性をある程度測ったうえで、向いていると思われる芸人を選抜した。
・文系と理系それぞれに、スーパーな指導者をつけた(堀江さんのほかに)。
・一人ではなく、チームとして勉強に取り組んだ。
というところでしょうか。

いろいろ突込みどころはありますが(真剣に受ける受験生を馬鹿にしているのではないかとか)、なんとなく生暖かく応援するムードになったのは、ともかく真剣に頑張っていることは伝わったからかなと思います。

特に、回を重ねるにつれて、勉強って楽しい、もっと勉強したいという空気が出てきたことはとても印象的でした。

逆に、違和感の大きいところは、
・「ホリエモンメソッド」が空っぽだったこと
・センター偏重であったこと
です。

元々、堀江さんは東大合格した経験があって、しかも高三夏くらいにはぜんぜん箸にも棒にも掛からぬ判定だったところから、逆転合格したというのがこの企画のモトとなっているようですが、それは堀江さんが受験勉強をする前から持っていた読解力・思考力・表現力などが東大二次試験に効くもので、そこへ最低限の知識とか演習を半年分詰め込めば合格できたという個人的な経験にほかなりません。

「最低限の知識とか演習を半年分詰め込めば」のところだけ開陳しても、もともとホリエモン並の素質がない人だったら、せいぜいがセンターの足切りをクリアするくらいで終わるでしょう。

番組の中で語られたホリエモンメソッドは、短期集中の準備でセンター「突破」さえすれば、あと二次試験は半分とればなんとかなるんだという程度のもので、そりゃ半分くらいとればなんとかなるんだ、は誰でも知ってるんですが、じゃ、どうやったら半分くらいとれるのかって話ですよね?

肝心なところがすっぽ抜けている、ということに堀江さんが気が付いていなかったのはたぶん、指導経験がほとんどないからでしょうね。

そんなわけで、センター前はほとんどセンターの勉強しかしていなかった、というか、していたのかもしれませんが番組内ではほとんど取り上げられていませんでした。ちなみにセンター後はさすがに二次対策をしていましたが、まぁ過去問やるという…ふつうですね。特に効きそうなメソッドというのは出てきませんでした。

センターの足切りをクリアしたタワシさんは、ほんとうに真剣に勉強していたようですし、この企画に乗って半年間を捧げて、結局売れる芸人になれないとしたらちょっと気の毒かなと。一日12時間の勉強を続けるって、それはそれで勉強をする才能がないとできないことだし、そこまでできる人は、何かしらのフィールドで成功するとは思いますけど。

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模試の判定をどう見るか

昨日書いた「偏差値60の壁?」にあるように、中学受験ってわりと「壁」後の安定期に差し掛かって受験することが多いので模試の判定というか、いわゆる「持ち偏差値」があてになるけど、追い込み型で大学受験とかする場合は、模試の判定をどう見るかというのがけっこう難しくなります。

日能研は特に偏差値ドリブンな受験指導をするタイプの塾だと思うけど、そうやってるにはちゃんとワケがあるんです。六年生の一年間における平均偏差値を見れば、どこが鉄板でどこが実力相応でどこがチャレンジか明確にわかる。番狂わせが起きる確率は低い(もちろん何事にも例外はつきものですが)。

それだけあてになるのはなぜかといえば、
まず、同じカリキュラムに沿って勉強してきた大人数の集団(たとえば一万人とか)があって
だいたいは既に「壁」に達して安定期に入っており、
その子たちが毎月のように模試を受ける。

もちろん一回一回のテスト結果にはブレがあるけれど、平均偏差値で考えることで誤差も抑えられるのですよね。

これは実力の観測としてかなり恵まれた条件です。

大学受験の場合、ぜんぜんこれが当てはまりません。
浪人生も現役生もいるし、現役生同士でもいつから何をどれくらい勉強してきたのかバラバラ。
模試もいろんな模試があり、受ける受けないは人それぞれ。

しかも、結果が出るまで一か月くらいとか平気でかかるんですよね…
(中学受験系はなんでも結果が早くていいよね)

秋ごろに数多くの模試があるのですが、そのころはまだぜんぜん勉強が進んでいなくて、
年明けにようやくなんとかなってきた「ような気がする」といってももう当然ですが模試などなく。

高校での進路指導のときには、
「B判定ならわりと安全、Cは適正、Dでも諦めるな」
みたいな雑な指導をされます(^^;;

都立高校だともっとひどくて(おしなべて勉強の取り掛かり時期がさらに遅いため)、
「B判定が出た? そんなの簡単すぎるから志望校を変えろ」
という指示まであったそうで(友人談)

もうそこまで来ると、模試の意味がないような…
受験近くなったときに、過去問を解いた感触のほうが頼りになるでしょう。

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偏差値60の壁?

掲示板で「偏差値60の壁」という話題がありましたが…

一言で偏差値60といっても、どんな集団の、何で測った偏差値60なのかによって実態いろいろですから、まぁどうしたって感覚的な話に過ぎませんけど、そういう話が出てくるのはなんとなくわかります。

たとえばですが、多くの子が新四年生からカリキュラムに沿って中学受験の勉強を始めている大手塾、日能研に新五年生から入塾したとします。
(どうしてこんな例にしたかといえば、我が子の辿った道筋を思いつつ書いてるからですが)

そうすると、はじめのうちはみんなの知ってることもあれこれ知らなかったりするわけで、模試を受けてもしょぼい点(^^;;
かなり低めの偏差値から出発することになります。

それが、塾に慣れて、勉強の進め方に馴染んでいくと着々と偏差値が上がっていくことが多く…

そして、本人のポテンシャルのあたり(たとえば60とか)に来るとあんまり上がらなくなる。

まぁ、当たり前の話ですけど。

それが、現象としては「壁」に見えますよね。

その、「壁」がどこにあるかはその子次第ですが、偏差値の真ん中は50だからといって壁が50にあることが一番多いかというとそういうわけではなくて、
「きちんと(つまり噛み合った方法で)勉強してしばらく継続した状態がどこにあたるか」
を壁と呼ぶのであれば、なんとなく50よりは上のところに「壁」が来る子が多いでしょう。それで「偏差値60の壁」説が生まれたのだと思います。

それなら、「壁」に到達するくらいのタイミングで受験本番が来ればそれでいいのかというと、これまたちょっと違います。
「壁」付近に到達したすぐのときは、まだ安定性に乏しいことが多いのです。
模試と本番では、環境も問題の傾向も違うことが多いでしょうから、
現在ようやく到達した偏差値相当の力を発揮できるかどうかは、ちょっとツキもないと難しいです。

「壁」付近からさらにしばらく頑張った場合(いわゆる「穴」を埋める、応用力を磨く演習をするなど)は安定性が増して、
ツキが味方をしてくれなくても、
ふつうに実力発揮できるようになります。

うちの子どもたちの中学受験では、新五年から入塾して、一年くらいで「壁」に達して、
さらに一年かけて安定性に磨きをかけ、
自信をもって本番に臨むことができてちょうどよかったと思います。

中学受験は、事情により駆け込みのケースもあるけど、もともと親がタイミングはかって参入することが多いから、だいたい「壁」以降しばらくの余裕があって受験することが多いんじゃないでしょうか。

一方、大学受験の現役生は、高三になってから大学受験勉強を始めたり、さらには秋の文化祭が終わってから始めたりということも多くて、「壁」到達すぐとか、それどころか「壁」未到達とか、どうも間に合ってないケースが多いような気がします。こちらは、タイミングを親が決めるわけじゃなくて本人次第ですからね…

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大学受験期間、まずは健康に乗り切ること

娘の学校の卒業式~謝恩会で、いろんな受験ストーリーを聞きました。

今シーズン、インフルエンザの流行はずいぶん大きめだったようですけど、体調不良で受験ができなかった(あるいは行ったけれど力が発揮できなかった)という話はひとつも聞きませんでした。

もちろん、私が個人的に聞いた範囲のことで、感覚的なことなんですけど、なにしろ大学受験期間は長いですから、ふだんのシーズンであればインフルエンザか何か、たいてい寝込むところ、今年は無事だったといっている声が多数。

みんな、思いついた対策に熱心に取り組んでいました。
・(例年はしないけれど)インフルエンザの予防接種をした
・インフルエンザにかかった職場の同僚に「私が仕事をするから会社に来るな」と言った(^^;;
・R-1ヨーグルトとかの、「菌」系に力を入れた
・しょうがたっぷりの根菜汁を作り続けた
・帰宅時のうがい手洗いを念入りにやった(ふだんはやってない)
・日本茶をちょくちょく飲んだ
・とにかくちゃんと寝る
・満員電車ではマスク
etc.

別に奇抜な、魔法のように効く対策なんてものはなくて、巷で言われていることばかりです。組み合わせ方や重点の置き方は人それぞれ個性が出ますし、たいてい複数の対策を実行しているため、もう科学的考察とかそんなもんじゃなくて、効くとしてもどれが効いたのか効かなかったのかわからないんですが、

なんとなく実感としては
「健康に受験期間を乗り切ってほしい」
という「気(親心?)」が通じて、無事だった。

万全な完璧な対策というものもないですけど、気は心というか、そういう「つもり」って案外大事です。

学校で、他学年はずいぶんなインフル流行とかあって、閉鎖も出ましたが高三はかかった人がたいへん少なかったそうです。

ま、学校の教室内で数十人が長時間過ごすというシチュエーションが少ないってことがそもそも一番の要因なような気もしますけどね…

それでいうと、あまり直前講習とかいって大人数集まるような勉強方法はリスクが高いかもしれません。

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センター利用の落とし穴

昔、私の受験のときは「共通一次」なるものがありましたが、今は「センター試験」となっていて(まぁそれも終わろうとしているわけですが)、大きな違いは、センター試験は私大受験にも関係があるということですね。

センター試験は、国公立を受験する場合の一次試験として機能するのはもちろん(これは共通一次のときと同じ)、センター試験の成績を元に私大の合格が取れたり、あるいはセンター試験の成績に独自試験をプラスして合格が決まる枠があったりします。

特に、センターだけで決まる枠(以下、「センター利用」)は便利ですね。忙しい受験期間、本人が実際にその大学に足を運ばなくても合格を取れてしまったりするんですから。

でも、「便利」の裏には注意点があります。世の中、そうウマいばっかりの話があるわけないので…

まず、たいていの場合、一般入試よりだいぶ難しいことが多いです。一般入試の偏差値で考えて、A大学が本命、B大学が併願(押さえ)と思っていても、B大学にセンター利用で出していたらぜんぜん押さえられなかった、というのはよくあることです。

特に、ここ数年の首都圏私大定員厳格化のあおりで、センター利用の合格を絞っているところが多いらしく、とりわけ文系は「しょっぱかった」と評判です。大学側にしてみれば、センター利用の合格者は実際に入学してくれるかどうか甚だ怪しいわけで、それをたくさんにしてしまうと人数が読みにくいですよね。定員を厳格にしたい場合は不都合なのでしょう。

センター利用の合格ラインを聞くと「その点数取れる人がその大学に実際に進学することってあるの?」と疑問に思ったりします。センター利用で何人合格のうち進学は何人、というデータは公表している大学もありますから見てみると興味深いです。

もう一つの注意点は、発表が案外遅く、そして入学金締め切りが案外早いということです。

センター利用で取れていれば、その大学の一般受験に行かなくていいかというとそれには間に合わないことが多く…

センター利用で取れた合格を押さえておきたければ、より志望順位の高い大学の結果を待たずに20万30万とふりこまなければいけないことが多いです。

スケジュールは、大学により学部により枠によりほんと様々なので、組み合わせを考え始めるとパズルみたいです。ちょっとした違いでン十万余計にかかる場合もありますから、ここは本人任せにしないで親がチェックするしかありません。けどうちは親も必死で検討したあげく、結局お金がかかるスケジュールになってしまいました(o_o) 考えてもうまく組み合わせられない場合もあります。。

それと、忘れてはいけないのは、センター利用をいくつ出しても、それは一回の試験を元にした入試であるということです。体調の問題もありますし、試験ごとの出来不出来はどんな子でもあると思いますが、センター試験が不調であればそれは国公立と、センター利用の私大がいっぺんに危うくなるということです。センター利用をたくさん出したから絶対安全というふうにはなりません。安全を買うには数ではなくレベルを下げるのが肝要ですが、上記の事情により、センター利用でほんとに安全のところはあまり進学意思のないところであったりしますから、それよりは一般入試で安全なところに願書を出しておくほうが得策かもしれません。

このようにバクチ要素の強いセンター利用ですが、これをセンター試験に行く前に(たいてい前日締め切り)決断して出願しないといけないんです。つい不安で多めにポチポチ(Web出願)してしまいますがこれは諭吉さん集団脱走コース

つまり、センター利用は親心に付け込んで大学が大量集金するシステムとして機能している面があり、あまり踊らされないほうが得策です。私はかなり踊って散財しました(爆)

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大学受験は長丁場

今回は我が家にとって初めての大学受験でしたが
(三人目だけど、上二人はふつうの大学受験をしていないから)

中学受験と一番違うところは、とにかく長丁場!! ということ。

中学受験は、たとえば東京の場合、いきなり2月1日のピークで始まって、だんだん人数が減ってきて、長くても一週間すればほとんど決着がついている感じ。短いからラクってことは別になくて、この凝縮した緊張感がなんともいえないんですけどね。

一方、大学受験のほうは、一月半ばのセンター試験から始まって、長ければ三月下旬の国公立後期合格発表まで続きます。こんなに長々と本番の緊張を維持するってのはなかなかできることじゃないんで、しんどいものがあります。

国公立が第一志望ならば、一月半ばのセンター試験と、二月終わり近くの二次試験本番と、両方を万全の体調で臨みたいわけで、まったくインフルエンザをひくヒマもありません。

主観的に特に長く感じたのが、センター試験から、センター利用私大の結果が出るまで。

センター試験なんて全部がマークのテストなんですから、あっちゅう間に結果が出てもよさそうなもんですが(^^;;
なにしろ中学受験って、受験期間が短いというだけではなくて、ひとつ受けるとその結果が早いでしょ。当日か翌日かほとんど。

それが、センター試験1/19, 1/20からの、延々ひっぱって、2/10以降くらいにようやく結果が出るもんだから。

特に、マークミスが怖いうっかり系の子どもを持つ親としては、初合格が出るまで気が気ではないというか、なにしろ自己採点の結果が信頼できるのかどうかが一番の問題だったりするので、ことさら長く感じました。

期間が長く、
結果出るまでが長く、
たいていの物事はそれまでの結果を見ないうちに決断しないといけない。

センター利用で受かっているかもしれないところでも、結果がまだなので一般も受けに行かないといけないし、
志望順位がより高いところに受かっているかもしれなくても、結果がまだなので入学金ン十万を払い込まないといけない。

と、そんな進行で、一か月半(私大が第一志望の場合)~二か月半(後期まで受ける場合)振り回される大学受験。

あんまりイライラかりかりしてたら持たないので、まぁぼちぼち息抜きしながら…(親は)

受験生本人も、センターが終わったら早速気が抜けちゃう子、国公立前期が終わったら力尽きる子いろいろ。前期が終わってからも後期に向けて本気で勉強を続けられる子はけっこうレアかも。そういう子であれば、狭き門と言われる後期でもしっかり拾えるのかなと思えます。

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大学受験は団体戦

たいへんお久しぶりです。

娘も高校卒業になりますので、ぼちぼち中高一貫六年間や大学受験についてのまとめを書いていきたいと思います。

「大学受験は団体戦」というフレーズは、ずいぶん前から聞いて知っていましたが、
なにしろ中学受験は個人戦(親子ペア戦?)という面が強いですし、
自分の大学受験のときはちっとも団体戦な感じではありませんでしたのでピンと来ていませんでした。

昔との違い…ほかのお母さんも言っていましたが、
今の子たちはお友だちと一緒に勉強することがけっこう多いですね。

もちろん、友だち同士で教え合うとかそういう必然性のあることなら昔もあったと思いますし、
勉強という体裁で集まって、実際はおしゃべりに興じているとかそういうこともあったかもしれませんが、

そういうのではなくて、

ほんとに友だち同士で集まって、それぞれ黙々と勉強しているという。。

なんか集中できるらしいです。

結局、次男も、娘も、家ではあまりしっかり勉強している姿を見ることが少ないままでした。

学校では勉強しているとか、(休日に)カフェに行って勉強するとか、
最初はそういうのただの言い訳かと思いましたが(^^;;
どうもほんとにそういうときのほうが学習効果が上がるようです。

高三になり、部活も引退したあと、朝とか放課後とか、学校で勉強する。
年が明けて、通常授業もなくなり、学校に行く必要はないんですがそれでも毎日まいにち、学校が開いてる日は学校で勉強する。

そうすることで、生活のリズムも整いますし、
学校の先生に質問もできますし、
もちろん合間や昼食時や行き帰りには雑談もしますので気分転換になるようです。

センター試験の当日朝も、早めに会場最寄り駅そばのカフェに友だちといって勉強することで、
遅刻の心配もなく(交通機関が乱れても余裕です)、
緊張しすぎずに臨むことができます。

大学受験は情報戦でもありますから、情報共有という意味でも横のつながりは大切なのですが、
それぞれ向かうところが違いますから、情報共有に関しては細かいところまで頼りになるわけではありません。
勉強に向かう姿勢のようなものを、お互いに伝染させること…ここがミソと思われます。

「居場所がある」と感じることや、生活に無理のないリズムがあることは気持ちを安定させます。
そしてその場が、勉強に集中できる、将来について考えることに前向きになれる環境であるならば、受験には最適ということではないでしょうか。

空飛ぶアンダンテ

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ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。