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生徒たちのとびきりの笑顔と活気が印象的な郁文館夢学園の“郁秋祭”。今年は10月4日(土)、10月5日(日)に行われましたが、2日目はあいにくの雨模様にもかかわらず来場者も多く大盛況。郁文館独自の「夢教育プログラム」実現の一環でもあるという郁秋祭、今回はその興味深い学園祭を紹介します。

郁文館がよくわかるイベントが盛りだくさん

郁文館夢学園が掲げる「夢教育」について理事長自らが解説

郁秋祭の2日間を通して講堂では理事長説明会が行われました。会場は郁文館への入学を検討する受験生や保護者で満席。日本において「好きなことを仕事にしたい」と思っている大学生がたったの3%しかいないという現状を受けて、中学、高校で夢を育成するために12年前から進化させてきた「夢教育」について理事長が詳しく解説しました。これからのグローバル社会で生き残るために「この子にしかできないことを育てたい」という理事長の切な思いが伝わる話に、みなさん熱心に耳を傾けていました。
理事長説明のあとは学校紹介のビデオが流され、質疑応答の時間も設けられました。「夢教育」について参加者と先生が熱心にやりとりする場面も見られ、とても充実した説明会でした。

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中学生はクラス一丸となって合唱披露
中学生はクラス一丸となって合唱披露

中学1年生は「合唱披露会」、中学2年生は「合唱コンクール」で歌声を披露。この日のために4月から本格的に練習を始めますが、よりよい歌声を目指して、プロ講師のアドバイスも受けて練習に励むそうです。半年間懸命に練習してきた中学生の歌声は、心ひとつになって観客の心に響いていたと思います。
また、今年は1年生が初めて学年全員で校歌を合唱しましたが、理事長先生から「今までのベストパフォーマンス!」と、絶賛されました。

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校内で株式会社を立ち上げる高校生たち

高校生は擬似的な社会体験として、「起業体験」を行います。まずは全員が社長を目指して「事業計画書」を作ってプレゼンテーションを行い、その中から各クラス2名の社長が選出されます。そのほかの生徒は「この人の下で働きたい」という社長につき、「会計」や「営業」などの役職につきます。資本金はOBや保護者にプレゼンテーションをして集めますが、定款も作成するなど、実際に株式会社を設立するのとまったく同じ過程を経て起業し、郁秋祭で出店するのです。
売り上げ向上のために、商品の質にこだわる、味に特色をつける、ほかにはない珍しい品を販売するなど、生徒たちは試行錯誤して出店を目指しますが、当日、店のテントを覗くと、ホクホクのじゃがバターは北海道の農場から取り寄せたもの、朝一番で築地から仕入れてきた海老を塩焼きにして提供するなど、一般企業も見習いたい起業戦略の店があって驚きました。

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郁秋祭で出会った生徒たちはみんな夢を持っていた

書道部は壁一面の大きな紙に全身を使って書くパフォーマンスを披露。躍動感溢れる大きな文字は「出逢いありがとう」。書道部2年部員の夢は「書道の先生」。 世界で3番目に大きい「ケヅメリクガメ」を飼っている生物部。他にもウサギやヘビ、ウーパールーパーなどの動物がたくさん! 中学1年部員の将来の夢は「生物学者」。 2年生でカナダに留学したグローバル高校3年生の蔡美桜さん。留学は「ホームシックも経験しましたが、友達もできて楽しく過ごせました」。夢は「ファッション誌の編集者」。
グローバル高校を紹介する「グローバル展」は大盛況。3年生の松原典大さんは、アフリカのエボラ出血熱について解説してくれた。将来の夢は、「外務官僚」。 「合唱コンクールの結果が2位に終わり、すごく悔しかった」と、中学2年生の小幡愛咲姫さんと礒山魁一くん。夢は小幡さんが「漫画家」、礒山くんが「車関係の仕事」。 グローバル高校3年生の土屋詩美さん。バングラデシュの姉妹校との交流や国の現状を紹介するため、現地衣装で宣伝。現在、台湾の大学を目指して中国語を猛勉強中。
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自分の役割を認識させる学校行事〜郁秋祭責任者・天野大輔先生インタビュー〜

郁秋祭は、単に「楽しい」だけの学校行事ではありません。例えば、中学生が合唱を行うのはクラスの団結力を高めるためです。互いの意見を言い合いながら、本番に向けて春から一丸となって取り組むことで協調性を育み、クラスがまとまっていくことを目指しているのです。

高校生の起業体験プログラムは、社会科の授業と連動して4月からスタートします。起業体験の大きな目的のひとつは、「社会の中での自分の役割を認識する」ということです。会社組織でひとつのことを成し遂げるには、それぞれの役割分担が必須です。社長は資金集めのために、事業の見直しを行いながら資金提供してくれる人を募りますが、そのために企画面、資金面でアイデアを出す担当者の協力も必要になります。
それぞれがしっかり自分の仕事をすることで、経営がうまくいくということを体験していくのです。生徒たちは苦労することも多いようですが、法人の疑似体験によって、困難を乗り越えるモチベーションも培ってくれていると信じています。

この他にも様々な委員会による展示や部活動ごとのパフォーマンスなど、郁秋祭には様々なイベントが目白押しです。今年、最も盛り上がったのは、「笑ラン節」。お笑い芸人のジューシーズさんに来ていただいたのですが、会場は大爆笑でした。
私たちは、夢教育の一環である学校行事に自信を持っています。生徒が主役となり、自分の夢を掴むための独自のイベントは、これからもしっかりと行っていきたいと思います。

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編集者が見たポイント

郁秋祭で出会った生徒のみなさんの活気ある笑顔がとても印象的でした。また、多くの生徒さんとお話しさせていただきましたが、みなさんが自分の「夢」をすぐに口に出して言えることに驚きました。郁文館夢学園独自の「夢教育」がしっかりと生徒たちに根づいている証拠だと実感します。一人ひとりが「夢を見つけて、それに向かう力強い教育」は、どのように行われているのか、今後開催される学校説明会などのイベントで、ぜひ確かめてください。

【イベント日程】
2014年12月6日(土) 郁文館高等学校 学校説明会&入試問題傾向説明
2014年12月13日(土) 理事長による学校説明会(中高合同)
中学過去問解説授業
2014年12月20日(土) 郁文館中学校「2科・4科型」・「適性検査型」入試問題傾向説明会
2014年12月26日(土) 郁文館中学校「2科・4科型」・「適性検査型」入試問題傾向説明会&「グローバル高等学校留学報告会」
郁文館グローバル高等学校 学校説明会&生徒留学報告
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