中学受験、偏差値の正しい見方・使い方(2ページ目)

志望校・併願校選びのための正しい偏差値の使い方

続いて、志望校・併願校選びのための偏差値の使い方を見ていきましょう。

参考にする時期が大事

中学受験における学力の差は、早くから目的をもって勉強しているお子さまと、受験勉強に消極的だったお子さまの間にある「意欲の差」や、精神的な「成長の差」も影響します。その差が縮まるのは6年生の秋からです。よって、9月以降に行われる模試、特に11月の模試は受験生のほとんどが受ける模試のため、9月・10月・11月の模試の偏差値を参考にしましょう。

どの模試の偏差値を参考にするか

模試の偏差値は、主催する塾が過去の模試、入試結果も参照し数値化しています。過去において、お子さまが志望する学校への受験生が多い模試であれば、ライバルたちの中での正確な位置がわかります。志望校への合格者が多い塾の主催する模試を受けて、その結果を参考にしましょう。

参考の仕方は?

模試の偏差値が、志望校の合格率80%の偏差値に届いていれば合格圏内です。しかし、大事なのは入試問題との相性です。模試の偏差値が志望校の合格率80%の偏差値に届かなくても、過去問で合格点をとれれば、合格する可能性は高くなります。反対に、合格率80%の偏差値に届いていても、過去問で得点できなければ合格が難しくなる可能性もあります。

偏差値の高低にこだわらないことが大切

偏差値が高い学校に入学できれば、学校生活や大学受験において安心と考え、偏差値にこだわって志望校・併願校選びをするご家庭もあるかもしれません。

しかし、もし、合格した学校が偏差値は高いけれどお子さまの実力相当以上で、入学後は常に成績が下の方になってしまった場合、お子さまの気持ちはどうでしょうか?
逆に、親御さんが偏差値が低いと、下に見ていた学校に入ることになり、お子さまがいつまでも学校に親近感が持てなかったら、中学受験を後悔することにもなりかねません。

どの学校へ入学しても、お子さまがよいところに受かったのだと思えるように、導いてあげることが大切です。偏差値はあくまでのその補助的なものだと考えて、役立てていきましょう。

参照元:
リセマム 2021 中学受験 SAPIX 男子 偏差値(2020年6月)
R4一覧 予想 | 日能研入試情報【首都圏】2020年7月14日版(男子)
中学校偏差値一覧 2020年度入試結果 80偏差値 男子|中学受験の四谷大塚

参考記事:
中学受験で「偏差値」の使い方を誤らないために