京華女子中学・高等学校

学校長　大野　葉子

1897年に京華学園を創立した磯江潤先生は、「教育の完成を期するには、母となる女子をしっかり教育しなければならない」との考えに基づいて、1909年に本校の前身である京華高等女学校を設立しました。この『賢母教育』の精神は、一世紀以上を経た現在まで脈々と受け継がれています。

もちろん、社会の変化にともない『賢い母』像は100年前とは大きく変化しています。また、少子高齢化が進行する現代社会では、女性は母として家庭を支えるだけでなく、就業して自らの能力を生かし社会に貢献することが求められています。女性の多くも、豊かな教養を身につけ、自らの能力を発揮することを望んでいます。

京華女子では、昔も今も変わらない、強く・優しく・ひたむきな『母性』を大切にしながら、時代の要請と生徒と保護者の期待に応え、国際感覚やコミュニケーション能力を養う様々な学習や経験を通して、深い知識と豊かな心を育てます。