「アドバイスがこまめ」充実のオンライン授業を振り返る！完全登校日の生徒インタビュー
オンライン授業にいち早く着手した八王子学園八王子中学校・高等学校（以下、八王子学園）が休校・分散登校を終え、全生徒の完全登校を始めた6月25日。当日におうかがいしたところ、久しぶりの学校生活に期待感を隠せない生徒の姿が印象的でした。今回は、3名の生徒へのインタビューをお届けします。
左から沖田さん、椿さん、伊藤くん（全員中学2年生）
■「先生のアドバイスで肩の力を抜いて頑張れた」休校中のケアも手厚い
エデュ：オンライン授業についての感想を教えてください
伊藤くん：さびしくはあっても、勉強への集中力は高く保てました。生活リズムに合わせて、「朝ごはんを食べたら勉強する」といったルールを決めて、メリハリをつけて勉強できました。先生からの指示が分かりやすいので、未視聴のままの動画をためてしまうことはありませんでした。
椿さん：私もモチベーションを上げるために「この時間までは勉強しよう」といったルールをつくって頑張りました。最初、「課題を午前中に終わらせなきゃ」と思い込んでいたのですが、先生から「もっと自分のペースに合わせていい」とアドバイスがあって、肩の力を抜いて取り組めましたね。
沖田さん：授業の動画は観るタイミングを自分で決められてよかったです。また、オンライン授業を実施していた間も、先生がビデオ会議のホームルームで「よく眠れた？」「きょうも暑いね」と話しかけてくれて、大変な日常なのに安心できました。
「休校中は不安もあったが、一人でいる楽しさも見つかった」と話す沖田さん
■「やるべきことをやるように」休校中も成長
エデュ：久しぶりの完全登校日はいかがですか
伊藤くん：今まで分散登校で生徒の半分は来ていましたが、雰囲気が違いますね。やっぱり友達と話せるって大切なことだと思います。
椿さん：生徒の数が多いなあと改めて驚きました。勉強もみんないるほうが頑張れる気がします。たとえば、テストの後に励ましあうことができると気持ちの持ちようが違いますよね。
沖田さん：休校中、マイペースになった部分は切り替えていきたいです。今回、オンライン授業を経験して、やるべきことをちゃんとやる習慣が身に付いたので、そこを活かしていきます。
椿さん。「分散登校のときの2倍の生徒がいるので楽しい」という言葉が印象的でした
■学校生活への展望を語る
エデュ：通常どおりの学校生活が戻った今、やってみたいことを教えてください
伊藤くん：これまで自分と向き合う時間があったので、やりたいことを探すようになりました。今はパソコン関係のことに興味があって、いろいろと調べていきたいと思っています。
椿さん：所属している書道部の活動を頑張りたいです。
沖田さん：私は吹奏楽部に所属していて、休みの間は個人練習ばかりでした。これからは仲間が出す音も聞いてもっと楽しく活動したいです。
「将来の選択肢を広げたい。いろいろなことにチャレンジしたい」と話す伊藤くん
■編集後記
完全登校日初日は校内の雰囲気が朗らかで明るく、活気にあふれていました。コロナ禍でも学習に遅れが出ないよう指導に注力した成果でしょう。
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