みんなの中学受験満足度向上委員会

体験談(4) 成績急降下からの立て直し

成績が急降下したとき、焦って勉強を足そうとするのはちょっと待って!! ダラダラ低下でなく急落のときはむしろ勉強不足とは別の原因のことが多いのです。
ブログにいただいたコメントで始まったやりとりを(そのときは非公開コメントだったので)、ご本人の了解を得て転載します。

【12月初旬、最初のコメント】
成績、特に算数と理科が急降下してしまいました。今まで、授業で理解しきれなかったもののフォローや、テスト直し、間違えたとこをテキストに戻って補強したりする時間を取るため、志望校対策授業はパスしていました。それがよくなかったでしょうか?

基礎が大事とはいえ、みんなが応用問題に取り組んでいる間、差が開いていくのかと不安がいっぱいです。子どもは遊んでいるわけではなく、めいっぱいがんばっているのですが。

やはり優先順位を見直して、どんどん難しい問題に取り組んだほうがいいのでしょうか? 過去問は第2志望校はまあまあとれるのですが、第一志望校はよくないです。やはり対策講座を取るべきだったかと、焦っています。

【アンダンテより】
我が家も志望校対策(日特)に登録はしたけれど休みのほうが多かったくらいだし、行きもしない日特が成績維持の役に立つなんてそんな話はありません。それで安心するくらいじゃイワシの頭レベルです(^^;;

そもそも成績急降下の原因となるのは、基礎かフォームがぐらついているということであることが多く、志望校対策に行く行かないはほとんど関係ないと思いますよ。

成績が落ちているなら、何で点数を落とすようになっているのかをしっかり調べてください。通常授業が総復習になり宿題が減った時間の余裕を生かして、埋めなければならない不足部分があれば足元から対策し、不足ではあっても志望校にいらないと思えば切り、上手に残り日数を生かしてください。 基礎は重視してきたというのであれば、急降下の原因はフォームのぐらつきにあることが多いです。

* 「フォームのぐらつき」とは
たとえば、ようやく日本語能力も人並みに近づいてきたかと思ったこじろうの国語偏差値がもう一度どーんと落ち込んだとき。それまでは解答用紙はあくまで白く、記述をすべてスルーして選択や抜き出しを手堅くまとめていたのが、だんだんわかってきて記述に手を出し、しかし得点には結びつかず撃沈。 そんなふうに、わかってきたための、あるいは、これからの飛躍のためフォームを変えてみた→しかし慣れてないのでパフォーマンスがいまいち、という場合もあるでしょ?

そういうのは心配いらない(けどチューニングは必要)。あるいは、本人の心が折れたとかストレスが限界を超えたとか体調不良という「崩れ」もありえますが。 いわゆる教科内容についての「実力」だったら、勉強しなけりゃ、集団の中の相対的なだら下がりくらいはあるものの、ふつう「急降下」ってないですよね。

【数日後のコメント】
子どもと色々話してみました。 するとなんと、アンダンテさんのおっしゃった通り、心が折れてました(;_;) 学校の友達は遊んでるのに、自分は遊べない。塾の先生もお母さん(私)も怒るばかり。

確かに算理の悪いのを怒り、社会など頑張ったものを褒めなかった… ごめんね。と謝りました。どうせ怒られると思って、自分の気持ちは言えなかったと。

幸いに塾のお友達が大好きで、塾はやめたくない。と、言います。 受験はどうする?と時間をおいて聞くと、頑張ってみると言ってくれました。 ごめんね。お母さんも変わるから、無理のない範囲で頑張ろうと伝えました。

【12月中旬のコメント】
先日はありがとうございました。テストの点数は低調なままですが、怒ったりプレッシャーをかけるのはやめて、様子見してました。遊んだりしても好きなようにしばらくはさせるつもりでした。

でも、勉強頑張ってます。お友だちが志望校にむけて燃えているらしく、自分の目標を思い出してくれたみたいです。 やっぱり、あの中学行きたい。と、言いました。 私は成績が下がったら勉強が足りないと思い、心を思いやることなんて、思いつきもしないダメ母でした。今は良い感じで寄り添い、見守りに徹してます。でも今まで口をだしまくってたから、口を出さないって、私にとって、すごい努力と忍耐が必要です(^-^;)

— このころの勉強内容 —
算数と理科は、志望校に毎年出題される分野の中で、苦手なところを、市販の基本問題集でじっくり取り組みました。応用はやる時間も気力もありませんでした。これにより、スラスラ解ける感覚ができ、自信がつき、すこし勉強に意欲が回復しました。
社会は暗記事項の確認程度。塾で出された塾で出された宿題はしていたようですが、関わってしまうと色々言いたくなるので、見ませんでした。
漢字と計算と一行題は、間違えたものの再チャレンジも含めてこつこつ続けていました。
読解にまで時間がまわらなかったので、読解は塾の授業のみでした。

自由時間も増やし、ガミガミ言うのもできる限りやめました。これが本当にきつかったです。

【二月、受験終了時】
熱望第一志望校に合格しました!直前で子供の心が折れたこと、それに気付かす、成績不振だからと更に応用問題をたくさんやらせなきゃと焦っていた私。あれから基本問題中心のペースを守り、休憩も多く入れ、この時期こんなにノンビリ勉強してていいのかと正直不安な毎日でしたが、やはり無理のないのが一番良いです。子供も合格を心から喜んでいて受験して良かったと言ってます。心も戻りました。

(アンダンテより)
軌道修正が間に合って、熱望第一志望校合格、おめでとうございます。
ずっと気になっていたので私もほんとうにうれしかったです。

ゆっくりペースを守ろうとしたとき、ガミガミ口出ししないようにしようとしたときの親のきつさ、ものすごくわかります。よく抑えてお子さんを最後までサポートされましたね!!

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

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ママブロガー募集

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。