小林聖心女子学院と神戸海星女子学院について・・・｜掲示板スレッド

869082さんより少し上（だと思われる）卒業生です！




質問者の方は転勤を気にしていらっしゃいますが、小林聖心はご存知の通り、日本中にあと４校ほどあり、三光町の聖心の子が親の転勤で小林にくるとか、逆もよくいましたよ。静岡の不二聖心と札幌聖心はまだ学寮もあったりするらしいです。

世界にも１４８校姉妹校があって、みんな似たような制服に同じ教育をうけているので、留学とかで出会ってもすぐ打ち解けられたりします。



小林しかでてないので他の聖心はわからないけど、（だいたい一緒だとおもうけど）デメリットを述べるとしたら、卒業生が先生をやる事が多いので、ある意味似たようなの人間が先生につくので、視野に広がりがないと思う人もいるみたい。私は先生の時代のやり方とか聞けておもしろかったけど。

あともう一つデメリット言うなら、バリバリの進学校じゃないから、東大行かせたい！とか医学部行かせたい！！という人のための授業はないかも。だからみんな自分で塾いったりしてます。でも医者の娘が多いからか、医学部に進学する人多いですよ。東大に進学する人も毎年１人とかだけどいるし。

お嬢様だけど、ほぼ全員が働きたいと思っているから、大学は結構いいところ行く人が多い。
一番成績の悪い人で甲南女子とか、その上は神戸女学院大で、ブランド好きなのか、関関同立と慶応が一番多いよ。

お二人の小林OGの方、貴重な意見とても参考になり、ありがとうございました。
卒業生が先生になられると、視野が狭くなる可能性が高いでしょうが、
伝統（聖心スピリット）は確実に受け継がれそうですね。
私の娘は、弟にSmall you Big Iなんです…（汗）
私は、ますます小林ファンになりました。
でも、ご縁がなければ…　こればかりは、どうしようもありませんね。

デメリットですか？
聖心で学んだこと、学ぶこと、というのは経済的な心配がないことが
条件だということです。
奉仕の精神も、敵を愛せ、隣人を愛せの精神も、言い方は悪いですが
すべて自分が整っていなければ、そんな気楽なこと言ってられません。

それがすべてではないでしょうか。

「質素」「倹約」という言葉は、「節約」「赤貧」とは全く違うので
す。すべてに余裕があるから、伸び伸びとした教育を受けられるとい
ことです。

あの〜

あの〜、ずいぶん上から目線な話ですよね。
私は金持ちだから施してやる、みたいな。
何よ偉そうにと思ってしまいます。
たまたま稼げる男性を捕まえただけでしょうあなたたち！って思って
しまいます。
伸び伸びとした教育は金銭的に恵まれていないと受けられないんですか！？
違うでしょう！！

聖マグダレナ・ソフィア・バラの聖心女子学院創立の目的は「良家の子女の教育」だったのですから、ある程度の経済力のある家庭の娘にふさわしい教育を施すための学校なわけです。


ですから、ＭＭＴ様の言い分も、反感や誤解を生む表現ではありますが、ある意味間違っていないわけです。


あの〜様が感じておられる不快感は当然だと思いますが、別に上から目線、というわけでもなく、本来の教育対象が「良家の子女」（今時、全員がそうであるわけがありませんが）なのですから、あの〜様の思っていらっしゃる教育とは異なる、ということになります。


もうウン十年前に卒業致しましたので、記憶も薄れてきておりますが、聖マグダレナ・ソフィアは当時のフランスには女子のための教育機関が無く、特に富裕者層の娘達がろくな教育も受けずに愚かであったのを憂えて、聖心女子学院を設立した、と習ったように思います。


聖心の、「できるだけ華美に走らず、質素に生活し、振る舞うように」という指導は、経済的にある程度恵まれた子供たちであるという前提のもとに行われるものであり、やはり特殊な環境の、特殊な教育であろうと思います。


しかし、決して他を見下す「上から目線」なわけではありません。


世の中では『奉仕活動』というと、「困っている人や恵まれない人たちに何かお手伝いをしてあげる」という風に思っている人が多いと思います。
しかし、聖心では「お手伝いさせて頂く」と、自らが下である、というスタンスで奉仕活動を行います。奉仕とは「仕え奉る」事であり、相手の方が目上である、という考えです。
実際、ボランティア活動は、している方は善意でも、される方にとっては結構迷惑であったりするのですから当然のことですが、それに気づいていない独りよがりも多いと思います。


ある程度恵まれた環境にいる女性が、どのような心持ちで、どのような態度で、どのように人に向かい合うべきなのか、どのように生きていくべきなのかを学ばせてくれる学校だと思います。


自分だけの為に生きる人間にならないよう、人のためにも生きられる人間になれるよう、本当にすばらしい教育方針だと思います。金銭面だけでなく、時間や精神的なゆとりがあったときに、自分の楽しみ・贅沢の為だけにそれらを使うのではなく、世の中の人たちに役に立つ使い方・他の人たちを幸せにする使い方をできる人を育てよう、という事だと私は解釈しております。


"Big YOU, Small i"　の精神とは、自分の欲望よりも他者を優先・尊重し、常に相手を敬って大切にする、という事だと思います。ありきたりですが「愛」ですよね。それは在学中に、しっかりと生徒達の心に刻み込まれていると信じたいです。


しかし、卒業後、世の中の荒波にでた場合、"Big YOU, Small i"　だけでは生きていけない、ということを身にしみて痛感させられます。
聖心ではほとんどの人たちが、もちろん完璧ではないにしてもその精神を実行しようとしていますが（半分無意識ですね）、外に出ればそんな人はほぼ皆無。人に譲って譲って譲って、さんざん貧乏くじを引かされてしまったりするのです。
また、人の『悪意』に慣れていないので、それに気づかずに信用してしまって、嫌な目に遭わされてもまだ気づかない、という、いわゆる「おめでたい人」になってしまったりします。


つまり、「免疫が無い」ということです。


私が小林を卒業後、国立大学理系学部に進み、いわゆる「公立だらけ」「男子学生が大半」という、小林と正反対の環境に飛び込んだとき、本当にものすごいカルチャーショックを受けました。男子学生からだけではなく（というより、あまり関わりませんでしたので）、女子学生から受けたカルチャーショックがかなりのものでした。女子校育ちなので、女子のことは分かっているつもりでしたから、あまりに異質な女子学生達に戸惑いました。


小林卒業後に、世の中のスタンダードに慣れて免疫が付くまでは苦労しましたが、その経験は逆に聖心のすばらしさを実感させてくれるものであり、聖心で学ばせて頂いたお陰で、私の人生は大きく変わったと思います。私に娘がいれば、是非聖心に入れたかったのですが・・・（息子のみ）。


海星の方針がどのようなものかは存じません（知り合いがおりません）が、やはり聖心と似ているのでしょうか。

その「免疫の無さ」とは品格とかお育ちというものでしょうね。
よくわかります。

＞【聖心創立者の目的】さんへ

[世の中のスタンダードに慣れて免疫が付くまでは苦労しましたが、その経験は逆に聖心のすばらしさを実感させてくれるものであり、聖心で学ばせて頂いたお陰で、私の人生は大きく変わったと思います。]



本当にそうですね。

＞【あの〜】さんへ

MMTさんはおそらく聖心の卒業生でしょう。
聖心で育った人間として、自分自身と聖心生自身を皮肉った発言です。
決して、上から目線でものを言っているわけではないと思いますよ。