みんなの中学受験満足度向上委員会

センター利用の落とし穴

昔、私の受験のときは「共通一次」なるものがありましたが、今は「センター試験」となっていて(まぁそれも終わろうとしているわけですが)、大きな違いは、センター試験は私大受験にも関係があるということですね。

センター試験は、国公立を受験する場合の一次試験として機能するのはもちろん(これは共通一次のときと同じ)、センター試験の成績を元に私大の合格が取れたり、あるいはセンター試験の成績に独自試験をプラスして合格が決まる枠があったりします。

特に、センターだけで決まる枠(以下、「センター利用」)は便利ですね。忙しい受験期間、本人が実際にその大学に足を運ばなくても合格を取れてしまったりするんですから。

でも、「便利」の裏には注意点があります。世の中、そうウマいばっかりの話があるわけないので…

まず、たいていの場合、一般入試よりだいぶ難しいことが多いです。一般入試の偏差値で考えて、A大学が本命、B大学が併願(押さえ)と思っていても、B大学にセンター利用で出していたらぜんぜん押さえられなかった、というのはよくあることです。

特に、ここ数年の首都圏私大定員厳格化のあおりで、センター利用の合格を絞っているところが多いらしく、とりわけ文系は「しょっぱかった」と評判です。大学側にしてみれば、センター利用の合格者は実際に入学してくれるかどうか甚だ怪しいわけで、それをたくさんにしてしまうと人数が読みにくいですよね。定員を厳格にしたい場合は不都合なのでしょう。

センター利用の合格ラインを聞くと「その点数取れる人がその大学に実際に進学することってあるの?」と疑問に思ったりします。センター利用で何人合格のうち進学は何人、というデータは公表している大学もありますから見てみると興味深いです。

もう一つの注意点は、発表が案外遅く、そして入学金締め切りが案外早いということです。

センター利用で取れていれば、その大学の一般受験に行かなくていいかというとそれには間に合わないことが多く…

センター利用で取れた合格を押さえておきたければ、より志望順位の高い大学の結果を待たずに20万30万とふりこまなければいけないことが多いです。

スケジュールは、大学により学部により枠によりほんと様々なので、組み合わせを考え始めるとパズルみたいです。ちょっとした違いでン十万余計にかかる場合もありますから、ここは本人任せにしないで親がチェックするしかありません。けどうちは親も必死で検討したあげく、結局お金がかかるスケジュールになってしまいました(o_o) 考えてもうまく組み合わせられない場合もあります。。

それと、忘れてはいけないのは、センター利用をいくつ出しても、それは一回の試験を元にした入試であるということです。体調の問題もありますし、試験ごとの出来不出来はどんな子でもあると思いますが、センター試験が不調であればそれは国公立と、センター利用の私大がいっぺんに危うくなるということです。センター利用をたくさん出したから絶対安全というふうにはなりません。安全を買うには数ではなくレベルを下げるのが肝要ですが、上記の事情により、センター利用でほんとに安全のところはあまり進学意思のないところであったりしますから、それよりは一般入試で安全なところに願書を出しておくほうが得策かもしれません。

このようにバクチ要素の強いセンター利用ですが、これをセンター試験に行く前に(たいてい前日締め切り)決断して出願しないといけないんです。つい不安で多めにポチポチ(Web出願)してしまいますがこれは諭吉さん集団脱走コース

つまり、センター利用は親心に付け込んで大学が大量集金するシステムとして機能している面があり、あまり踊らされないほうが得策です。私はかなり踊って散財しました(爆)

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」ダイヤモンド社
2歳から高専受験まで、またろうのまったり成長の記録:
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社

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ママブロガー募集

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。