サピックス6年生、夏期講習で大変だったことは?【さくら子 vol.7】

こんにちは!サピックスに通塾中の小6娘の母さくら子です。

あれよ、あれよという間に夏期講習が終わってしまいました。
夏は過去問実践に向けての総仕上げだ!と意気込んでいましたが、総仕上げどころか、日々の授業の復習を回すだけで精一杯…。
気がつけば「天王山の夏」が終わっていましたよ…。
早すぎます…。

今日は夏期講習を終えた娘の変化について書きたいと思います!

夏期講習で大変だったこと

授業点でのコース昇降

サピックスでは7月の組分けテストで夏期講習のコースが決まりますが、これはあくまでも講習スタート時のコース。

夏期講習は校舎にもよりますが、おおかた2日おきに「授業点」という小テストや授業中の演習結果を点数化したものを元に、コース昇降があります。
恐ろしいことにブロックをまたぐ昇降も…。
みなエンジン全開になっているので、必死にやったところで簡単に上がれる状況ではないのです。
娘は組分けでやらかしたので、スタート地点がいつもと違います。

毎日コースアップが目標!
なので、塾行く前も塾に行ってからも必死。
塾から帰宅後も今度は復習に必死。
とにかくいつも必死な状態(笑)。
緊張感が数日続くわけですから、本人はかなり大変だったと思います。

有名中学入試問題集

夏期講習で大変だったこと

授業の復習と合わせてやらなければならないのが『有名中学入試問題集』です。

サピックス基準での有名中学の前年の過去問を集めたもので、通称「有名中」とか「電話帳」とか呼ばれます。
校舎にもよりますが、提出必須の科目があったり取り組むリストがあったりと、絶対避けては通れない過去問集です。
わが家はとにかく授業の復習が優先だったので、お盆の休み期間まではなかなか時間が取れず…。
そして結局はお盆の休み期間に挽回しました。
算数以外の教科を1日2校解いていました。
これがとても大変そうでした。
加えて大変なのが、ミスの直し。
これにもまた時間がかかります。

なので、娘は凡ミスだけはしないように、必死に取り組んでいました。

学習スケジュール

「子どものやることが多い=親の学習準備もたいへん」ということになります。
仕事は普通にありますし、ほかの兄弟もいるし、ということで、とにかく余裕のない毎日だったので、家庭学習のスケジュールを立てる時間がなかなか取れず本当に困りました。

なんせ夏期講習は4日、5日連続。
日々スケジュールを組むのは無理がありました。
またコピー作業などの教材準備も怒涛のようにあります。

なので、一通り予想される宿題はまとめてあらかじめスケジュールに入れておくのですが、大きな穴が見つかったり復習がうまく進まなかったりするとリスケする必要があります。
これが地味に厄介でした…。
進み具合を確認しながら、最後は半ば強引に、エイ!ヤー!と有名中を入れ込む…。
どうしても準備が追いつかないときは…仕事を半休にしたりしてスケジュールを立てたこともありました(笑)。

夏期講習で身についた力

諦めない力

今まで、たとえば算数が解けなかったり苦手な分野だったりするとなんとなーく逃げ腰だった娘。
ですが夏期講習期間は、そういう問題から逃げることなく、解けるようになるまで繰り返す姿勢が身につきました。
それもこれも「コース上がりたい&落ちたくない」という一心からですが、それで身につくのであれば万々歳。
そしてそこから難しい問題に対しても諦めないようになりました。
算数に限らず、ほかの教科も中途半端にせず、やりきるという姿勢が身についたように思います。

知識を引き出す力

これも前述したことに繋がるのですが、最初の方は有名中であまり点数が取れずめげていました。
「こんなのやりたくない」だとか「意味あるの?」とかなかなか辛辣なことを言っていました。
最初解けないのは当たり前。
問題形式にも慣れていないし、何より本番の入試問題です。
そう簡単には解けません。
ということを、本人も少しずつ自覚し始め、怒涛のお盆期間には過去問を解ききるようになりました。

授業の演習でも正解率が上がっていたような気がします。

諦めずにたくさん問題を解いたからか、知識の引き出し方、というのでしょうか、そういう感覚を身につけることができたように感じました。

自主的に弱点補強する力

これも期待していなかったことなのですが、授業点を取りたいあまり、日々の復習にこちらが言わなくても力を入れるようになりました。

具体的には、

・算数で解けなかった問題を自分でピックアップして解く
・社会で暗記が曖昧だった年号やデータバンク(サピックスで配布される地理のデータ集プリント)を自主的に覚える

などです。

サピックスに入塾して以降、地に足がついてないような子でしたが、少しはやる気が出たようでホッとしています。

夏休みのまとめ

夏期講習が終わって感じたのは、

・塾に通い詰めること
・共に頑張る仲間の存在
・塾の先生方の指導熱

これらの刺激がカンフル剤になり、うちの超マイペースぐーたら娘ですら成長することができました。
さすが夏期講習です!

娘だけでなく、サピックスの6年生は恐らくみながこんな感じで戦う力をつけてきていると思います。
天王山の夏、学力的には成果があったのかまだ分かりませんが、わが家的には得るものが大きかったように思います。

そろそろ季節も秋に向かいますが、まだまだ受験生の「夏」は続きそうです!
これからがさらに勝負ですね。
親子で引き続き頑張りたいと思います!!

さくら子さん

さくら子さんのプロフィール

サピックスに通う小学校6年生女の子のママ。中学受験が不要といわれる教育面で恵まれたエリアにお住まいですが、通信講座でお子さまの成長を感じ、もっと伸ばしてあげたいという思いから中学受験をすることを決めました。
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