跡見学園が目指す自己実現型の学びと理系教育の深化

跡見学園が目指す自己実現型の学びと理系教育の深化

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創立150周年を迎えた跡見学園中学校高等学校(以下、跡見学園)。主体的に学ぶ力の育成や、女子の理系進路支援に力を入れています。今回は、生徒が実感する自身の成長や、理科の先生が心がける中学1、2年生での取り組みについてお話をうかがいました。

生徒が語る私の成長

中学1年生のY.A.さんと、中学2年生のA.H.さんに、学校生活のお話をうかがいます。

Y.A.さん

Y.A.さん

  • 学年:中学1年生
  • 部活:バドミントン部
  • 立候補と生徒投票を経て、現在は学年代表を務めています
A.H.さん

A.H.さん

  • 学年:中学2年生
  • 部活:科学部
  • 理科が好きで、小学生の頃から科学部に所属しています

跡見学園に入学した理由を教えてください。

A.H.さん

A.H.さん

理科の分野ごとに実験室や薬品庫があり、理科に力を入れていると感じたため、入学を決めました。

Y.A.さん

Y.A.さん

「ごきげんよう」の挨拶をはじめとする、昔から受け継がれる伝統に関心を持ったためです。

学年代表に選ばれたときの気持ちや、これからの活動への想いを教えてください。

Y.A.さん

Y.A.さん

学年代表に選ばれたときは、言葉で表せないほど嬉しかったです。一人ひとりが輝ける学年にしたいと思っています。

科学部ではどのような活動をしていますか。

A.H.さん

A.H.さん

誰かの役に立ちたいと思い、プラスチックをワカメで作るという実験に力を入れています。もしプラスチックが海に捨てられても、原材料がワカメなら魚が食べられますし、環境問題の解決につながると考えています。科学部は自分のやりたい研究ができ、チームで意見を出し合いながら一つずつ実験することが楽しいです。

A.H.さんが科学部で挑戦しているワカメのプラスチック化
A.H.さんが科学部で挑戦しているワカメのプラスチック化

印象に残っていることを教えてください。

A.H.さん

A.H.さん

サイエンス探究教室でみんなで山に登り、頂上からの景色を見られたことが印象に残っています。自分たちで採ったトウモロコシやブルーベリーは本当に美味しかったです。クラスメイトとも仲良くなれました。

Y.A.さん

Y.A.さん

入学して理科の最初の授業で、桜の花の解剖をすると言われたときは驚きました。毎年見る桜の花ですが、ルーペでよく観察すると新たな発見があり、面白かったです。また、理科のレポートで高い評価をもらえたことが嬉しく、自信になりました。実験で気になったことをもとに、自分なりに「こうなるのではないか」と予想して書いた部分を評価してもらえたのだと思います。

Y.A.さんの桜の花の観察ワークシート
Y.A.さんの桜の花の観察ワークシート

学校生活のなかで考え方や行動に変化はありましたか。

A.H.さん

A.H.さん

先生が疑問や質問を親身になって聞いてくれて、アドバイスしてくれるおかげで、新たなことへの挑戦に積極的になりました。提出したノートには先生がコメントを書いてくれるため、次も頑張ろうと思えます。

Y.A.さん

Y.A.さん

大きな声で挨拶ができるようになりました。また、勉強は大変なものだと思っていましたが、理解できると楽しいものだと思えるようになりました。バドミントン部の顧問の先生の「基礎をしっかり固めたら、絶対にうまくなれる」という言葉を大切に、それを部活でも勉強でも実践しています。

受験生へのメッセージをお願いします。

A.H.さん

A.H.さん

跡見学園は、授業でたくさん実験ができて楽しいです。先生は相談しやすい雰囲気で頼りになります。積極的で明るい生徒が、みなさんの入学を待っています。

Y.A.さん

Y.A.さん

今は大変かもしれませんが、跡見学園には優しい先輩や頼りになる先生がたくさんいるので、ぜひ入学してほしいです。

Y.A.さんが描いた銀杏の葉
Y.A.さんが描いた銀杏の葉

好奇心の芽を育てる
理科の授業と科学部

生徒の知的好奇心を引き出し、主体的な学びへとつなげるために、理科の先生方はどのような想いで生徒と向き合っているのでしょうか。中高で理科を教える足立連先生と北功亘先生にお話をうかがいます。

北功亘先生

北功亘先生

担当分野:化学(科学部の顧問)

足立連先生

足立連先生

担当分野:生物・地学

授業で大切にしていることを教えてください。

足立連先生

足立連先生

教員が熱意を持ち、楽しく主体的に学べる授業を展開し、生徒の興味関心を引き出すことが重要だと考えています。特に中学1、2年生は、「自分には知らないことがたくさんある」という気づきを得て、実験から考察するための知識や経験を蓄える段階です。実験を多く取り入れるなど、生徒が未知の世界を体験する機会を増やし、可能性が広がるきっかけや、長い人生で関わりたいと思えるものに出会うきっかけを提供できればと考えています。

北功亘先生

北功亘先生

やりたいことを見つけるための土台づくりとして、レポートを活用しています。中学1、2年生の生徒には「やるべきことをやる」という意識や姿勢を教えています。フォーマットに沿ってレポートを書く、期日までに提出する、正しい日本語を使うなど、プロセスの一つひとつを丁寧に指導することが大切です。自由研究では研究テーマの設定から考察まで一人で進める訓練を繰り返すことで、自らの生き方もデザインできるようになると考えています。

理科に興味を持ってもらうための工夫を教えてください。

足立連先生

足立連先生

理科は身の回りのことにつながる分野です。それを実感できるような話題の提供を心がけています。例えば、天気や地震などのニュースをもとに、身近な自然現象を紹介しています。
また「サイエンス探究教室」も、理科への興味関心を引き出す行事です。中学1年生では、本校が所有する北軽井沢の研修所を拠点に、「観察の森」をはじめとする自然豊かな環境で植物や生物を観察します。

サイエンス探究教室
サイエンス探究教室
北功亘先生

北功亘先生

授業に驚きを取り入れることを意識しています。実験で液体や気体の匂いを嗅ぎ、不思議な現象を目の当たりにすることで、楽しみながら学べて印象にも残るでしょう。生徒は拍手をするなど、良いリアクションを見せてくれます。興味さえ持てば、人は動き始めることができるのです。

中2のサイエンス探究教室のクラス発表活動
中2のサイエンス探究教室のクラス発表活動

科学部の活動について教えてください。

北功亘先生

北功亘先生

部員は好奇心が旺盛で、多様な実験を進めています。特殊な道具を必要としない組織培養方法の完成を目指している生徒もいます。まずは興味があることの研究に挑戦する。そして疑問を追求しつつ新たな疑問につなげ、試行錯誤したうえで解決することが大切です。顧問としては、生徒が自らの疑問に気づけるように、研究の進捗や躓いていることについて、こまめに問うことを心がけています。ゼロから何かを生み出すという経験を通して、生徒が主体的に研究を進められるようになる姿に成長を感じます。

生徒の可能性を拓く高大連携

跡見学園では、東京農業大学をはじめとする大学との連携を積極的に行っています。大学の先生による出張講座や、部活動の研究に対する専門的なアドバイスは、生徒たちにとって貴重な機会となっています。

高大連携は生徒にどのような影響を与えていますか。

足立連先生

足立連先生

大学の授業や教授、研究室の雰囲気を知り、大学を身近に感じられるようになった様子です。進学への意欲が高まり、受験を乗り越えるためのモチベーションになっていると思います。

北功亘先生

北功亘先生

大学の教授と話したり、授業を受けたりする機会があることは、生徒への良い刺激になっていると思います。自分に合った進路を考え直すきっかけにもなるでしょう。本校の教員も、より専門性の高い技術や知識を得られて、普段の授業に活かしています。

東京農業大学との高大連携授業の様子
東京農業大学との高大連携授業の様子

理系進路に関心を持つご家庭へのメッセージをお願いします。

足立連先生

足立連先生

身の回りにある全てのことは、理科の視点で考えることができます。自分自身のことや自分を取り巻く環境について理解が深まると、目の前の景色がさまざまな意味を持つ面白いものだと思えるようになるでしょう。お子さまには、知る喜びや楽しさを感じられるような機会を、数多く与えてあげてほしいです。

北功亘先生

北功亘先生

お子さまの興味関心に付き合っていただきたいです。例えば、散歩中にお子さまが花や虫を見ていたら一緒に観察する、寒い時期に霜柱を踏んでみるなど、その積み重ねが理系分野への興味や探究心につながると思います。お子さまの興味があれば、科学館にも連れて行ってあげてほしいです。

編集後記

生徒のお二人は、授業や部活での体験について目を輝かせながら話してくれました。これからの学校生活や行事に対しても、期待にあふれる様子が印象的です。跡見学園は主体的な学びから、理系分野への進学をはじめとする自己実現を後押しします。

イベント情報

第4回学校説明会(午前・午後)

2025年10月25日(土)

第1回入試説明会(午後)

2025年11月1日(土)

入試体験会

2025年11月23日(日・祝)

第5回学校説明会(午前)、第2回入試説明会(午後)

2026年1月17日(土)