eduスタッフ訪問記

インターエデュ・ドットコムスタッフが学校、塾などに訪問した際の様子をお届けします。

【埼玉平成中学校・高等学校】創立30周年 卒業した時に母校のありがたみがわかる学校とは

のどかな田園地帯に学び舎を構える埼玉平成中学校・高等学校。充実した施設、そして穏やかな環境で学べる埼玉平成高等学校は、今年度、創立30周年を迎えました
昨年11月には、理学博士・数学者の秋山仁先生を迎えた創立30周年記念講演を行い、個性を大切にしてほしいというメッセージを生徒たちに伝えています。

創立30周年記念講演

創立30周年という節目を迎えた埼玉平成中学校・高等学校が30年間で培ったものについて、中高一貫コース企画広報部長の今村辰雄先生にお話をうかがいました。

埼玉平成高等学校は、女子校から始まった学校です。そして、女子校から共学になり、18年前に中高一貫教育が始まりました。その時代に合わせて学校も変化してきた埼玉平成ですが、ずっと変わらずに守り続けていることがあると言います。
それは、一番大切な礼儀である、あいさつをすること。

「生徒たちには、『あいさつをしなさい』と教え続けています。」と今村先生。長年変わらないその指導によって、生徒たちの礼儀正しさは、学校の近隣に住む方々からも高い評価を受けているそうです。

校舎外観

こうした基礎的な指導も欠かさずにいる埼玉平成が、力を入れているのが40歳までを視野に入れたキャリア教育「HEISEI40」です。
40歳といえば、一般的に職場や家庭で重要なポジションにいる年代。その時、「今の自分があるのは、中学高校時代に埼玉平成で学んでいたからだ」と振り返ってもらえる教育を目指したいとのこと。
そのため、生徒たちが将来をより具体的に考えられるようにと、卒業生を招いて、在校生に向けた講演会を行っているそうです。しかし、改まった場所でなくても、卒業生たちはよく学校に立ち寄り、大学の様子や所属している部活動などの話をしてくれるそう。こうして卒業生が学校に足を運ぶのも、生徒の多くが、埼玉平成で学んだことがどんなに自分にとって大切なことだったのかを、卒業してから気づくからだといいます。

卒業生による講演会

また、今村先生は、ある日のエピソードとして興味深い話をしてくださいました。
「学校に出入りしていた業者の方が、本校の卒業生だったことがありました。そこで、仕事でやってきたその卒業生を教室に急きょ招き、今どんなことをしているのか話してもらったのです。」
実際に社会で働いている卒業生の姿を間近で見ることで、生徒たちに自分たちの将来を想像してもらいたかったと今村先生。
お話をうかがっていると、とてもアットホームな学校の雰囲気が伝わってきます。

今村先生によれば、先生も子どもが好きな人たちばかりということで、先生と生徒の距離が近く信頼関係も厚いそうです。また、小規模校であるため、大きな学校では埋もれてしまう個性ある子も、埼玉平成なら受け止められると話してくださいました。

授業風景

30年間、生徒一人ひとりを大切にする指導によって、生徒と先生の信頼関係を積み上げてきたからこそ、今の和やかな雰囲気があるのかと思いました。
大人になってからも、「埼玉平成に通ってよかった」と誇れる母校を持つことはすてきですね。

 
★埼玉平成中学校 入試日程
3月入試 3月7日(土)

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