6つのスタディスキル

Knowledge

知識 – 興味を引き出す授業形式

knowledge2茗溪学園の様々な教育プログラムが目指す方向性。それはStudy Skillsという言葉に表されています。知識を習得するということは大変重要なことです。その習得の仕方は様々ですが、茗溪学園では机上の学問にとどまらず、さまざまな活動、体験を通じて「生きた知識」、「本物の知識」を習得させることを目標に教育をおこなっています。私たちが生きていく上で全ての基礎・基本になるのが知識です。学校教育の中で知識と言えば、教科教育が挙げられます。大学院や実社会でさまざまな経験を持つ教員がそれぞれの工夫をこらした授業を展開しています。また、それぞれの教科ごとに6年間というスパンを考えた独自のシラバス(教育体系)が備えられています。特に力点を入れているのが、中学での基礎学力の育成。それが高校での高度な学力の保証となるのです。


Experience

経験 – フィールドワークの大切さ

experience2実社会に出てより良い仕事をするためには、教室内で学ぶ知識だけではなく、深い洞察力と創造力をともなった最も大切な能力である「知恵」が必要です。様々な困難にぶつかったとき、それを解決していく能力が「知恵」であり、さらに高度複雑化の進む未来社会に生きる日本人においては、その姿勢に創造性と勤勉さが要求されます。その「知恵」を生む基本となるのが、実体験として培われた「経験」です。本学園では「目で確かめ、肌で感じる」ことを大切にし、様々な機会で実践しています。そしてその事前調査や実地調査はレポートとして提出し、教科で評価されます。それは校内での「実験」などの活動にとどまらず、フ ィールドに飛び出して、高い問題意識でその解決に取り組むという「経験」となります。


Strength

体力 – どんな試練も乗り越えられる力を

strength2経験を重視する茗溪学園の教育では、自分の目で確かめ調査することを重視します。その基本となるのが耐力(体力)です。里美キャンプ、筑波山キャンプはもちろんのこと、国内研修旅行の班別研修では、京都の町でさまざまな経験を得るために、知識と耐力(体力)を駆使しながらの研修となります。臨海訓練では、耐力(体力)、勇気、団結力を養います。
知識や経験の習得、実践をサポートするのがまさに体力であり、「すぐにあきらめない粘り強い性格」を保証する重要な要素が耐力であると考えます。


Creativity

創造性 – 本物は創造性を育む

creativity2新しいモノを創造するために大事なものは知識ももちろんですが、知識だけでは何も生まれてきません。大切なのは、「感性」なのです。この「感性」が創造性を育んで行くのです。では、「感性」はどうすれば育つのでしょうか。1つの答えは、「本物」にあります。「本物」を知っている目は、偽物を見抜く力を持っています。「偽物」しか見たことのない目には「本物」を見抜くことはできません。「本物」を多く見て、聞いて、触れて、感じることが感性を磨くことにつながるのです。ところが、「本物」は妥協を許してはくれません。「本物」を見ることは、そう簡単ではありません。そして、本学園は、この「本物」に触れるさせる環境を、創立以来整えてきました。美術や音楽などの豊かな情操を育む教育分野の他、科学などの知識を高める教育分野にも、実験や調査活動の授業を豊富に取り入れていくことによって、生徒たちの創造力は育まれていくのです。


International Understanding

国際性 – 世界に羽ばたくコミュニケーション能力を磨く

international2次代を担う青少年の育成を目指している茗溪学園にとって、国際教育は本校開校当初から最も重視している点であります。学園では、校旗と並び、国旗および国連旗を毎日掲揚していますが、これは生徒たちに母国日本を大事にしながら、それと同時に世界の国々を忘れないようにという願いを込めています。「人間の尊厳・平等・相互の尊重」という人類普遍の原理を基盤にした人間教育を本校の様々な活動で体得できるように配慮しています。学園では海外との様々なやりとりの窓口として国際教育部を設置し、本校生徒の留学相談・準備や海外からの留学生の受け入れなどを行っています。また、英語の授業などを中心とした異文化理解を進めていくための活動を実施しながら、生徒一人一人が外国の文化や習慣などに自然と興味・関心が持てるようにしています。


Information and Communication Technology

ICT – 最新のコミュニケーションツール

ICT情報社会の中で生きる私たちにとって”情報”をどのように扱うか、ということは大きな問題です。茗溪学園の情報教育は単なるIT教育ではありません。日々進化を遂げるTechnologyと人間本来が持っている変わらない部分、この二つをしっかりと見つめることにより真の情報教育の実践が可能になります。パソコンやインターネットが使えることはさほど重要ではありません。技術は適切に用いることによってこそ活用されるのです。茗溪の情報教育の本質はむしろコミュニケーションにあります。通信技術が発達しようとも、そのベースとなっているのは人対人のコミュニケーションです。一人ひとりの気持ちを大切にしたメッセージの交換。人に優しい表現。さらに、自分の考えやアイデアを効果的に伝える技術も必須の能力となりつつあります。これらの教育活動を多くの教科の授業や課外活動の中に組み込んでいます。

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