みんなの中学受験満足度向上委員会

偏差値爆上げメソッド!?

…ここまでいろいろ読んできた方はおわかりでしょうが、偏差値を爆上げできるメソッド的なものはほぼ眉唾だと私は思っています。

偏差値を爆上げできることは実際にあるんです。でもそれはその人がしっかり「勉強」することができる人だっただけのことでね。

それまでに蓄積したもの、
読む力、書く力、論理的思考能力、集中力、発想力、時間を有効活用する力、努力する力など…
それらを生かして、上手に「勉強」することができる。つまり、自分なりに有効な方法を自分で見つける、少なくともアレンジすることができる人。

かつ、それまでは「勉強」しなかった人です(笑) 爆上げってことならば。

ホリエモンの「高三夏のE判定から東大現役合格」だって結局そういうことで、ほかの人に適用できる「メソッド」なるものは何もありませんでした。

こうしたらこうなった、そういう個人的なものは、別に嘘ではありませんが、メソッドではなくて体験談ですね。

体験談が悪いってことはありません。参考にはなります。

私が前に書いた中学受験本も、ただの体験談です。
こういう子がこういう状態のときこうしたらこうなった。

体験談の中から、合いそうなものをピックアップしたりアレンジしたりして試してみれば、
何もなくて試してみるよりずっと効率よく自分の「勉強」スタイルにたどり着くことができるでしょう。あるいは精神面、安心材料やモチベーションアップとしても効きます。

塾の先生などが語る内容であれば、個人の体験談よりも、大勢の体験の集積に基づくものになります。そうすると「メソッド」に近いもの(塾「カリキュラム」はそういうもの)になりますが、今度は逆に、個別の事情への合わせ方が見えにくくなり、そんなわけで一長一短。

たとえば、塾のカリキュラムを軸に勉強しながら、個人の体験談(で、わりと自分の事情と似たところがあるもの)を参考にアレンジしつつ、独自の「勉強」方法を組み立てるとかいうのが一般的な考え方でしょうね。

さらに、公文のようなシステム化されたものになるとこれはほぼ「メソッド」といっていいでしょう。たとえば、幅広い子どもたちの計算力を段階的につけさせることができる、というようなメソッドになるわけです。もちろんそのメソッドに合わない子というのもいますが。

しかし、「幅広い子どもたちの計算力を段階的につけさせることができる」メソッドというのは存在しますが
(つまり、メソッドというのは誰でもやればできることを、できるように、やりやすいようにまとめたものなのです)
「幅広い子どもたちの偏差値を40から70に爆上げすることができる」メソッドというのは存在しないわけです。

もちろん、偏差値の定義からいってそれは原理的に不可能ですが、そうではなくて、「現在偏差値70を取っている子」と同じだけの読解力、処理能力、知識、表現力などを、偏差値40以上の子、誰にでも短期間で身につけさせるということだと読み替えてもかまいませんが。

そんなことを主張しても「できるわけない」「眉唾だ」と思われるのがオチ、だと思うでしょ?

だってそんな優れたメソッドがもし存在して、それが一般的に流布してたら、世の中が今の状態であるわけないんで。

だから、眉唾メソッドの場合は必ず、値段を高く設定するとか、限られた人だけに云々という設定にして、そのメソッドを知る人の数が少ないように演出するんです。そうするとなぜか、騙される人が出てくる。人間って不思議ですよね。

空飛ぶアンダンテ

三人の受験について書いていたブログ:
アンダンテのだんだんと中受日記
そのブログをまとめた本:
「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」ダイヤモンド社
2歳から高専受験まで、またろうのまったり成長の記録:
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社

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  1. みさまま より:

    アンダンテ様

    大変ご無沙汰しております。
    中学受験の時にとてもお世話になりました。みさままです。
    覚えていただいていたら嬉しいです。

    はなひめちゃん、大学ご入学おめでとうございます。
    アンダンテさんも、母親卒業ですね。うらやましい。

    うちの娘も、今年受験生になっちゃいました。中学受験、この前だったよねと思いますが。
    人って変わらないなって、娘を見ていて本当に思います。
    一応、ビデオを見る予備校には席を置いているものの、全く授業も取らず(予備校も公認)
    うちでひたすら勉強しています。春休みなんて、ほとんど引きこもり、電車にも一度も乗りませんでした。相変わらずの朝方で九時に寝て四時に起きる生活です。
    さすがに、中学受験とは違って私は一切かかわらず(模試の日程だけは管理してます)一体何を勉強しているのか・・・・・一年後はすごく怖いです。

    私は、ピアノもコツコツ続けて6年目。だいぶ弾けるようになりました。
    あと、ブリティシュショートヘアの男の子が家族に加わりました。
    好きなこと、だんだん実現してきてます。来年あたりは声楽など・・・・

    今年はまた、泣き言書き込んでしまうかもしれません・・・・私も変わらないか!

    • アンダンテ アンダンテ より:

      みさままさん、お久しぶりです(^^)
      中学受験後の六年間は、ほんとあっちゅう間に過ぎていきますね~
      ピアノも六年目ですね!!

      今から
      「うちでひたすら勉強しています。」
      ってことはともかくご自分で「勉強」できるお子さんなので、それなりの成果を出してくれることでしょう。

      > ブリティシュショートヘアの男の子が家族に加わりました。
      おぉっ!!

      親は親で楽しみつつ、片目で見守りましょう(^^)

ママブロガー名:アンダンテ

中学受験で全落ちして公立中学に通うが、半年後の欠員募集によって女子学院に転入。大学受験では全勝し現役で東京大学理科二類に入学。同大学院修士卒。現在はメーカー勤務。
国語が苦手な次男、算数が苦手な長女の中学受験生活を綴ったブログ「アンダンテのだんだんと中受日記」は「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」(ダイヤモンド社) として出版された。