会員限定: 偏差値の低い私立中にメリットはある?

中学受験の勉強を続けてきた6年生のご家庭が、忘れてしまいがちなこと。それは「偏差値30も全体で見たら上位である」ということです。つい偏差値に気をとられてしまう時期なので、プロの先生方の動画で気持ちを整えていきましょう!

【お悩み】近所の公立よりも偏差値30の私立?

小学6年生女子のお母さまのお悩み

【お悩み】近所の公立よりも偏差値30の私立?

新小4から塾へ通いました。
低学年では公文へ通っており、小学校でも“勉強ができる子”という評価で娘も自分に自信がありましたが、4月のテストで4科目偏差値52、算数に至っては38。算数の特殊算でもつまずき、算数の授業は頭痛、吐き気で通えなくなってしまいました。
このため5月に退会。その後、ゆっくり過ごし今後のことを話し合いました。夫は体調不良を起こしてまで中学受験させる必要はないとの意見。娘は、お母さんとお父さんに任せるよと。

私立型の勉強の負荷が高いのかと考え、都立中の文化祭へ気分転換がてらに連れていったところ、適性検査ならやってみたいな!と言うので都立専門塾へ転塾を決めたのが4年生の冬季講習でした。

今もその塾へお世話になっているのですが、やはりある程度、特殊算が絡んでくるので模試の偏差値も伸びず、首都圏模試の偏差値で50ギリギリを漂っています。算数は今年の2月から家庭教師をお願いし、4年生の問題まで遡り演習を重ねてもらっています。
しかし、成績が伸びません。娘は自学自習を習慣化してやっているし、家庭教師、塾の宿題も真面目に取り組んでいるので、この子の伸びしろは今ではないのかもと、親も自信がなくなりかけています。

中学受験を撤退する気持ちは家族内でないので受検はしますが、偏差値30〜40台の私学でも近所の公立中へ通わせるよりメリットはあるのでしょうか?
アドバイスいただけますと幸いです。

偏差値30は偏差値60!

小川先生のアドバイス動画ダイジェスト

小川先生:小4の時にお子さんの体調の異変に気づき、すぐに判断し、ご家族で話し合いもされている姿勢がすごく良いと思います。この点は、親として自信を持ってください。

ただ、中学受験の知識として、偏差値30~40は、全体でみると上位であるということを忘れてはいけません。「勉強ができる子どもたち」のなかでの偏差値です。公立小学校全体に換算したら、偏差値60~70に当たります。
成績面であれば、偏差値30~40は十分に勉強ができる部類であるということを意識してください。
さらに、今の時期に偏差値が上がらないのは、周りも頑張っているからです。下がっていないということは、周りの子と同じように努力をしている証拠だということも、覚えておいてください。
(※地元中学校か私立中かを選ぶ際、親御さんが考えるべきことを動画でお話しています)

もう一つ大事なことは、特殊算でつまずいた理由です。
もしお子さんが、国語や理科、社会は問題なくとれているようなら、言葉で整理してあげる方法がよいかもしれません。本人ができることを、一つずつ増やしてあげましょう。
(※具体的な学習方法は動画でご確認ください)

算数教育家である安浪先生のアドバイスもご覧ください。

私学は偏差値だけで測れない面がたくさんあるため、ご家庭で中学受験の方針を確認することが大切だとおっしゃいます。詳しいアドバイスは会員限定動画としてご紹介しております。会員登録は無料ですのでぜひこの機会に会員登録をお願いいたします。