みんなの中学受験満足度向上委員会

体験談(9) 神奈川大附属

「この学校じゃなきゃ!!」というようなこだわり受験もありだけど、お子さん自身のペース主体で肩の力が抜けた、こんな自然体受験も悪くない、いや、けっこうお得かも、と思える体験談です。

Q1: 学校選びのポイントは

「中学受験の問題ってクイズみたい、こういうの息子は好きだろうな。このまま空いている時間にゲームばっかりしててもしょうがないし。なにか一生懸命取り組むことがないと廃人一直線だよ」という気持から始めた中学受験だったため、当初は特にここという学校を決めていませんでした。

私は公立出身。私立の学校について知識がなく、「受験時の偏差値に合うところに入ればいいんじゃないの?」ぐらいに大雑把に考えていましたが、実際に学校を訪ね、生徒さんにお会いすると、それぞれの学校の魅力、雰囲気はぜんぜん違いますね。

5年からの受験スタートで、学校研究は充分できなかったです。あっという間に文化祭シーズン、秋の初めで、誰かが風邪をひいて文化祭も見に行けなかったり。神大附属は塾の面談で先生に勧められました。面倒見よくシッカリ勉強させてくれる学校で、無気力な息子にはぴったり!と……(笑)

文化祭に行くと、出し物は丁寧に真面目に作ってあり、生徒さんは仲良く礼儀正しく、自分たちも楽しみながら、お客さんにもとても親切。
息子は「この学校はオレに来てくれと言っているみたいだよ」すっかり気に入って感激していました。学校までの長い坂道に「これムリでしょ」とさっきへばっていたのも忘れるほど良かったようです。

文化祭は何校か見学しましたが、息子は共学で女子生徒さんが中心的に活躍し、親切にしてくれる学校に魅かれていました。
私が好印象を持った学校を後々分析してみると、どうも深い森の中にある緑深い学校を素敵と思うようです。夫は「景観とか男子はまったく気にしないよ」と呆れてました。

(アンダンテより)
そうですね。「偏差値に合うところ」で終わりにしたらもったいないです。
本人が「来てくれと言っている」と思えるところがみつかってよかったですね。

緑が深いかどうか、子どもは(女子でも)あまり気にしないかもしれませんが、毎日のことなので、じんわり効いてくる気が(私は)します。

Q2: 入学前に気になっていたことは

毎週金曜日にテストがあり、基準点以下だと土曜の午後が補講になることです。
最初に塾の先生からお聞きした時、怠け者の私はギョッとしました。自分だったら、自主性に任せるような自由な校風の学校に行きたいです。やる気、パワーのない息子がクリアして行けるのか疑問でした。

(アンダンテより)
面倒見がいいですね。でもたいてい、お子さんに「やる気がない」と思われるときは面倒見のいい学校を望む親が多そうなところ、そこが逆にひっかかるというのがおもしろいです。通う立場から考えているのですね。

Q3: 実際に入ってみてどうでした?

週テストはギリギリ基準でクリアして、補講は受けずに済んでいます。
あと、あんなに女子好きだったのに、中学生になると恥ずかしくなったのか、あまり女子生徒さんと接触はありませんね。男子校でもよかったのかな。

運動部に入って頑張っている人が多いのに、まったりした文化部に入り、家では勉強せずゲームばかり。本人は確固たる意志でのんびりしています。変わってません。

(アンダンテより)
ギリギリ補講を受けずに済んでいるということは、そこを目安にして最低限(?)
がんばっているのかもしれませんね。
「確固たる意思」でのんびりできる環境(^^;;

Q4: 受験生活で印象に残ったこと、よかったことなど

塾は長時間で大変だけど楽しかったようです。大好きな先生もいて、同じ電車で通う他の小学校の友達もできました。
私は塾で成績を教科別に一問一問細かく出してくれるのに驚きました。公立小学校の通知表ってあやふやで漠然としたものじゃないですか。お金を出すとここまで違うんですね。
あとは模試がおもしろかったです。上がるのにも下がるのにも親子で興奮しました。息子はいつも変わった問題が出ると嬉しそうで、説明してくれました。国語の小説の不条理系の話とか、理科の幼虫を糸で縛って成長を妨げる問題とか(オエー)、農業政策とか。
でも楽しさ優先で、地名を覚える、漢字を覚えるといった基礎固めは最後まであやふやなままでした。

(アンダンテより)
確かに、つまらなくっても基礎固めをきちんとするほうが中学受験の成果(偏差値的に)は上がりそうですけど。楽しさ優先の受験勉強で、気に入ったところに入学できて、快適でのんびりできるんならそれもいいような。

ところで、小学校の通知表が何をどう評価してるかわからないのはもちろんですが、私はそれを塾の成績表と対比して考えたことがなかったです。新鮮です(笑)

Q5: 「こうすればよかった」ということがあれば

・学校をしっかり調べる
・基礎を固める
・過去問を早くからする
です。

(アンダンテより)
それが中学受験の王道ではありますけど、なにか今回とはまったく違ったスタイルの受験になりそうな気もします。

Q6: ずばり、中学受験の満足度は?
110パーセントくらい。
息子の受験の満足は80%ぐらいです。
あとは頑張っている他の子どもさんを見て胸を熱くしたり。感動しますよね。
私の世界もグググと広がりました。そんな物語性に30%。

(アンダンテより)
物語性ですか!! でも、そういわれてみると私も「中学受験させてよかった!!」
と感じる中の一部分には、自分の感動が含まれていると思います。

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと

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ママブロガー募集

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。