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特色ある授業(智の美)

女子美では、様々な教科で他では見られない特色ある授業を展開しています。ここでは、その一部を紹介します。

中学1年生 国語「故事成語カルタ」

中学1年生の国語で出会う初めての漢文が、故事成語です。「矛盾」や「四面楚歌」など、先人の知恵が、故事成語という形で今の日本にすっかり定着しています。主な故事成語の絵札と意味札を一人一組作成し、4クラス分すなわち4セットが完成します。このセットを使って「故事成語カルタ取り大会」をクラスごとに開催します。後日実施される「故事成語のテスト」までに、楽しく遊びながら意味と故事を覚えます。

中学1年生 数学 「正多面体」

女子美生が楽しみにしている図形の分野で、正多面体の頂点や辺、面の特徴を学びます。お正月の課題「折り紙で正多面体を作ろう♪」では、定番の形にとらわれる生徒は少なく、さらに難易度の高いもの、さらに美しいもの、さらに自分らしいものを創りあげます。出来上がった作品のプレゼンテーション大会の中に、「はじめにきちんと折ると、先が見えてくることが分かった。」と、なんだか哲学者のような言葉もあり、皆をうならせました。

中学2年生 体育「運動会 ダンス」

運動会で中学2年生は毎年ダンスを披露します。ダンスの一部に生徒が体育の授業中に創作した「クラスごとのオリジナルの振り付け」を取り入れています。ダンスで使用する道具も生徒が制作します。毎年、元気あふれる華やかな踊りが運動会を彩っています。

中学3年生 家庭科「ハウス模型」

住居の授業の一環として、ハウス模型を制作しています。リビング、ダイニングから発展させて住空間の設計を行い、その一部を形作っていきます。模型内に入る小物も多くが生徒の手作りです。女子美生ならではの個性的な家々は女子美祭名物の一つとなっています。

中学3年生 英語「日本の寺院を紹介しよう」

中学3年生は、修学旅行で京都・奈良にある13の寺院を訪れます。その中から特に印象に残った寺院を1つ選び、「外国人観光客に紹介しよう」という設定で、紹介パンフレットを英語で作成します。事前学習で調べたその寺院の歴史や特徴、実際に訪れてみて感じた見どころや感想などを盛り込みながら、魅力あふれる1枚に仕上げていきます。習った英語を使って情報を発信する意義はもちろん、生徒たちの描くイラストからは、美術が持つユニバーサルな可能性を感じずにはいられません。

高校1年生 化学 「クラスに一枚元素リスト」・「科学が楽しく学べるものづくり」

1人1枚、元素記号・元素番号・用途や性質をイラストや立体で表現し、元素カードを作成します。元素カードをあわせてクラスごとに展示し、身の回りのものは全て元素からできていること、科学の役割を日常生活の中で広く認識します。また夏休みには、科学が楽しく学べるものづくりを行います。立体周期表、分子モデル、アニメーション、人体模型、科学オモチャ、絵本など、好きなことや得意なことを生かし、科学を身近に感じてもらえればと思います。

高校1年生 地理「○○国、観光大使!運命の国をアピールしよう!」

高校1年生の地理では「○○国、観光大使!運命の国をアピールしよう!」という課題を行います。くじ引きで引き当てた国の観光大使となるべく、レポートを作成し、いかに魅力的な国であるかをクラスメートの前でプレゼンテーションを行います。対象国には日本人に認識の低い国々も数多く含まれています。名前も知らない、位置も分からない国が一年間で『特別』な国になります。「知らない→調べる→まとめる→発表する」を通して、世界は広くおどろきと発見に溢れていることに、自ら気づき学べる課題となっています。

高校3年生 英語表現Ⅱ 「自分の作品を紹介しよう」

卒業を前にした高校3年間が、最後に取り組むライティングの課題です。高校3年間で制作した作品の中から1点を選び、英語で紹介します。タイトル、素材、制作時期などの基本情報に加え、制作過程でのエピソードや作品を通して伝えたいことなど、自分の作品に対する溢れんばかりの情熱が伝わってきます。女子美の生徒たちは、卒業後も様々な制作活動を続けていきます。自分の作品について、一人でも多くの人に“伝える”――英語がそのための有効なツールとなることを願っています。


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