こたつたま子の女子中高一貫校生活

中高一貫校生向け塾

 

たま子も小学校を卒業し、中学入学までなんにもすることが無い状態で、

毎日ダラダラ過ごしています。

受験時に学校前で配られていた塾のパンフレットの中から、

どこに通わせようか考えていた時期もありましたが、

一ヶ月もダラダラと過ごしてしまうと、親子共に “頑張る” ことから離れてしまい、

とりあえず通学に慣れたら考えようということになりました。

 

実は「合格おめでとう! 次は〇〇大学だ!」とか

「〇〇大学専門 △△予備校!」

と書かれたパンフレットの中高一貫校生向け塾の

カリキュラムには多少興味があって、説明会には出かけました。

知人に中学一年から大学受験を見据えて塾に通って良かったという方がいたからです。

また、『たま子が入学する中学校に入学する生徒は、四月中に入塾すれば入塾テストを受けずに済む』とか、

『たま子が入学する中学校の生徒が多く通っています。』

などと書かれているのを読むと、

とりあえず入塾しておいたほうが良いのではないかなんて、

煽られているのはわかりますが、焦りも感じてしまいました。

 

まあ、ほとんどは好奇心からなのですが、

とにかく、いくつかの説明会や体験授業に出かけていきました。

体験授業がない塾は短期講習を受けました。

 

受けてみてわかったことは、雰囲気がちょっとわが家の教育方針と違うということでした。

ご両親で説明会に参加されている方が多く、

また、熱心に質問もされていました。

難関大学か医学部に行かなければならない事情の方が多いようで、

どうしてもという気持ちが無ければ、ついて行けそうもないと感じました。

 

たま子は 「私、将来、農家になろうかなぁ~」

なんて 言いながら、お米をおいしそうに食べたり、

「マグロの飼育員になると、マグロって食べられなくなっちゃうかな?」

と、大好きな水族館でマグロを眺めているような娘です。

食べること大好きで、 なんでも食べ物に結び付けて考えるほどなので、

私は 将来たま子は食に関する職業に就くだろう と思っています。

そんな たま子が、中学受験を終えてすぐに、ざっくりでも将来を決め、

難関大学や医学部を目指して勉強する姿がイメージできませんでした。

 

たま子は、説明会に行った難関大学受験塾に途中からは入塾できないでしょう。

それでも、たま子が目標を持って頑張れば、行きたい大学には行くだろうと、

楽観的に考えています。

さらに、たま子が入学する中学校には、志し高い女子が多いはずです。

良い影響を受けて、高い目標を立て、頑張ることは期待しています。

 

高校からではなく、中学から私立の一貫校で学ぶ目的の一つに、

『環境』をあげる方も多く、わが家も 『環境』 を求めて私立に入学させるわけですが、

その 『環境』 とは、自分に勉強が必要かどうかも含めて、何をしたいか自分自身でみつけられる環境です。

だとすると、当然、大学や職業を決めてしまってスタートは、わが家の目的と違います。

難関大学や医学部に進むお子さんが多いのも確かなので、

同じ目的を持つお子さんと切磋琢磨する環境を求めている方もいらっしゃいます。

そんな目的をしっかり持ったお子さんも、たま子には刺激になるでしょう。

 

 

そんなわけで、私は勉強、受験のようなことから、すっかり気持ちが離れてしまいました。

たま子は中学校生活に向けて 夢や希望をたくさん抱えていますから、

新しい勉強も含めて、それなりに中学準備を楽しんでいるようです。

中学校で良い成績を取りたいとか、深海魚になってしまうかもとか。

お弁当は足りるだろうか。 クラブはどうしようか。

どの不安も、人生これから! って感じで、まぶしく見えます。

 

 

弱気の暗示

 

新6年のカリキュラムが始まり、塾の曜日や時間が変わりったりして、

慣れない生活にクタクタになり、これで後半戦が戦えるのだろうかと

不安になっている方もいらっしゃると思います。

スケジュール上はそれほどきついわけではないのに、

やってみると、毎日毎日 何か忙しいですよね。

1年前の私もそうでした。

先輩ママたちにいろいろ聞きまくっていました。

「スケジュールに体がついていきません!

これからどうなるのでしょうか?」

そして、

「来年の今頃、どんな結果になっているのか知りたい」

「これで良いのだろうか? こんな生活で。 こんな勉強時間で。」

よくわからない不安でバタバタしていたと思います。

勉強については、塾にお任せしてしまい、家で私が勉強を見ることは

ありませんでしたが、それがまた不安材料にもなりました。

把握しきれていれば、それほど不安でもなかったかもしれません。

いや、把握していても不安はなくならなかったでしょう。

 

たま子は新6年生と言われる、小学校ではまだ5年生の時期が、

「不安定でいやな感じ」

だと言いました。

2月になってすぐには、いよいよ自分が受験学年だという

あらたまった気持ちがもてなかったのです。

少し前まで6年生の受験ドラマ

(小さな部屋で面談する6年生の号泣が聞こえたり・・・

  新六年生部屋の隣で、まだ受験が終わらない6年生が過去門の質問していたり・・・)

を連日 見て震え上がっていましたから、

まだ5年生でいたいという気持ちが強かったようです。

「さあ! 次はあなたたちが受験です!」

みたいな言い方をされるのを嫌がっていました。

このときに、たま子は強気に戦える子ではないと気づくべきでしたが、

気づかないまま受験期に突入してしまいました。

 

試験本番で緊張してしまうのか、自制できるのか。

緊張すると弱気になってしまう子なのか。

負けると頑張るタイプか、ダメになってしまうタイプか。

そのときにならないとわからないこともありますが、

親が覚悟しておくことは必要だと思います。

今となっては反省するばかりですが、

たま子は負けるとダメになってしまう子で、

なげやりというか、“これでいいや”と 適当な判断をすることがわかりました。

 

 

こういうことは、1月の受験校とか、受験スケジュール、併願校の選択に必要なことです。

子どものことは母親が一番わかっているようですが、

それでも、受験の結果の受け止め方や、連戦を戦うための気力や、様々な要素が

全て思っていたとおりだったなんてことは、あまりないと思います。

 

 

これから 大変な毎日が続きますが、

試験の結果や、体力が落ちたとき、親子で意見が違ったときなど、

子どもがどのような反応をするのか、注意深く観察しておいたほうが良いと思います。

子どもは毎日成長していますから、先月は負けに弱くても、今日からは負けるとさらに頑張るかもしれません。

疲れてきて、もうだめだと思っているけど、いまさら引き下がれないと、ただ塾に行っているだけかもしれません。

チャレンジしたいと言っていた学校を、自信が無いから受験したくないと言い出すかもしれません。

そんなときの様子を記憶しておくと、受験スケジュールを立てるときや、

合格不合格が出たときの次の試験への気持ちの作り方に役立つかもしれません。

 

 

たま子は新6年生になったとき、「新6年生」と呼ばれるのを嫌い、

まだまだ のんびり楽しく塾に通い、受験はするけど本番のことは考えたくないと思っていたようです。

一方では 「この塾じゃ合格できない」と、志望校に合格するために足りないものをなんとなく感じていました。

いつもこういう感じで、気持ちがごちゃ混ぜの娘ですが、

1月の試験が始まって、自分で予想していなかった合格不合格がでたとき、

弱いほうの気持ちが強くなり、2月の本命に気持ちを作るのが大変でした。

何の心配もしていなかった学校に不合格。

ダメだと思っていた学校に合格。 ⇒ 「ここの学校にする」 と言い出し、

志望校とはなんだったのか?!と、 話し合いました。

試験を受けることも、合否を受け止めることも、「もういいや」となってしまった

ダメ娘を再び 立ち上がらせるのは、本当に大変でした。

 

中学受験は、小学生の受験だと本当に思い知らされました。

親に口出ししてほしくない年頃の、ヒヨコに戦わせるのですから、

褒めたり貶したりだけでは動きません。

大人として真剣に、命がけでアドバイスしました。

結局、こちらの真剣さでしか、心は動かせませんでした。

 

今から考えると、新6年2月3月のたま子がごちゃごちゃ言い出した時期に

ヒントがたくさんありました。