【八王子中学校・高等学校】中学ダンス部卒業公演
2016年には野球部が甲子園出場を果たすなど、部活動がさかんな八王子中学校・高等学校。今回は、創部7年目ながら校内・校外のステージで経験を重ね、精力的に活動している中学ダンス部に注目し、2月に開催された卒業公演のようすをレポートします。
■活動内容
中学ダンス部の活動は週3日。日々の練習では、アイソレーション(首や肩など体の1部位だけを動かすダンスの練習)やリズム練習、柔軟や筋トレなどで基礎固めをし、その後グループ練習へ。毎年、「新入生歓迎公演」「運動会スペシャルステージ」「学園祭公演」「卒業公演」でダンスを披露。2018年夏には「全日本小中学生ダンスコンクール東日本大会」に出場し、銀賞を受賞しました。
高校ダンス部との交流が盛んで、新入生歓迎公演と学園祭公演では合同でステージに立ち、卒業公演には高校1・2年の全部員が応援に駆けつけます。2019年からは高校ダンス部のOGがコーチに就任し、週1回練習に参加しています。
■卒業公演スタート
■3年間の思い出
部長の上野さんと顧問の落合先生からいただいたメッセージをご紹介します。
<中学ダンス部部長・上野さん>
中学ダンス部について
モットーは「笑顔で魅せるダンス魂!」。自分たちで曲の編集や振付をほぼ手掛けていて、とても楽しく活動しています。ダンスはチームワークが何より大事なので、活動を通して部員はみんな仲がよくなります。公演を見に来てくださるお客さんをダンスで笑顔にすることに幸せを感じています!
部活動で一番印象に残っていること
2018年度の夏の大会です。本番までの半年間は大会用のダンスだけを踊っていたので、今でも曲が耳に残っています。大会の練習は3年間の中で最もハードで精神的につらくなることもありましたが、乗り越えることができました。
後輩へのメッセージ
自分はダメダメな部長だったかもしれないけれど、そんな私に最後までついてきてくれてありがとう。次はみんなが中学ダンス部を支えていく番だからよろしくね。今までありがとう。大好きだよ!
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<中学ダンス部顧問:国語科・落合悠能先生>
中学ダンス部の魅力
こちらが何も提示しなくてもアイデアをどんどん出してくるところや、先輩が後輩の指導を根気よく行うところ、1つの作品や公演を全員で創り上げていく熱意がとても素晴らしいと思います。
3年生との思い出で一番印象に残っていること
2018年度の夏の大会です。それまでどこか自分たちの限界を勝手に決めて練習しているように感じていたので、客観的に評価される場に出てみてはどうかと出場を後押ししました。一時は3年生の半分以上の部員が退部するかと思われる騒ぎになりましたが、最後には覚悟を決めて出場しました。惜しくも銀賞となりましたが、あのとき流した悔し涙は彼女たちを格段に進化させたと思います。
引退する3年生へのメッセージ
3年間みんなを支え、応援してくれたご家族の方にぜひ感謝の気持ちを伝えてください。一度しかないステージで全力で輝こうとするみんなのお手伝いができて、私はとても幸せでした。自分を知ること、自分を表現することはダンスに限らず大切なことです。高校生になっても忘れずに進んでいってくださいね。
■チアでフィナーレ
プログラムの最後を飾ったのはチアダンスです。
全演目が終了。
会場は拍手に包まれました。
部員が見せた晴れやかな表情は、卒業公演の成功を物語っているようでした。