中学校サッカー部では、高校生になった先輩が後輩たちのために話をしてくれる時間を大切にしています。

今回の先輩は、高校2年生の女子生徒で、同学年では唯一の女子部員でした。男子に交じって3年間真面目に頑張っていた生徒です。

以下は、彼女の話です。

「自分の強みと弱み、自分でわかってますか?苦手なことを練習するのは大変だと思います。自分は小学生の時、週3回の決められた回数の練習のみで、自主的に練習することはありませんでした。

成立学園中学校に入学して、自分で考える事ができるようになり、試合に出て何ができて、何ができないか整理していきました。中学2年の時、左サイドバックをやっていてボランチや左MFにボールを預けるときにパスが悪いことがありました。自分も含めて基点(起点)になれればと思い、自分で工夫し練習した結果、できるようになりました。

試合で負けたくない。そのために自分で何かできるようなことがあったら、それを追及して試合に臨みたいと思うようになりました。

日々の部活動のメニューはみんなと一緒に行うから、自分の強みは出せても自分の苦手なところを克服するのは難しい。空いている時間を見つけて自分の弱いところ、苦手なところを強みに変え、武器にして頑張っていってほしいです。

自分は、高校生になって女子サッカー部に入る時、不安に思っていました。入部してみていい先輩たち、うまい先輩たち、素晴らしい仲間と出会えました。楽しいことだけではなく、つらいことやきつい事が多いと思います。不安は尽きないと思いますが、仲間が支えてくれます。後々、些細なことだったなと、笑える日が来るから、負けないで頑張って行きましょう。

最後に女子サッカー部員として、中学校サッカー部OGとして中学校サッカー部を応援しています。自分は全国を目指して頑張っています。君たちも上のステージでできるよう、頑張ってください。」

 

彼女も中学校時代は同じような立場で先輩の話を聞いていました。こうやって一人ひとりが人間的に成長でき、素晴らしい伝統となっていくんですね。

ページ
TOP