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中学校の取り組み

中学1年生

制服は大切に

女子美の制服は他に類なくおしゃれなデザインですが、特に手織りのネクタイは印象的。入学してまもなく、制作者である女子美術大学工芸科卒業生による講演会があります。中1では制服の歴史とともに、本校の100年の歴史や校歌に込められた意味も学習します。

卒業生の仕事

卒業生の多くが美術の力を携えて、社会において様々なジャンルで活躍しています。付属時代の思い出やこれまでの努力、現在の仕事の概要など、中学生にとって自分の将来に夢の広がるお話をうかがいます。

学校を知ろう

楽しい学校生活には、多くの人の支えがあります。図書室の先生、保健室の先生、用務員さん、学食のコックさん、警備員さんなどが、日ごろどのような仕事をしているのかをインタビュー取材し、新聞として発表します。当たり前の日常に自然と感謝の気持があふれます。

野外スケッチ

中学では秋に「校外授業」があります。中1は「多摩動物公園」でのスケッチ。まずはお目当ての場所に一目散で向かい、それから対象物をじっくり観察します。学校に帰ってからは、この時の印象をいかして、新種の動物を作り出すという美術の課題が待っています。

中学2年生

女子美祭をPR

本校の最大の行事「女子美祭」には毎年多くの来場者があります。「女子美祭」のPRカードを中2生徒全員で手作りし、代表者が近隣の小学校を訪問します。中には母校訪問になる生徒もいて、懐かしい先生方に、近況報告と女子美の学校紹介をする場合もあります。

古都を散策

秋に実施の「校外授業」。中2は鎌倉散策です。班ごとに自分たちで決めたコースを巡ります。事前に「仏像の見方」について講義を受けているので、手を合わせると同時に仏師の気持になって眺めます。来年の修学旅行は京都・奈良。東大寺の大仏との比較が楽しみです。

ドッヂボール決戦

校庭のど真ん中にコートを設置して、クラス対抗戦です。全員参加の試合には、ボールが2個!使われます。どこから飛んでくるのかわからないボールに、皆さけびながら右往左往。運動の得意な生徒も、そうでない生徒も、笑顔です。皆で楽しむことが目的の球技大会です。

おもてなしの心

女子美のお茶室にて、まずは茶道の先生と正しい姿勢でご挨拶。続いて利休の精神についてお話をうかがい、お茶を点て、いただきます。「おもてなし=相手のことを思う気持ち」は日本人の根幹を成す美徳の一つ。礼儀作法を学び、日本らしい精神性を学ぶ機会です。

中学3年生

念入りな下調べ

修学旅行は日本の美術の真髄を求めて、古都を訪ねます。京都と奈良の歴史や寺社にゆかりの人物、特産品にいたるまでしっかり下調べをし、新聞にまとめます。女子美には“女子美生専用の修学旅行特別資料集”があり、美術の変遷をたどる旅程のこころづよい味方です。

世界に一つだけ

ヒノキの香りに囲まれて、切って削って、お箸を作ります。卒業生の木工作家の先生の指導のもと、大学の工房を借りて一斉作業。本格的な道具を使えるのも、付属校ならではの楽しみのひとつです。世界に一つだけの、機能的な美しさを持つお箸を目指して奮闘します。


上野・芸術の秋

都心には多くのすばらしい美術館があるため、女子美生は頻繁に足を運びます。紅葉や澄んだ空気のおかげで、芸術文化の杜である上野の見慣れた景色から、いつもとは違う魅力的な表情が発見できます。自分なりの秋を見つけて写真に残す。中3校外授業のテーマです。

カウントダウン

中学3年間は、好きな美術の勉強に打ち込み、様々なことに興味の幅を広げ、行事に全力で取り組み、友人との絆を深め、楽しくて刺激いっぱいの毎日です。3学期を迎えて卒業へのカウントダウン開始。皆の絵とともに思い出深い日々を振り返れば、感慨もひとしおです。

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