eduスタッフ訪問記

インターエデュ・ドットコムスタッフが学校、塾などに訪問した際の様子をお届けします。

【日本大学高等学校・中学校】日本一のラクロス部

ハードな中にも笑顔があふれる練習

 
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「〜志高く、常に高みを目指し、夢の扉を開く学校〜」。こんなモットーを掲げている日本大学高等学校・中学校。
高みを目指し、その目標を見事に体現しているのが、創設10年目となる同校のラクロス部で、3月下旬に行われた「第10回全国中学校高等学校女子ラクロス選手権大会」でも、2度目となる日本一の栄冠に輝いています。
そこで今回は、ラクロス部の練習のようすを見学させてもらいました。
 

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昇降口そばの掲示。
誇らしげに「祝 全国大会優勝」と張り出されていました。

学校を訪れると、目に飛び込んできたのは、ラクロス部の優勝をたたえる掲示でした。その文字を目にするたびに、部員はもちろん、在校生も誇らしく思うことでしょう。
「ラクロス部は第2グラウンドで練習しています」ということだったので、学校から徒歩15分ほどの第2グラウンドへ向かいました。

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これだけで一つの学校のような門構えの第2グラウンド。

 

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2階建てのクラブハウス。

広大な第2グラウンドに着くと、入り口に近いエリアでは野球部が練習に励んでいました。「こんにちは!」と、どの生徒も礼儀正しく挨拶をしてくれます。
爽やかな挨拶に足取りも軽く、ラクロス部が練習をしている奥のエリアに向かいましたが、足取りが軽くなったのは心理的なものだけではありませんでした。
なんと、この広いグラウンドの全面がタータン敷きだったのです。

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広大な面積の全面が柔らかいタータントラックでした。

タータンは、弾力性があって滑りにくいため、選手にとっては運動能力をフルに発揮できる環境であり、故障の予防にもつながります。また、水はけが良くなるので、天候によるグラウンドのコンディションへの不安も最小限に抑えられるでしょう。
このように、とても恵まれた環境で練習ができるということも、日本大学高等学校・中学校ラクロス部の強さの秘密の一つなのではないかと感じました。
 


 
練習を見学して、まず感じたのは、ラクロスは想像以上にハードなスポーツだということ。試合形式の練習で、生徒たちは少しも休まず走り続けています。それでも、「昨日が試合だったので、今日は比較的ゆったりめの練習ですね」と顧問の逸見先生は話してくれました。
ラクロスの試合時間は、前半20分、後半20分。その試合の間じゅうフィールドを端から端まで走り続けるのも珍しくなく、まずは基礎体力と走力、スタミナが大切だということでした。
言われてみれば、その練習のようすは、サッカーにも似ています。また、ボールがとても硬いので、マウスピースとアイガードは必須とのこと。ヘルメットと体を守るパッドを着用したゴーリーの姿はアイスホッケーやアメフトの選手にも似ていました。

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実戦形式の練習。

 

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3人の顧問の先生のうち、
逸見茅里先生と濵野友規先生が、この日の練習を見守っていました。

 

ここで、顧問の逸見先生にお話を聞いてみました。

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「私は主に生徒たちのフォローに回っています」という逸見先生。

  

エデュ:強豪のラクロス部ですが、どんなことに気をつけて指導をしていらっしゃいますか?
逸見先生:私自身、実はラクロスの経験はないのです。なので、技術的な面については、全て外部のコーチや生徒たち自身に任せています。 私の役割は、試合や遠征などの取りまとめと、それから生徒たちのメンタル面のケアですね。その日のプレーの良かったところを褒めたり、泣いている生徒の話を聞いたり。

エデュ:練習はどのように行っているのですか?
逸見先生:水曜日と土曜日以外の週5日、放課後に行っています。中学生は18時までで練習は終了、高校生は19時まで頑張っています。かなりハードなスポーツなので、練習は2時間程度の短時間で集中して行うというスタイルですね。アップをして、パスキャッチをして、実戦形式の練習をして、最後に体幹トレーニングやランニングをして…というかたちで、特別なことをしているわけではありません。

エデュ:それでも高校で全国優勝。素晴らしい戦績ですよね。
逸見先生:ラクロスは高校から、という学校が多い中、中学から始められるという点が大きいと思います。ラクロスで優勝したくてここの学校を選んでくれる生徒もいます。他校ですと、ルールを覚えて用具の持ち方を覚えて…というところからのスタートになってしまいますので。
あとは、生徒たち自身がラクロスを好きで、楽しみながらやっていることがとても大きいんじゃないかと思います。

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見るからにハードな練習でしたが、 生徒たちは明るく声を掛け合いながら取り組んでいました。

練習を見学していた1時間余りの間、ほぼ走り続けていたラクロス部の生徒たち。とてもハードだと思うのですが、どの生徒の表情にも笑顔があふれ、明るく声を掛け合っていました。「ラクロスが大好きで、楽しい!」それを全身で表現している生徒たちの姿に、清々しい気持ちになった今回の訪問でした。

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