大学受験今昔
自分の受験と、娘の受験を通して感じた、時代による違い。
ひとつには、共通一次とセンター試験の違い…
共通一次なら、受けようとする国立/公立ひとつに効くだけの話なので、今ほど大きな存在感ではなくて、
特に東大を目指すならば「足切りにかからなければいいや」みたいなところはありました。
しかし今は、私大を受けていく戦略にもセンター得点が大きく関わってきますのでココで失敗したくないという緊張感が断然違いますね。
それと、受ける大学・学部・学科を決めたとしてもその中で受け方がいろいろあるところ…
たとえばセンター利用、センター併用、一般があるとか、
全学部入試と個別入試があるとか。
さらに、そういうもろもろの(一般)入試とは別の、AOとか推薦とか、そういった枠のバラエティーも断然増えています。
チャンスが増えるとか、多様な選抜があるというのはよいことかもしれませんが、
どういう組み立てでいくのが自分にとって得なのか、考えるのが非常に難しいです。
情報戦であるという面が大きくなったというか。
そしてその、複雑な状況の中でなるべく「安全」をとろうとすると受験料だけでやたら嵩むようにできています(o_o)
同じくらいの「安全」を目指して、「浪人しないぞ」みたいな組み立てをした場合、
ざっくり倍くらいの受験料がかかっているような気がします。
受験の仕方のバラエティーが増えた分、塾に通う場合はひとつ「コース」を選んでいけばいいという具合で済まず、
「アラカルト」形式で授業をとったり個別で補ったりして、
無批判にとっているとこれまたやたらお金がかかります。
もっとも、受験料にしても塾代にしても、「やりよう」ですから、あまりかけない受験もアリなんですけどね。
それが、我々はさらにその親の世代と違ってそれなりに大学受験のことを知っている…少なくともイメージはあって、情報収集もなまじできますからいろんなことを考えて心配になってしまって、あっさりした受験にしてあとは見守るってスタンスにはなりにくいのかもしれません。
うちは…塾代はあまりかからなかったけど受験料は思ったよりずっとかかりました(かけてしまいました)。
塾代がどうなるかは高校がどんなところかにもよりますね。
三人の受験について書いていたブログ:
「アンダンテのだんだんと中受日記」
そのブログをまとめた本:
「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」ダイヤモンド社
2歳から高専受験まで、またろうのまったり成長の記録:
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社