中2海のフィールドワークの3日目は発表会です。
初日からTAの方々に指導をいただいた成果をグループごとに発表します。
今回、各グループごとで題材とした海の生きものたちを紹介します。
「ウニ・カニ・魚」
はよくある所ですが、何と
「海藻」
をテーマに選んだ強者が。
須之部教授に伺うと、年間に何度かこうした体験実習を受け入れているそうですが、「海藻」をテーマに選んだ班は今までになかったとか!!
中2の面々、面白い着眼点ですね~♪
さて、今回の発表では、
・どんな疑問からテーマを設定したのか
・どのような実験、観察を行ったか
・どんな結果が得られたのか
ということを主眼に置きました。動画を用いた説明をした班、画像を貼り付けてそこに説明を加えた班、身振り手振りを交えて説明をした班、昨年と同じ海の生きものを題材としていても、今年は全く違った角度からの発表が行われ興味を引く発表でした。
学校に戻ってから今回の発表で得られた結果に基づいて考察をしたり、新たな疑問を見つけて更に深めていくことで、9月上旬の行事発表会に繋がっていきます。保護者の皆様も楽しみにしていて下さい!
さて、発表会が終わったら、施設見学へ。
そういえば、東京海洋大学で「クニマス」の研究で脚光を浴びたのは・・・。そう、あの「さかな君」!
施設内には、さかな君専用の居室もあり、記念撮影を行うグループも。
豪華な食事に舌鼓を打ち無事お腹いっぱいに!!
海というフィールドを通して、生きものとの触れ合いや、マリン体験、清掃活動など二泊三日で海を十分に堪能した2年生。今後の成長が楽しみです!最後は、宿舎の前で集合写真の撮影。みな良い顔をしていますね!!
都会育ちの子どもたち。海に行くのが今回初めてという生徒もいた中、島人(しまんちゅ)の担任もびっくり!海の生物に興味津々で、驚くほど積極的に取り組んでくれました。今回初めて、宿泊行事で事前に調べ学習をしませんでした。それは、生徒の現地での体験による五感や好奇心を刺激するということに重きを置きたかったからです。この選択は成功でした。生徒たちがワンクリックでアクセスできる情報からではなく、自分自身の体験をもとに考え・活動してくれたからです。2年生は1年を通して、行事や授業で自然や環境について学習します。今回の3日間で、生徒たちの感性や自然に対する興味が更に高まったと思います。1学期の最後に良い締めくくりが出来ました!
今回一番印象に残ったことは、生徒たちの生き生きとした表情です。学校の授業だけでは補えない生きた体験は、生徒たちの知的好奇心を高めていました。自分の手で取った生きものについて興味が湧いて探求したり、スノーケリングでは海の中を自分の目で見てその美しさに驚いたり、本やテレビでみるより自分の五感を使って体感したことは何にも変えがたい価値のあることでした。また、自然と触れ合うことで自分を見つめ直し、学校でのイライラしたことを忘れて心がすっきりした、と素直に伝えてきた生徒もいるなど、一人一人の視野の広がりと、心の成長を感じた三日間でした。