ラサールの逆襲　2018　>　久留米附設｜掲示板スレッド

中学受験では、塾での対策によって子ども毎にどの学校の問題が得意かという差が少なからず生まれます。このため各中学校の合格偏差値が分析され発表されますが、絶対的な物差しにはなり得ません。実際の学校選びは、子どもの希望や、家庭の事情、地理的な条件など様々な理由で行われてており、偏差値上似たような格付けの学校があって、今年その一方の学校を選択する傾向があったとしても、来年もそうなるとは限りません。結果そうであったというだけでどこの学校がいいということにはならないのです。
大学合格実績を気にされる親御さんも多いでしょうが、中学受験までの成績は、あまり大学受験時の成績とリンクしません。大きく成績を伸ばす子もいれば、大きく成績を落とす子もいます。このため、全国的にトップの中学校に入学できたからといって、いい大学に入るとは限りません。中高一貫校において特に大学受験時の成績と相関関係にあるのは中学1年前期の成績と、成長期を終える中学3年後期～高校1年前期の成績です。
教科の中で成績を左右するのは第一に数学、第二に英語の存在です。
特に数学では中学受験と大学受験では問題の質がまったく異なります。1問1～5分程度で問題を解く瞬発力を必要とした中学受験に対し、大学受験では解く時間に1問20～30分必要となり、難問に対応する整理、推理、仮定、計算、説明力が不可欠となります。賢いがゆえに、頭の中で考えてしまい、答案用紙が書けないということがないよう、学校は解く課程を重視する指導を行い、ほとんどの生徒は勉強時間の多くを数学に費やします。
多くの難関中学校における数学指導は、1自宅での予習(主にわからない問題の確認)、2授業で解法の確認、3学内試験に向けた復習です。予習の「自ら学び、進める」という要素は、これまで進学塾に頼ってきた子どもたちに大きな変化を要求するため、予習学習が出来るかがひとつのポイントとなるでしょう。ゆえに中学1年前期の成績が重要になるのです。
話を戻します。学校選びはまず第一に「子どもの希望」が重要です。自分で選択した道ならば、どんな試練があろうと乗り越えようとするでしょう。第二に「自宅(寮)から学校までの通学時間」です。寮はよしとして、毎日通学に往復30分の子と2～3時間の子では明らかに学力に差が出ます。1時間を取り戻そうと睡眠時間が無くなれば、成長期の身体・脳の成長に悪影響が出ることは言うまでもありません。彼らは常に時間と戦っています。牛の尻尾よりも鶏の頭。ビハインドを背負って真ん中から下の成績で劣等感と闘うより、別の進学校でトップを維持した方がいいということもあります。
どの学校が優れているのかという議論は、大学受験に挑む子ども達にとってあまり関係がありません。学校ではなく、本人の資質と目標意識が最も重要だからです。子どもの頑張りと成長に大人が水を差すようなことがないことを望みます。

卒業して、10数年ですが僕らの頃は大体、ラサールに流れてましたね。ただその頃はラサールはそこまで受験に特化してなかったです。関東の国立医学部に進学して都内の進学校の受験にかける情熱がすごくて驚きました。ラサールは進学校ではありますが勉学以外の面でメリットが多いと思います。もう一度高校生に戻れるとしてもラサールを撰ぶと思います。それぐらいいい学校です。

ちなみに久留米附設には落ちました。ふせつもラサールも九州ではどっちもいい学校であることには間違いないと思います。そもそも福岡の方が人口も多いですし優秀な人間があつまるでしょうし。これからも切磋琢磨してほしいものです。まあそもそもどっちかに受かる能力があれば普通に人並みにやれば大体はうまくいくでしょう。