【日本大学明誠高等学校】応援合戦
晴天に恵まれた10月末、日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)の体育祭が行われました。リレーや騎馬戦など体育祭おなじみの競技のうち、学校のカラーを色濃く反映するものといえば応援合戦ではないでしょうか。そこで今回は、日大明誠体育祭の応援合戦をレポートします。
■グラウンドで4組がパフォーマンスを披露
日大明誠の体育祭は縦割りの4組(白・赤・青・黄)対抗で行われます。色別対抗応援合戦では各組の応援団がパフォーマンスを披露。審査員は校長の奥秋先生らが務めます。
■白組
【パフォーマンス】
白いシャツを着て登場した応援団。
中央で踊る団長が突然みんなに囲まれます。
なぜか衣装をもぎ取られた団長。
そのままRADIO FISHの「PERFECT_HUMAN」を踊ります。
【団長・副団長インタビュー】
<団長:田畑くん、副団長:野村くん>
漫才コンビのようなお二人に応援合戦の感想を聞きました。
――自己紹介をお願いします。
田畑くん:応援団長の松本潤です。
野村くん:副団長の野村です。
田畑くん:田畑です。
――練習の成果は発揮できましたか。
田畑くん:はい。昼休みに毎日集まってみんなで練習して、本番では練習の成果を発揮できて…(泣くまね)…。
野村くん:なんで泣くんだよ。
田畑くん:僕が指示した通りにみんなが動いてくれて…。
野村くん:違うだろ、お前が一番足を引っ張りそうだっただろ!
田畑くん:みんなには感謝の気持ちでいっぱいです!
――田畑くんはどうして団長に?
田畑くん:僕は団長をする気はなかったんですけど、みんながお前しかいないだろうと。体育祭の1か月くらい前に決まって、そこからは毎日寝る時間を削っては応援合戦のことばかり考えて、その成果を今日…(泣くまね)…。
――副団長、実際のところは?
野村くん:団長は田畑しかいないってみんなが思ったのは本当です。
――みんなに選ばれての団長だったのですね。今日はお疲れ様でした。
■赤組
【パフォーマンス】
赤いジャージの団員とともに団長・副団長が登場しました。
しかしパフォーマンスが始まった途端、団長がグラウンドから出ていってしまいます。
一体どこへ!?
残された団員たちがパフォーマンスを続けていると…。
団長が上半身裸で戻ってきました! 呼応するように団員も服を脱ぎます。
体を洗う仕草を盛り込んだお風呂ダンスで終焉。
■黄組
【パフォーマンス】
グラウンドで対峙するツッパリグループ。たちまち大乱闘が始まります。
殴り合いの末、互いを認め合ったツッパリたち。
最後は全員で踊ります。
【団長・副団長インタビュー】
<団長:池田くん、副団長:小松くん>
学ランとセーラー服で登場した黄組のパフォーマンスについて、団長と副団長にインタビュー。
――応援合戦のテーマは。
池田くん:ツッパリです。昔のツッパリが主人公のテレビドラマ「今日から俺は!!」を見て、これをやろうと決めました。
――2人はどうして団長・副団長に?
池田くん:立候補です。1年生のとき、団長の3年生の姿を見て「いつか自分も」と思いました。
小松くん:僕がやるしかないという使命感です。僕がサポートしないと彼(池田くん)は何もできないので。
池田くん:ははは!
――団長・副団長を経験していかがでしたか。
小松くん:衣装の手配、音源やマイクの準備など、やってみるとどれも大変でした。仕事のつらさを学んだ気がします。
池田くん:下級生をまとめることが大変でしたが、いい思い出になりました。
■青組
【パフォーマンス】
前半はグループコント。
青にこだわらず、青い衣装も着ない。
応援合戦という概念にとらわれない青組の自由なパフォーマンスに衝撃を受けました。
後半はダンスです。
■終わりに
審査の結果、応援合戦の順位は1位から順に白組、青組、黄組、赤組となりました。
日大明誠の応援合戦は、見る人も参加する人もみな笑顔。その明るさが学校の雰囲気を象徴しているように感じられました。