こたつたま子の女子中高一貫校生活

自慢話好き①

 

私は自慢話を聞くのが好きです。

お子さんの自慢話も、ご自分の自慢話も両方 積極的に聞きます。

お子さんの話なら、特に幼児期にどのようなお子さんだったか、いつぐらいに何ができていたか。

大抵はよく聞くとお母様がその機会を与えています。

そのお母様の導き方に興味があります。

ご自分のお話なら、どのようにその能力を得たのか。

ある朝 突然 身についていたなんてことはないので、必ずそこまでの苦労話があります。

 

御三家に進学したお子さんのお母様のお話や、桜蔭から東大を卒業したお母様のお話も好きでした。

御三家にお子さんを進学させたお母様は、「2歳から目指して育ててきた」とおっしゃったからで、

桜蔭・東大お母様は、「優秀でいらっしゃいますね。」と言ったら、

「私は天才ではないので努力したんです。」とおっしゃったので、

いったいどのうような子育て、どのような努力をされてきたのか知りたいと思いました。

努力したとおっしゃったお母様は、さらに「(そのための努力は)人並みってわけにはいきませんよ。」

と堂々と話されるので、どのくらい努力したら、人に「私は人並み以上に努力しました。」と言えるのだろうと、

失礼ではありましたが、とても興味を持ちました。

快くいろいろな話をしてくださいました。

 

御三家に進学したお子さんは、天才に見えました。

算数のテキストにも、テストの問題用紙にも一切 書き込みが無く真っ白で、筆算さえありませんでした。

計算は頭の中で、図形の補助線も頭の中だけで解けるのだそうです。

天才でなく、お母様がそのように育てたとしたら、ぜひ 教えてほしいですよね?!

よくお話を聞かないと、お子さんの様子はただの自慢話に聞こえます。

でも注意深く聞くと、ちゃんとお母様が何かやっているのです。

 

□ 1歳半くらいからパズルが好きだったので、パズルをたくさんやらせた。

□ 繰り返し学習で有名な教室に入れたが、宿題の枚数を減らしてもらって負担を軽くし、そのかわりどんどん先に進める感覚にした。

 その教室は小2まで、または、“ここまで”とレベルを決め、中学受験に必要ないレベルまではやらせないと決めていた。

□ 計算力をつけたかったので、小3から暗算教室に入れたが、ここでも1年間、または、このレベルまでと決めてはじめた。

□ 塾には中学受験カリキュラムがはじまる4年生の初めから入れると決め、それまでは教科の勉強をする塾には入れない。

□ 勉強だけではなく運動も得意だったので、スポーツは6年夏前まで続ける。

□ 塾、習い事には親がちょくちょく顔を出し、先生と話をする。

 『顔を忘れてしまうような親の子どもは、先生もその子の顔を見る回数が減るはず』  という考え

 

などなど、まねできないものもありますが、熱心な親の“熱” がわかるお話です。

 

そのお母様は、お話の印象よりもいつも欲張らないことがわかります。

いろいろなことをはっきりお話されるお母様で、塾にも習い事にも定期的におみやげをたくさん持って顔を出し、先生方とお話をされていました。

そして受験時に 一番大事にしていたのは食事と睡眠でした。

買い物の途中でお会いすることが何度かあり、そのたびに食事のメニューなどを熱心にお話ししてくださいました。

とにかく10時か10時半には何があっても寝かせていましたし、食事は毎食よく考えて、手を抜くことがありませんでした。

子どもの受験期に母親ができることは、食事と生活リズムの管理だと思いますが、実際には難しいことも多いのではないでしょうか。

そのお母様の受験期の様子は、見習いたいと思う母親の姿でしたが、私はその点では全くダメ母でした。

気合とか、志望校への思いとか、ただそれだけで受験は乗り越えられませんが、

「自分も子どもにできることを一生懸命やってこそ、子どもも頑張ってくれる!」

というそのお母様の気合は、ぜったい子どもに影響を与えたと思います。

 

幼児教育の選び方 (私の選び方)

 

幼児教育には、たま子が2歳の頃から熱心になりました。

はじめは たま子と二人でいて、遊びのネタ切れを感じたので、

何か習い事でも・・・ という感覚で気軽に探し始めました。

それと平行して、たま子は 「自分で(やりたい)」 「自分で(やりたい)」と言って、何でも自分でやりたがったので、どうすれば自分でやるように”教えられるか” いろいろ調べ始めました。

タイトルにピンとくる本があり、その本をきっかけにある幼児教育を学ぶようになりました。

それが今も勉強し続けている教育法で、たま子は幼児期を過ぎましたが、私は今でも勉強を続けています。

 

習い事の選択に迷う方は多いようで、たま子が通っていた幼児教室について よく質問されます。

先日 書いた、日記の指導がすばらしかった幼児教室にたどり着くまで、教室選びで何度か失敗しました。

一番初めは 習い事感覚でいたので、通いやすいよくある幼児教室に入りました。

“同じ年齢のお子さんとの交流ついでに、知育的なことができたらいいな”

そんな程度でした。

ところが、入った2歳児クラスでは、誰も聞いていないのに先生がビデオを見せながら、歌ったり踊ったりを続けていました。

入会金 〇万円  月4回 7000円弱

もったいない時間とお金の使い方です。

 

何も考えずに 幼児教室を決めてしまったことを後悔し、あらためて目的を考え直して、それにあった教室を探し始めました。

その間も、友人に誘われて右脳教育の教室に入るなど、熱心ではありましたが芯のない母親でした。

右脳教室は、それをすると必ずたま子が寝てしまうコトがあって、しばらく通いましたが合わないのだろうとやめました。

良い点はたくさんあったと思います。 でも、やめてしまえば何も残りません。

覚えたことは全てあっという間に忘れてしまいました。

幼児教育、やるならきちんと考えてはじめ、続けなければダメだと思いました。

 

幼稚園受験も考えていたので、受験用の教室もたくさん見学しました。

ここでは書けないくらいの教室を見学・体験しました。

いやな母親ですね。 『体験するだけブラックリスト』があったら載ったと思います。

でも、体験すればするほど、幼児教育の大切さと家庭の方針が大事であることがわかってきました。

 

幼児教育やスポーツ、その他の習い事に迷う方は、一度家庭の教育方針を考えてみるといいと思います。

なんとなく知育・・・ では、どこでも良い になってしまいます。

それぞれ特徴があり、良い点も悪い点もありますから、せめて優先順位はないと選べません。

家庭の教育方針、または母親の教育方針が決まっていれば、それほど迷うことも無く決まってくるはずです。

 

それでも入会してから思っていた教室と違ったことがわかり、結局やめることになる場合もあります。

それをさける方法は、見る目とかカンのようなものがないと無理だと思います。

私が何度か失敗した理由は、教室が言う方針(教育目標・効果)を鵜呑みにしたことと、自分の中では優先順位が低いのに、それでも「こんな力がついたらいいな」と欲張ってしまった ことだと思っています。

 

知育・語学・運動・音楽・絵画・・・

どの能力も幼児期からはじめれば、才能が開花しそうに見えます。

そのくらい幼児期は輝いています。

 今、母親の自分が手をかけることが、子どもの将来のためになる。

今でなければ逃してしまうと感じます。

たくさんの習い事をしている幼児と、そのために働いているお母様をみると

数年前の自分とたま子が重なります。

習い事がどんどん増えて、一日に二つの習い事がある曜日もありました。

でも、受験を決めてからは、受験に必要な習い事だけになりました。

そこで 家庭の教育方針が決まれば、習い事は決まってくるとわかりました。

 

「大人になってからできたらいい・・・」

なんて思う習い事は、もっと後でも機会はあります。

「中高生になってから苦労しないように・・・」

と思う習い事は、中高生になった姿がイメージできるようになってからでもなんとかなります。

「広くいろいろなことをやらせておきたい」

そう思うなら、苦手を作らないためなのか、得意を伸ばしておきたいのか

そのくらいのことは決めておかないと、広く浅くできるが、結局は何にも成し遂げられない人になってしまうかもしれません。

 

もう一度たま子を育てるとしたら、1歳半か2歳半から育てたいです。

あの幼児期の吸収力、集中力があればなんでもできそうです。

そうしたら あの習い事とこの習い事をさせて・・・

あれ? やはり、いろいろ習わせてしまうかな?

いや、もっと真剣にたま子の将来を考えて・・・

あれれ? 結局は同じかな?

それでも、あの幼児期がもう一度きたら良いのに

こたつから足がはみ出すほど大きくなった たま子を見ると

やりたかったことがたくさん浮かんできます。

後悔の無い子育てなんて、親の欲がなくならない限り難しいのかもしれません。

 

受験生活終了

 

今日でたま子の中学受験生活は終了しました。

明日からはただの小学生になります。

応援してくださった方々に心からお礼を申し上げます。

ほんとうにありがとうございました。

 

まだ戦いが続くおこさんもいらっしゃると思います。

応援しています。 どんなに頑張ってもあと数日です。

力を出し尽くして頑張ってください。

 

2月1日

 

2月1日の雰囲気を初めて知りました。

1月とは違った雰囲気に、私まで緊張しました。

早朝 電車に乗ったら、たくさんの中学受験生親子が乗っていました。

1月の受験のときは、同じ方向の電車に乗っている受験生は、みな同じ駅で降りました。

たくさんの受験生が、同じ学校を受験するのでした。

今日は、乗換駅のたびにたくさんの受験生が乗り降りしました。

こんなにたくさんの子どもが中学受験するのかと驚きました。

 

早めに学校に着くと、開門前だったので講堂に案内されました。

学校の案内はスムーズで、わかりやすく、とても親切でした。

もっと事務的かなと思っていたのですが、暖かい雰囲気でした。

 

親の面接では、久しぶりに緊張しました。

合否に関係ないとのことですし、ごく普通のことしか質問されないと面接ガイド本に書かれていましたが、

それでも緊張しました。

結局ガイド本に書いてあった通りでした。

あとで 「ああ言えばよかった。こう言えばよかった。」と後悔するような内容のことは質問されなかったので、

部屋を出た後は、本当にほっとしました。

 

時計を見ると、たま子は試験の真っ最中。

突然、涙が出そうになりました。

私は面接だけでもかなり緊張したし、クタクタになりました。

4教科の試験を受けて、緊張の中お弁当を食べて、面接を受ける。

12歳の女の子たちが、みんな一人で戦っています。

今朝すれ違った受験生たちの緊張した顔も思い出し、

あの子どもたちみんなも戦っているんだなと、 一人で勝手に感傷的になりました。

みんな頑張れ! みんな頑張れ! 

 

1月31日

 

いよいよ受験勉強 最後の一日となりました。

明日からは連戦になるので、勉強らしい勉強をする時間はありません。

 

たま子は 各教科最後に何をするか決め、部屋に並べていました。

それが正しいかどうか昨日のうちに先生に確認し、

今日は塾で自習してすごしました。

そして 「やり残しはたくさんあったけど、もうこれ以上できない。」と言って帰ってきました。

 

もっと勉強に関わればよかったと 何度も思いましたが、

結局まったく関われませんでした。

たま子が決めた『最後にやること』に間違いは無いのだろうかと、それでも不安になって、

並べられたテキストの前に立っていたら、たま子はあわてて飛んできました。

「何見てるの? 散らかしてるわけじゃないよ。

ちゃんと考えてるから大丈夫。」

いつものニコニコ顔で、だけど ”自分でやりたい”オーラを出しながら そう言いました。

そうだよね。最後の最後だからこそ、自分でやりたいよね。

 

もともと最後の一日にやるべきことに正解なんてなくて、

自分が後悔しないようにすごせばいいだけ。 

たま子が自分で決めたことをやらなければ、たま子には結果に関係なく悔いが残るでしょう。

私には私なりの思いがありますが、頑張って頑張って押さえ込みます。

 結局、夕飯もフツウ。 心構えのアドバイスもナシ。 励ましも、手伝いも、何もかも我慢しました。

本当は、できることがあれば全部全部やりたかった。

 

1月31日の一日は、結構つらい一日でした。