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創立107年となる日本工業大学駒場中学校・高等学校。校名の変更や共学化など変革期を迎える中でも変わらないのが「誠実、明朗、勤勉」を校訓とした教育理念です。今回は、伝統を受け継ぎながらもさらなる進化を遂げる日駒の教育について、卒業生と先生から話をうかがいました。

  • 川上先生 英語科教員
  • 佐藤さん 東京工業大学 大学院生
  • 山田先生 理科教員

生徒の夢をしっかりサポートする日駒の教育

理科大に合格! 日駒の学習サポート

インターエデュ(以下、エデュ): 佐藤さんは東京理科大に現役で合格された後、現在の東京工業大学 大学院に進学されたそうですが、受験するうえで役に立った取り組みはありましたか。

佐藤さん

佐藤さん:受験対策ということを特別意識しなくても、日駒には自然と勉強する環境が用意されていました。特に数学や英語の先生が学習のレベルに応じた指導をしてくださったので、上位の成績をキープすることができました。

エデュ:当時、先生は受験対策にどのようなサポートをされていたのですか。

山田先生:佐藤さんが在籍していた当時は、学習レベルに応じたプリントを個別に配ったり、放課後に講習会を開いたりして受験対策を行いました。
成績上位の生徒にはもっと学力を上げてもらい、勉強が苦手な生徒には、学ぶことを好きになってもらうことが目的でした。学ぶことを楽しんでいた佐藤さんは、周りの生徒たちにも学習面でよい影響を与えてくれましたね。

引き継がれ、進化する日駒の教育

エデュ:佐藤さんの世代の受験対策 が現在の教育プログラムに生かされているとうかがいましたが、どのように進化したのですか?

インタビューの様子

川上先生:当時の受験対策をベースに、レベル別のコースカリキュラムを始めました。中学から高校へと進む課程で、特進コース、進学コース、理数コースを設置し、高校卒業後の多様な進路希望に対応できる体制を整えました。

エデュ:先生方が、指導するうえで特に心がけている点は何でしょうか?

川上先生:中1から高3すべての学年を見た経験から、生徒には中1から大学受験を意識させるように心がけています。6年後の受験を見据えて今、何をすべきかを伝えることで、生徒たちの学習意欲が高まったと実感しています。たとえば英検2級の合格者が中3でみられるようになったのも、こうした意識付けの効果であると分析しています。

多様な目標を目指す生徒と熱意ある先生が魅力

インタビューの様子

エデュ:日駒の魅力はどういったところにあると思いますか?

佐藤さん:ぼくは理系大学進学を目指していましたが、文系のトップやスポーツのプロ選手など、それぞれの目標に向かってがんばる同級生がたくさんいました。お互いに刺激しあえる学校生活は、家族にもよく話していたくらい。ぼくの影響で妹も入学し、今はカナダ留学に参加しています。

川上先生:やはり教員が魅力ですね。若い熱意のある先生が今の変革を支えていると思います。毎年毎年、教育環境が良くなっていると感じます。

山田先生:進化し続ける教育システムの一方で、変わらず受け継がれているのは、「厳しい指導」です。生徒には失敗してもあきらめずに自分の道を自分で決めて進んで行ける力を身につけさせています。今でもたくさんの卒業生が、感謝を伝えに学校に来てくれるんですよ。

インタビュー後の集合写真

エデュ:将来の目標を教えてください。

佐藤さん:研究者の道に進みたいと考えています。具体的には量子コンピュータの実現に貢献したいです。日駒で養った精神があるからこそ、あきらめずにやり続けることができています。

編集者から見たポイント

現在、佐藤さんは先生方が伝えた「失敗を恐れない、失敗してもへこたれない」という勁い心をしっかり身につけ、研究者をめざし歩み続けています。変わらない伝統と、進化し続ける教育の取り組みで生徒を育成する日本工業大学駒場中学校・高等学校は、さらなる進学実績の飛躍が期待されます。次回は日駒の伝統を受け継いだ在校生にインタビューします。

学校説明会 9月6日(土) 心の成長が描かれる学校行事
『私たちの協調性と積極性』 〜中学2・3年生〜
校内見学 13:00 説明会 14:00
学校説明会 9月28日(日) 6年間の学習指導から受験指導へ
『最難関大学を目指して』 〜高校生〜
校内見学 9:00 説明会 10:00
学校説明会 10月12日(日) 活躍している部活動
『文武両道を目指して』 〜中学生〜
説明会 14:00
オープン
キャンパス
10月12日(日) 9:00〜12:00
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