文京学院とは

文京の伝統教育

歴史と伝統

1924年(大正13年)に設立された文京学院。前年に発生した関東大震災による傷が癒えない時期に、初代学園長 島田 依史子 先生が、本郷追分の地に「女性の自立」のための学校を開きました。以来、校訓である「誠実・勤勉・仁愛」と、教育理念である「自立と共生」を継承。運針、ペン習字、朝のことばなどの「伝統教育」は、その創立精神と伝統を脈々と受け継ぐ教育活動として、卒業生からも強く支持されています。

歴史と伝統

運針

文京学院の創立者は1902(明治35)年に本郷に生まれた島田依史子。“男女不平等”の世の中で自らの生き方を問い、女性たちの社会進出を願い「島田裁縫伝習所」を創立しました。時代は移り、依史子の生きた世の中から大きく様変わりした現在でも、本校が自立した女性を育てる私学であることに変わりはありません。その精神の一つの表れとして行われているのが「運針」です。

運針
毎週金曜日の「朝間時間(出席確認から1時間目までの15分間)」、白い運針用布に黙々と針と糸を通します。1年生ではまだ上手く縫えなくても、3年生になると驚くほど上手く縫えるようになります。現代風の運針には、集中力を高めることと気持ちを落ち着かせ、1時間目に臨む意味もあります。また、毎年11月に開催される「運針競技会」では、継続して練習してきた成果が発揮されます。


(2021年度「運針競技会」の様子)