May_06_2017

本日は昨日行われた山梨県高校総体サッカー競技大会について、本校の元教諭の手塚先生が試合の記事を書いて下さいましたので、ご紹介します。

平成29年度第69回県高校総体サッカー競技
兼関東大会予選準々決勝
日大明誠 2 1 前半 0 1 東海大甲府
1 後半 1

手塚秀昭のホイッスル

第69回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選

薄氷の勝利でベスト4進出!!

キャプテン杉本のゴールを全員で死守

29日に開幕した県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選4日目は、韮崎中央公園陸上競技場・同芝生広場の2会場で行われ、本校・北杜・帝京第三・日本航空が準決勝戦に駒を進めた。

本校の試合前、隣の会場では北杜高校が山梨学院高校に対しジャイアントキリング(大番狂わせ)を起こし、本校の直前の試合では、終了間際に誰もが予測できないプレーで追いついた帝京第三が延長で突き放し、この両試合において、まさに”これが高校サッカー”その真髄が大きく存在している事をまざまざと見せつけられた。

その余韻が残る中、過去の各大会で対戦の多い東海大学付属甲府高等学校(以下東海)のキックオフで試合が開始された。東海は、3回戦では最終BKラインから⑨へ徹底したロングボールを入れてきたが、この試合は細かく丁寧にパスを繋ぎ⑩や⑱から機を見ての⑨へパスで攻撃リズムを作った。本校は押されながらも⑦山口がシュートを放つもオフサイドの判定でチャンスを逃したが、その直後に相手左サイドで混戦からボールを奪い、⑥杉本がドリブルからミドルシュートを放ち、不意を突かれた東海GKの反応が遅れゴールとなった。その後は、東海がボールを保持続け、15分、16分、18分にはエース⑨にパスが渡りピンチの連続であった。続いて24分には東海CKからの混戦でゴールライン上から、又、29分にもGKの好セーブから又もやゴールライン上からクリアーして事なきを得た。

後半に入っても東海の優勢は続き、多種多様のパスを繋ぎ防戦一方の本校をゴール前に釘付けにし、3分、9分にも絶好機を迎えたが得点には至らなかった。本校は、何とかこの劣勢を挽回しようと、まず一人目の選手を交代した。しかし、東海の怒涛の攻撃はなおも続き、何度かゴール前の⑨にボールを集められ決定機を作られたが、センターバック④根田⑤谷口の体を張ったブロックや②山口③西野の適格なカバーリングで得点を許さなかった。攻撃の手を緩めない東海は選手を2名交代させ、その交代した⑧の個人技から左サイドを突破しゴール前まで攻め込むが決め手を欠いた。本校も流れを変えようと立て続けに3名を交代させ何とか刻々と迫って来たタイムアップの笛を待った。アディショナルタイム4分と表示された直後、本校は中盤でボールを奪い、西野がそのままドリブルで上がり、相手がクリアーしたボールが西野の足に直接当たりそのままゴールイン、決定的な追加点となった。その後、東海にCKからの折り返しをヘッドで決められたが、歓喜のタイムアップを迎えることとなった。

試合展開からみると、東海の得点はいつ入ってもおかしくないほどの時間の問題であった。しかし、押されながらもじっと我慢して、異常なる高温のコンディションの中で東海のボールポゼッションにプレスをかけ続け、後半にはその影響で足が止まるかもしれないという事が危惧されたが、80分間誰一人足を止めることなくピッチを走り回ったイレブン、そしてそれを支えた応援の選手にも拍手を送りたい。ただ、まだ代表権は勝ち取っていない。次の代表決定戦こそが『真の実力』を試される大一番である。

元日大明誠高等学校教諭 手塚 秀昭

次回は準決勝戦。5月10日(水)に押原公園天然芝グラウンドにて10時より北杜高校と対戦します。相手は山梨学院を破って、勢いに乗っていることと思います。10日は本校は自宅学習日なので、時間のある方は応援に行って下さい。頑張れ、日大明誠サッカー部!

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