みんなの中学受験満足度向上委員会

付属校経由、進学校経由

今、中学受験でも大学付属が人気だと聞いて、まぁ~確かにこの状況ではね。。と思いました。

大学受験が、先行き不透明で…不安になって、それならどこか確保しておけるほうが、と思いますよね。

でも、確保する(選ぶ)ということは別の可能性を捨てるということでもありますし、やはり慎重に考えたほうがいいです。
つまり、〇〇大学付属に行くことで、〇〇大学には行きやすくなり、他の大学には行きにくくなるわけです。
(行けないわけではないけれども)

わが家の場合、三人の子どもが
・高専を出て大学編入
・系列大学へ内部進学
・進学校から一般受験
と、バラエティーに富んだコースを歩んでいます。

どれがいいかといっても…まぁそりゃ一概にはいえません…

振り返ってつらつら考えますに、なんだかんだいってそれぞれ非常に自分に合ったコースを歩んだとはいえると思います。

長男は、得意不得意の凸凹が激しいですから、それにピタリと合った高専というフィールドがあったことはとてもよかったですし、一般の大学受験にはあまり適性がない(不注意が服を着て歩いているようなキャラクター)ため、センター試験もなく設備のよい国立大学に行けたのはラッキーだったといえます。

次男は、三人の中では一番「受験」に適性があると思われますが、逆に、自分がやりたいこと(好きなこと)というのはハッキリせず、進学校に入れてしまうと「大学受験」だけで間が持ってしまって何がなんだか肝心なことがわからないまま大学生になる危険がありました。じっくり六年間過ごして、好きなこともみつけたし、自分に合っている学科も探し、人付き合いもこなれてから大学生になれたのはほんとうによかった。

娘は…大学受験(一般受験)に特に適性があると思ったわけではないけど、とにかく雰囲気ぴったりの女子校がみつかって六年間楽しそうだから入れてしまいました。確かにめいっぱい楽しそうでよかったけど…え、勉強は?? 間に合うの?? みたいなところからなんとか辻褄合わせた。結果オーライ(^^;;

この間、受験の資料をいろいろ捨てていて、河合塾発行のデータ本があったのでぱらぱら見てみたら、次男の進学したところと、娘の進学したところが、(次男は受験してないけど)大学受験偏差値上はピタリ一致で、笑ってしまいました。

結局、中学受験時に似たような成績だった場合、大学も似たようなレベル感に落ち着くことが多い、というごく「あるある」な状態に収まったわけです。それを考えれば、先(大学)のことはさておき、充実した六年間を過ごせそうなところをシンプルに選ぶのが吉といえるかもしれません。

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」ダイヤモンド社
2歳から高専受験まで、またろうのまったり成長の記録:
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社

中高一貫校と大学受験ポテンシャル

「大学受験しやすい高校」に書いたことは、単に、本格的に受験勉強を始めたあとのやりやすさの話でした。

もっと大事なことは、そもそも、受験勉強を始める前に、「壁」を動かしておくことです。

つまり、「偏差値60の壁」というような、勉強を積み重ねていくとだいたい「そこらへん」で収束するという、
「そこらへん」がどこにあるのかという、その位置をあらかじめ高いところに動かしておくということです。

正直いって、生まれつきもった素質というのは、けっこう大きいものです。

大きいですが、そのあと何をしても無駄ということはもちろんありません。

素質はつぶれる場合もあり、伸びる場合もあります。

素質を伸ばしていけるような環境の条件を考えてみます。

・安心して過ごせること。誰かから暴力を振るわれる心配がないとかは当然ですが、それだけではなく、自分が思ったように行動し、思ったことを表現(発言)することが伸び伸びできる、そのように周囲の人々に対して信頼をおけるということ。
・興味を持つきっかけとなるようなことがたくさんある。授業内、授業外を問わず、学校で行われている教育の質が高いこと、幅広いこと。
・話が合う、共有したり発展させていったりすることができる仲間がいる(その多様性含む)。
・進路(大学受験のことに限らず)についてイメージが持てるような情報やモデルが豊富である。
・(本人が本格的に受験勉強を始める前に)基礎学力を身につけておくことができるよう、適切なサポートがある。

などのことは、ポテンシャルを高める方向に働くと考えられます。

そもそも、中高一貫校を選ぶときには、そういった環境が得られるかどうかをみているのではないでしょうか。
ただ…外から見てわからない部分というのがあること、
それと、
これらの条件に照らして学校がどのくらい良いかというのが、そもそも子どもの性質によって変わってくるということが難しいところです。

さらにいえば、入学後、どういう気持ちで通うかによっても得られるものが変わってくるというのも大きなことです。

娘の中学受験のとき、上記のような「力」のある学校を探そうとするのはもちろんですが、
それ以上に、娘がその学校に「合う」かどうかを慎重に考えました…考えたというか、においをかいでみました。

入ったあと、予想どおり、安心して楽しく通うことができ、次々興味を引く何かに出会っていました。そして同学年の子たちとも、先輩とも、先生とも多様な人間関係を築いてたくさんのことを学んでいました。

予想と(やや)違ったことは、本人が大学受験勉強に取り掛かる気になるのが思ったより遅かったこと、それと、
いったん取り掛かったあとは、急速に捗ったということです。結局、辻褄はなんとか合ったというか…

逆にいうと、あらかじめ「壁」を動かしておくための学校選びではなくて、単に早めに受験勉強を始めさせて量としてたくさんやれば高いところに到達できるだろう、というような、中一から大学受験塾に行かせるとか、中一から学校がぎゅうぎゅうに学習を詰め込んでくれるところを選ぶとか、そういうシナリオはあまりうまくいかないだろうと思います。脱落するとか、思ったより成果がでないということも多いし、もしも受験としてはうまくいっても、その後に禍根(心を病む、道を見失う)を残す場合もあります。

よい学校との出会いは、単に大学受験を成功させるということでなしに、人生の宝になるような形で、その副産物として受験にも有利に働くのです。せっかく中学受験をするなら、目指すべきはそちらではないでしょうか。

空飛ぶアンダンテ

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大学受験しやすい高校

今はどんなか知りませんが、昔のJGは非常に大学受験しやすい高校でしたね。

・勉強熱心でも浮かない(というか何に熱心でも問題なし)。
・駿台(あるいはお好みで別の塾でも)が近い。
・土曜休み。
・内職しやすい。
・提出必須の宿題などが少ない。
・進路指導も皆無。
・その他、拘束事項(必須の講習、模試など)がほとんどない。

要するに、基本ほっといてくれて、自分の好きなように勉強・受験できるというわけです。

自分で勉強を組み立てて自分で勉強するのが最も効率がよいので、これで十分です。

逆に、大学受験の面倒を見てくれる高校というのは、それが自分の勉強スタイルに合わないと悲惨です。

・ゼロ限(始業前)や七限(放課後)など、なんとか対策の授業をどんどん増やされてそれが参加必須。
・宿題の提出が義務づけられている。
・模試なども学校で決めたものを受けさせられる。
・受ける大学について先生にあれこれ指図される。

これは嫌ですね…

いわゆるトップ校ならどっしり(おっとり?)構えているというか、生徒をほっとくのがいちばん成果出してくれると知っているからこんなことしないだろうけど。追いつけ追い越せで、変な気合の入っている半進学校(自称進学校)だとやりかねない。それで成果が上がる場合もあるんでしょうけどね。

そういうのが嫌いな人は、もちろんそういう高校に入らないのがいちばんですが、気がついてからでも逃げたほうがいいと思う…

娘の行ってた学校だと、昔のJGよりはずいぶん面倒見がよくて、
提出する宿題とかも多めな感じがしました(いや私の感覚がふつうとズレている可能性もあるけど)

けどそんなに押しつけがましくはなくて、提出ブッチしてればそれはそれで大丈夫だし、
自分で勝手に勉強したい人には基本あんまりかまってこなくて、
でも質問や相談にいけばすごくしっかり相手してもらえていました。

まぁ私にいわせれば配る教材多すぎ…そんなにできるわけないっしょ!!
もちろん提出を迫られたりしないんだから自分で取捨選択すればいいことだけど、
テスト範囲にされたりすれば気になる子がやっぱり多いと思うしあれこれ手を出し過ぎるモトになると思う。

気になるのはそのくらいかな…かなり受験しやすい学校だったと思います。

以上、高三とかでがっつり受験勉強したいときに、それがしやすいかどうか、という観点です。
もちろん、中高六年間でもっと本質的に大切なことは、ほかにあります。(つづく)

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大学受験今昔

自分の受験と、娘の受験を通して感じた、時代による違い。

ひとつには、共通一次とセンター試験の違い…
共通一次なら、受けようとする国立/公立ひとつに効くだけの話なので、今ほど大きな存在感ではなくて、
特に東大を目指すならば「足切りにかからなければいいや」みたいなところはありました。
しかし今は、私大を受けていく戦略にもセンター得点が大きく関わってきますのでココで失敗したくないという緊張感が断然違いますね。

それと、受ける大学・学部・学科を決めたとしてもその中で受け方がいろいろあるところ…

たとえばセンター利用、センター併用、一般があるとか、
全学部入試と個別入試があるとか。

さらに、そういうもろもろの(一般)入試とは別の、AOとか推薦とか、そういった枠のバラエティーも断然増えています。

チャンスが増えるとか、多様な選抜があるというのはよいことかもしれませんが、
どういう組み立てでいくのが自分にとって得なのか、考えるのが非常に難しいです。
情報戦であるという面が大きくなったというか。

そしてその、複雑な状況の中でなるべく「安全」をとろうとすると受験料だけでやたら嵩むようにできています(o_o)

同じくらいの「安全」を目指して、「浪人しないぞ」みたいな組み立てをした場合、
ざっくり倍くらいの受験料がかかっているような気がします。

受験の仕方のバラエティーが増えた分、塾に通う場合はひとつ「コース」を選んでいけばいいという具合で済まず、
「アラカルト」形式で授業をとったり個別で補ったりして、
無批判にとっているとこれまたやたらお金がかかります。

もっとも、受験料にしても塾代にしても、「やりよう」ですから、あまりかけない受験もアリなんですけどね。

それが、我々はさらにその親の世代と違ってそれなりに大学受験のことを知っている…少なくともイメージはあって、情報収集もなまじできますからいろんなことを考えて心配になってしまって、あっさりした受験にしてあとは見守るってスタンスにはなりにくいのかもしれません。

うちは…塾代はあまりかからなかったけど受験料は思ったよりずっとかかりました(かけてしまいました)。
塾代がどうなるかは高校がどんなところかにもよりますね。

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東大に入ってよかったこと

入ってよかったこと、いろいろあるけど一番大きいのが、
話がおもしろい人が多かったこと。

どんなニッチな分野にも、そこをとことん深堀りした人がいて、
興味を持って聞き出すだけでいくらでも語ってくれる(教えてくれる)。

無料のカルチャーセンターみたいなもので(いや月謝は払うんだけどそれは授業の分とすれば)

将棋も、フルートもその他音楽のもろもろ、プログラミングやら
いろんなことをいろんな人に教えてもらったし
語り合う中で仲良くなった。

私は当初の目的(結婚相手探し)を忘れて
いろんな人との付き合いを楽しんだ。

男女として、という意味ではなく…
というか、だんだん親しくなって相手が(相手は男子のことが多いので)私のことを異性としてみるようになると
付き合いを避ける、ということを繰り返していた。
(今考えるとけっこうヒドい)

そんなこんな、からの、三角関係がのっぴきならなくなったときに、
その男子二人とも、私からは友人としか見ることができなかったので…
「私はこの人が好きです」
と逆指名(?)したのが今の夫(よしぞう)。

よしぞうにとっては青天の霹靂だったかもしれない…

ところで東大の授業はというと、とてもおもしろかったものも一部あるけれど、特に一年生二年生のときの数学の授業とか、教える気もスキルもない先生の意味不明な授業で、英語もただだらだら読んで訳させるとかなんの工夫もない感じで、たいして役には立たなかった(私は役立てることができなかった)。学科に入ってからはおもしろい授業(役に立つ授業)のほうが多くなったけれど…

研究室に入ってからは(大学院生になってからを含む)、研究の組み立て方、進め方、まとめ方、発表の仕方など、別に決まったテキストやカリキュラムがあるわけではなくて先生や先輩から直接学ぶわけで、優秀な人がびっちり揃っているのはたいへん有難い。このときに吸収したことはほとんどそのまま社会人になってからの仕事の仕方として通用するので、だから難関大に行ったら就職に有利でそういう人が実際仕事もできるというのはごく当たり前のことだ。
(東大でなくても、早稲田でも慶應でもこのへんのことはまったく同様だったと思う)

巷でよくいわれる「東大卒使えねぇ」みたいなのは、逆だから目立つし言われるんでしょう…

私にとって、大学の価値の根幹はそこでどれほどの人と語り合えたかであって、東大は最高の大学でした。
(ちゃんと結婚相手も見つかったし(^^;;)

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私が東大に行った理由(受験本番編)

本番で最も焦った「事件」は、筆箱を忘れて慶應の受験に行ったことです(汗)

行く途中に何気なくもらっていた駿台鉛筆(削ってある。うしろに消しゴムついてる)が頼り!!
あと、カバンに入っていたボールペン一本。

下書きはボールペンでやって、
答案用紙に書くときは駿台鉛筆で書きました(消せるように)。

昼休みになったところで、いろんな教室を走り回って友人を探して、鉛筆何本か貸してもらいました。

ほかに「あっ」と思ったのは、早稲田の第一文学部の国語のテストのときです。
現代文をふつうに解いてぺらりとめくったら、そこにあったのは文学史の問題(o_o)
文学史なんてまったく見てませんでした。そうか文系の国語には文学史があるんだ…

しかたないので「模様」で選択しました(^^;;

あと、得意のつもりだった古文も、本文読んだらさっぱりわからなくてどうしようと思いました。
でも、設問を読んだら…最初の問題が「登場人物は何人ですか」だったのですが、それで突然「なるほど!!」ってなってすべてつながって、
スムーズに解くことができました。

最後に漢文ですが、なんと白文でした。これまたさっぱり読めなかったのですが、
設問を読んだら答えはわかりました。本文を読み解く助けになるような問い立て、親切設計です。

国語は東大二次にありますし、得意科目だったので甘く考えてましたがやはり理系の国語と文系の国語は違います。

早稲田理工は、青本で過去問を解いてみたときと同様、とてもぴったりしっくりきて、
隅々までクリアに見渡せるような気持ちで自信を持って解けました。
もし落ちたらそれはコンピュータミスだろうとすら思いました。

東大では、零点の覚悟もしていた数学ですが、かなり簡単な年だったらしく、三問(六問中)解けました。
でも英語も簡単で、これじゃ差がつかないかな、とか…
両方合わせて、私にとっては「とんとん」でしょうか。
難易度は年によってブレがありますから、その当たりはずれってのはあります。
自分がちょうど解けるくらいの難易度ならベスト、あと、どうしようもない科目があればいっそ誰も取れないくらい難しいとうれしいですけど。

このとき、現在の夫(この当時は知り合いではない)も受験をしていたわけですが、彼は奇跡といわれつつ理一に合格したので、
この難易度の塩梅が彼にとってちょうどよかったということなのだろうと思います。

ちなみに、実は早稲田の理工で、彼は私と同じ学科を受けていたんですが、早稲田は落ちたそうです。そして理科大は補欠。ちゃんと受かったのは東大だけ。結果オーライではありますけど、なんでそんなに危なっかしいかといえば英語がとことんできないからです。

私は五つ全部合格しました。やはり科目のバランスがいいほうが安定した結果が出ます。

空飛ぶアンダンテ

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ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。