こたつたま子の女子中高一貫校生活

ズバリ!6年生でかかったお金

 
転塾の際、大手の塾は全てまわりました。
パンフレットに月謝などが書かれていないことがあり、
たずねてみると、最初に2,30万円も払わなければならない塾があったのでおどろきました。
私にはわかりづらい料金体系の塾が多く、
正確な金額が知りたいと言っても、季節講習の金額はまだわからないと言われることがほとんどでした。
それでも 「大まかでもよいから」 とねばって教えてもらいました。
 
入会金、月謝、季節講座、志望校別講座、その他オプション、毎月の模試代。
施設費や事務費用か会費のようなものがある塾もありました。
それと 通塾日・授業時間/週 をざっと表にまとめました。
5月から1月までの9ヶ月でいくらかかるか計算してみて、
「軽自動車が買える!」と 改めて驚きました。
軽自動車だって、買うときにはよく吟味して買うはず。
塾もよく考えなきゃと思いました。
 
 
下記はそのときまとめたものを、私の分類で大体の金額で計算したものです。
 
 
  入塾時費用      月謝    季節講習・オプション     合計
(入塾金・テキスト等) (テスト含)   (夏・冬学校別)
 
①   6万        42万    19万+7万+15万     89万
②   6万        38万    20万+6万+22万     92万
③   5万        45万    18万+6万+12万+?  86万
④   3万        44万    21万+6万+21万     95万
 
*③はオプションが多くてよくわかりませんでした。
    金額はだいたいで正確ではありません。
 他にもオプション講座やその他費用があるかもしれませんが、
 入塾していない塾の本当の費用はわかりません。
 
 
 高い塾、安い塾、どこも結局同じ と、先輩お母様方からいろいろな話しを聞いていました。
確かに金額に違いがあります。
大きな違いと取るか、小さな違いと取るか、感覚の違いでもあると思います。
 
①~④のうちの一つに入塾したので、9ヶ月でかかった金額は、
そのうちの一つです。
6年生2月からの3ヶ月分の月謝と春期講習費用を足せば、
6年生1年間の費用となります。
3か月分は24万円ほどでした。
110万円から120万円となります。
 
繰り返しますが、6年4月に塾からもらった資料から、
ざっと計算したものです。
間違いや勘違い、私のいい加減さも加わっています。
 
 
次に受験にかかった費用です。
受験にかかった費用もかなりです。
わが家は受験料、合格手続き時支払金ともにかかったほうではないかと思います。
先輩お母様方に聞くと40万円から80万円でした。
1月中旬からの約20日間でこの金額が出て行くわけです。
受験料に8万円から13万円。
合格手続き時支払金に25万円から70万円。
 
受験校と支払う金額をうまくいったパターンとうまくいかなかったパターンで計算してみると、
何十万円もの違いがあります。
80万円なんて、いろいろな意味で恐ろしすぎるパターンでしたので、
やはりそれは考えたくないというか、考えちゃいけない気がして、
受験パターンと準備するお金の見積もりは甘くなりました。
どうか想定内で収まりますようにと祈りました。
実際には想定内には収まりませんでした。 
 
 
最後に入学準備から入学直後にかかるお金です。
これも先輩母達に聞きました。
受験が終わっても、大きなお金の支払いは終わりません。
むしろここから始まるのですから、きちんと把握しておかなければなりません。
学校によって金額が違うので、受験校全ての金額を計算しました。
合格手続き時に支払う金額がそれほどでもない学校でも、
2月中に支払う金額が結構大きい学校もありました。
10万円から90万円でした。
学費の納入方法が年一括と毎月払いとで、4月に学校に支払う金額が違うため、
入学する学校によって全く違ってしまいます。
学校選びの際に、1年間にかかる金額は見ていましたが、
2月から5月に支払う金額として整理してみると、学校の特徴を感じました。
 
それに、制服代(指定のセーター・靴下・体操服・鞄・靴など)、定期代です。
制服代は学校によって細かくわかる場合もありますが、“5万円くらい” と大体の金額で書かれている場合もあります。
5万円と書かれていてもそれは制服だけで、体操服や鞄・靴が含まれていませんし、
大抵、夏服まで一緒に注文するので10万円以上かかるはずです。
 
 
先輩お母様方に教えていただいた中で、私が甘く見ていたのは交通費でした。
交通費について 「意外とかかるから気をつけて」 と、何人もの方に言われていましたが、
それでも1回二人で500円くらいから3000円くらいなので、
計算するほどでもない金額と思っていました。
まさか万単位になるとは思っていませんでした。
学校が会場になっている模試、他の塾の模試、志望校別講座、
願書取り寄せ、出願、受験。
はじめはそれほどでもないと思っていましたが、
何度も子どもに「チャージしないと!お金入ってない!」と言われ、
自分もチャージしたばかりなのにもう残高ないっ!となり、
交通費の大きさを感じました。
さらに模試の帰りにお昼を食べたり、学校周辺のことが知りたくてうろうろしてお茶を飲んだりしてしまいました。
先輩母達が言うように、交通費とお茶代は結構かかりました。
 
 
さらにわが家はカリキュラムの穴を埋めるためにお願いした家庭教師代もかかりました。
家庭教師は1時間あたりの金額に大きな違いがあります。
体験したのは4000円から21000円でした。
4000円は経験浅い大学生。 21000円は経験豊富なプロ。 
お願いしたのはちょうど真ん中くらいの金額のプロ家庭教師でした。
4月から転塾先が決まるまでと考えていましたが、結局最後までその先生にはお世話になりました。
理系教科で未習が多く、転塾後の先生にも家庭教師の先生にも同じ未習単元を指摘されることがあったからです。
たま子はみんなが知っていて、自分だけが知らないことに焦っていました。
「受験の最後まで、家庭教師の先生を放さないでほしい」
と言うので、秋以降1月末までスケジュールを組んでしまいました。
 
 
 
ここまでで1年間の総合計はいったいいくらでしょう・・・
 

転塾先が決まらなかった理由

 

たま子は6年生春に転塾しました。

それまでは大手の準拠塾だったので、

そのまま本家の大手塾に入ってしまえば良いと考えていました。

カリキュラムに穴が空くのは困るし、

慣れていないテキストやテストであまりにも成績が落ちてしまうのも心配でした。

志望校別特訓クラスに入るためにはギリギリの成績でしたから。

志望校別クラスに入れるか入れないかは、たま子のような大チャレンジ組には

とても大事なことです。

入れなければその学校を志望校からはずさなければなりません。

早いうちにダメとなってしまっては、弱気たま子の受験はダメコースに入ってしまうかもしれません。

一つの目標は、新しい塾での志望校別クラスに入ることになりました。

 

そういう目標で、成績を落とさずに転塾するなどという、

今から考えたら高すぎる理想を掲げて転塾先を探しました。

ちょっと気難しいたま子ですから、すんなりいかないかもとは思いながら、

それでもとりあえず、カリキュラムが同じ本家塾の体験をしました。

「ここじゃ合格できない」 と そこでも言うので、

同じ塾の違う校舎も見学したり模試を受けたりしました。

でも、「ここじゃ合格できない」 とまた繰り返しました。

ダメな理由を具体的に聞くと、納得できる理由もありましたが、ちょっと的外れな点を気にしていたりするので、

「カリキュラムに穴が空くから、とりあえず夏期講習までこの塾にしたら?」

なんて、無責任なアドバイスをしたり、ちょっと脅し気味に強く言ったりしましたが、

いつもの のらりくらりとした感じで、「この塾はダメ・・・」 と動きません。

入塾テストを受けなければ体験ができない塾が多いので、

入塾テストをいくつ受けたことか・・・

 

たま子なしで塾の説明を聞くことはなかったのですが、

一つだけ私が外出先でふらりと入った塾で、今までと雰囲気の違う塾がありました。

たま子にその話をすると、その塾の先生に質問してみたいことがあると言うのです。

すぐにその塾に行き、その先生にもう一度お話をうかがいたいとお願いしました。

気持ちよく時間を作ってくださって、もう一度たま子に塾の説明をしてくださいました。

その先生はずっとたま子に向かって説明してくださいました。

私には説明済みなので当たり前のようですが、

それだけではなく、“たま子に” きちんと向かい合って話してくださいました。

たま子は一つだけその先生に質問して、「この塾にする」と決めました。

質問はくだらないことです。

そういえば、たま子はいつも先生に何か小さなことを質問していました。

多分それで、先生を試していたのだと思います。

そんなに利口なタイプではありませんから、本能的なものからだと思います。

後になってたま子は、

「ダメだと言った塾は “この子は合格しない” と思ってるのを感じた。」 と言いました。

確かに、たま子の成績では第一志望校の合格は無理に見えました。

塾の説明を受けたとき、「志望校はどちらですか」と聞かれ、

「桜蔭です」と答えると、「失礼ですが、模試の偏差値はいくつですか」と聞く塾もありました。

門前払いを受けるほど悪い成績でもありませんでしたが、

値踏みするような塾はいやだなと思いました。

親の私が思うのですから、本人のたま子はどんな気持ちだったでしょう。

 

たま子は、子どもなりに合格させてくれる塾がいいと考えていたのです。

自学で受験は乗り切れないことはわかっていますし、

親のサポートで合格できるとも思っていません。

子どもレベルで、とんちんかんなところもありましたが、

たま子なりに真剣だったと思います。

まずは合格しないだろうと思っている先生には、教わりたいはずがありません。

経験からそう思ったとしても、先生は大人ですから、子どもに悟られないようにはしてほしいものです。

実際にはそれができない先生が意外といたということです。

 

6年生になってからの転塾は、成績と志望校を伝えて塾の説明を聞きます。

そのとき 塾の先生は子どもの様子を見ていると思います。

この子は伸びるかどうかとか、志望校に合格できそうか。

でも、子どもも自分を見ている先生を見ています。

自分を伸びると見たか、志望校に合格できると見たか。

子どもだって真剣なのです。 自分の人生がかかっていると思っていますから。

塾の先生も私も、そのことを甘く見ていました。

あたりまえですが、結局、塾選びはたま子が一番真剣なのでした。

 

 

やっておけばよかった・・・

 

算数は先取りをする方が多く、先取りしなかったわが家の場合、

正直なところ、先取りが必要なのではないかと焦ることもありました。

けれども、私のまわりで御三家以上に合格されたお子さんは、それほど先取りはしていませんでした。

それよりは、しっかり勉強の基礎を固めるとか、人間の基礎を固めるとか、

そういったことに注力している方が多かったので、

最後まで先取りせずに、中学受験カリキュラムに入りました。

結果、それで遅れたことも、困ったこともありませんでした。

やっておけばよかったことはありますが、それは先取りではありません。

もう一度たま子が小学1年生からやり直すなら、

やってきたものと同じ問題集と “暗算” です。

たま子は、楽しんで算数を考えるタイプで、他の動作もゆっくりしています。

つまり、何でもゆっくりのんびりです。

計算スピードが速いお子さんがうらやましかったようです。

実際、難関校の算数は考える時間が多いので、解く道がわかったら、

猛スピードで計算して答えを出す感じです。

「計算のスピードと正確さはあたりまえ」 に見えました。

 

私自身は、小学校の1年生から6年生までそろばんを習っていて、

履歴書に書ける程度になっていました。

小学校の算数には困りませんでしたが、中学校の数学になってからは全く役に立ちませんでした。

それ以降も数学は苦手で、答えが合っていたとしても

「あたった」という感覚で、きちんと理解して 答えを出している感覚はありませんでした。

高校のある時点で パチッとはまることがあって、なんとか取り戻しましたが、

中高の4、5年間、 数学の時間は苦痛でした。

そんなことがあったので、私はたま子にそろばんは習わせませんでした。

 

正確な計算力を身に付けるために、私がたま子にやらせた問題集は、

「計算~帳」 と 「成長する~シリーズ 計算」 でした。

早く計算することよりも、計算の意味を理解し、正確に計算することを重視した問題集でした。

計算間違いが多い子だったので、早く計算させると “間違う練習”をしているようになってしまい、

正確さよりも速さ重視になってしまうことを恐れました。

それはそれで後悔はしていませんが、やはり早く計算するために何かすべきだったと感じています。

 

そろばん か 暗算教室がよかったでしょうか。

他に良いものがあれば知りたいと思っています。

 

転塾の決意

 

 

春期講習の真っ只中、忙しい生活にクタクタになっているお子さんを

オロオロ見守っていらっしゃるお母様も多いと思います。

6年春期講習の今頃、たま子と私は急激に会話がなくなりました。

それまでの季節講習と違って、塾の授業内で知識の確認テストが増えたため、

塾での自習時間も家での復習時間も急激に増え、

なんとお風呂に入る時間も無くなってしまったのです。

たま子は毎日シャワーを浴びるだけで、湯船につかることが無くなってしまいました。

良い方法を考えましたが、とにかく時間が無い!

そして、たま子も「受験生!受験生!」と塾に煽られて、

ゆっくりしたいと思わなくなっていました。

 

先輩母達に聞くと、夏休み明けからはもっと忙しくなり、

考える時間もないと言われ、春期講習でこの状態なら、

夏期講習、それ以降、たま子はどうなってしまうのか

とても不安になりましたし、中学受験のあり方にも不満を持ちました。

中学受験というものというよりも、塾のあり方だったかもしれませんが、

とにかく、中学受験とそのために塾に通う生活の『異常さ』に

戸惑っていました。

 

さらに、先輩母達と話すうち、塾のほかに個別や家庭教師を利用した方が

思っていたよりも多かったことがわかりました。

いつどうやって塾以外の時間を確保したかの話で盛り上がっているのを

違う世界の話でも聞くようにぽかんと聞いていました。

つまり、どうやって塾をサボって家庭教師や個別に通ったかや、

塾の宿題やテストをうまく削ってもらった話です。

その頃は、塾をサボるとか、宿題を削ってもらえるなんて思ってもいなかったのです。

はっきり言って、塾に丸投げでした。

それで良いと塾にも言われていましたし。

 

エデュでも 「塾は利用するもの」 と書いている方がいらっしゃいますが、

それは、 “もっとやってもらう方”で、 “もっとやらないでもらう方” は考えていませんでした。

“わが子に必要なものだけに削る”

この当たり前のことが、わからなかったのです。

そうなると、勉強を見ていなかった私には、わが子に必要なことが全く見当つきませんでした。

さらに、今さら親子で勉強するなんて、たま子も私もどんな距離感で接すればよいか わかりませんでした。

 

それで、個別や家庭教師を探し始めました。

いくつか体験するうちに、先生の力に差があることがわかりました。

当たり前のことなんですが・・・

でも、驚くほど違いがあるのです。

個別も家庭教師も、カリキュラムがないのですから、

先生が子どもを見て、やるべきことを決めるわけです。

だから先生に力が無ければ、たま子の得意・不得意も

たま子が志望校に合格するために必要なことも

正確にわからないのです。

するどい先生は、いくつかの問題を解かせると

たま子の勉強に対する癖から、得意・不得意を

見つけてくださいました。

 たま子の先生に対する希望を聞きだしている先生もいらっしゃいました。

たま子はちょっと気難しいところがあって、

 見た目は穏やかですが、芯はしっかりしていて、

ニコニコ話を聞きながら、自分の意見はしっかりある子です。

おとなしそうに見えるので強制すると、同じくらいの力で反発してきます。

すごく強く言うと、うなぎのようににゅるりと逃げてしまいます。

結局言うことを聞きません。

算数の解き方や、国語の間違いなど、納得できないと質問します。

でも説明も無く 「こっちのほうが良い」とか

間違いである理由でなく、正解が正解である理由しか説明しない先生は苦手でした。

さらに、黙っているくせに本当はどんどん質問したいので、声をかけにくい先生も嫌いました。

そういうたま子の扱いがうまい先生がみつかったので、

たま子には家庭教師をつけました。

 

すると 家庭教師との違いに、たま子は益々塾に不満を持つようになりました。

以前書いたように、たま子は5年の秋頃から塾に不安を感じていました。

「この塾じゃ志望校に合格できない。」

それまであまり取り合わなかった私も、たま子の具体的な不満に、

やっと転塾を決意しました。

カリキュラムに穴が開くことがないように、

春期講習後すぐに 新しい塾に通うつもりでしたが、 

なかなか納得できる塾が無かったために、

しばらくこの家庭教師の先生にお世話になりました。

結局、その期間に理系教科の穴埋めができました。

春の大事な時期に塾なしになってしまいましたが、

塾の宿題やテストに追われることがなくなって、

たま子はゆっくりお風呂に入れるようになりましたし、

志望校に必要な基礎の穴埋めができました。

転塾先探しは時間がかかり、夏までかかりましたが、

入塾テストで上位クラスにはいることができたのも、

志望校別特訓クラスに入ることができたのも、

いったん塾から離れ、たま子カリキュラムを組んだからだと思います。

 

私が転塾に前向きでなかった理由は、

途中で塾を変えるなんて考えが全く無かったことが一番ですが、

塾にはカリキュラムがありますからやることはどこでも同じだし、

先生も良い先生だったので、成績が良くないのはたま子の能力のせいで、

先生には問題ないと思い込んでいたためです。

親の話をよく聞いてくれる塾だったので、親に不満はありませんでした。

でも先生がたま子の要求に答えてくれるかどうか、

それがどれほど大事なことであるかを考えませんでした。

“塾は利用するもの” ですが、受験する本人の要求に的確に答えてくれないなら、

利用しきることができません。

 

長くなりましたが、転塾は一大決心でした。

たま子とのやり取りは書ききれないほどです。

転塾したほうが良いと思ってからも、私はたま子の説得を試みました。

そのときは大人の判断だと思っていましたが、誤りでした。

転塾後、たま子は良い人間関係に恵まれ、一生懸命勉強していました。

 私も新しい塾でいろいろ勉強になりました。

「転塾してよかった。」

と、受験中も受験が終わってからも 何度も言っていました。

後悔の無い受験になりました。